犬がフィラリアにかかった!?初期症状、治療費、予防薬って?

犬 フィラリア 初期 症状
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愛犬家なら、フィラリアという言葉は誰しも聞いたことあることでしょう。

動物病院、ペットホテルなど、多くの場面で耳にするはずです。

特にペットホテルに預ける時は、フィラリアの予防接種を受けている証明書の提出を求められたことのある経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

ところでこのフィラリアって一体何なのでしょう?

病気であることはなんとなく想像つきますが、その初期の症状や治療について正確に理解している方は少ないかと思います。

かくいう私もほんの少し前まではそうでした。

実はフィラリアは重症化すると死の危険もある恐ろしい病気なのです。

この記事では犬のフィラリアについて、その原因、初期症状や予防薬、治療に関してまとめました。

この記事を読んで、愛犬の健康のためにもフィラリア予防の参考にしてください。

 

犬がフィラリアにかかった!?どうして!?

 

毎年の桜の花の咲く新年度のシーズンは犬にとっても重要な時期。

フィラリア予防のお知らせがやって来ます。

狂犬病の予防接種と同じで、フィラリアの予防接種も犬を飼っている人にとってある種ルーティーンワークと捉えている方が多いかと思います。

ここではフィラリアの特徴についてまとめてみました。

 

フィラリアの原因とは

フィラリアとは犬糸状虫(いぬしじょうちゅう)と呼ばれ、成長すると、長さが30センチにもなる糸のような寄生虫のことをいいます。

そのフィラリアが何らかの方法で犬の体内に入り込み、結果として起こる感染症を、犬フィラリア症と呼ぶのです。

ここで疑問が生まれます。

フィラリアは一体どうやって犬の体内に入り込むことができるのでしょう?

その答えは蚊です。

すでに犬フィラリア症にかかっている犬の血を吸った蚊が媒介となって、ほかの無症状の犬の血を吸った際に体内に入り込むのです。

刺された犬の体内では、フィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)はまず、皮下組織や筋肉・脂肪の中潜伏します。

そこから2~3か月かけて成長し、やがて血管の中へ侵入するようになるのです。

そして犬の血管内で成長しながら血液の流れに乗って心臓へ移動し、心臓やその先の肺動脈に居座って悪さをするようになります。

蚊は人間に対してはせいぜい刺された箇所がかゆくなる程度の影響ですが、犬にとっては命を脅かす存在なのです。

フィラリアって成長すると細長くなるんだね。寄生虫っていうからもっと小さいものを想像してたよ。そんなのが体の中にいるなんてぞっとするね。

 

フィラリアってどんな病気なの?

フィラリアは犬の血管内へ侵入し、心臓の右心室にある肺動脈に寄生します。

右心室には肺に血液を送るという重要な役割があるため、フィラリアがいると血液循環の妨げになります。

結果として血液循環の障害や呼吸器の障害を引き起こすのです。

そのような状態で適切な治療をせず放置しておくと、血尿が出たり、お腹が膨れたり(腹水がたまる)呼吸困難といった症状がみられるようになります。

さらには生命の危険すらある恐ろしい病気なのです。

蚊に刺されるのって、ただかゆくなるだけじゃないんだね・・・。

 

どんな犬がフィラリアにかかるの?

犬フィラリア症は蚊を媒介にして発症するということは先に触れた通りです。

そのため、室内犬よりは蚊に触れる機会の多い屋外飼育の犬の方が感染リスクは高くなります。

ただ、梅雨のジメジメした季節や夏場には家の中にも蚊は入ってきます。

室内犬だからといってノーリスクではありません。

 

フィラリアの初期症状とは

初期の段階ではあまり症状が見られないのがフィラリアのやっかいなところです。

梅雨から夏場の蚊のシーズンには、普段から愛犬の様子をじっくり観察し、少しでも普段と違う様子が見られたらフィラリアを疑うくらいがちょうどいいのかもしれないですね。

こんな症状が見られたらフィラリアを疑ったほうが良いかも、という視点で初期症状をまとめました。

治療を検討する上で参考にしてください。

ちょっとでも当てはまるものがあったらフィラリアを疑ってみてね!

 

咳が出始める

まず感染の初期の段階にその兆候が見られ、比較的気付きやすいのが咳です。

私はポメラニアンを飼っていますが、食後はよく咳をします。

大好物のごはんを食べられる喜びから、興奮して食べてしまっているからでしょう。

そんな食後以外の、咳とあまり結びつかないような時に頻繁に咳をしていたら注意が必要かもしれません。

 

散歩を嫌がるようになる

うちの犬は散歩が大好きで、散歩の準備のためリードを持つとわくわくしてクルクルその場で回りだします。

たぶん多くの犬が似たような反応を示すのではないでしょうか。

それだけ犬にとって散歩は楽しいことなのでしょう。

高齢でもないのに散歩を嫌がるようでしたら要注意です。

 

食欲がなくなる

人間も同じかもしれませんが、犬にとってごはんを食べているときは最も幸せな時間なのではないでしょうか。

うちの犬も例にもれず、ドッグフードを置いてある引き出しに手をかけるだけで急に元気になります。

そんな犬が食事に関心を示さなくなったら、危険なサインかもしれません。

 

フィラリアの治療費とは

フィラリアが犬の身体へ与える影響やその初期症状を考えると、飼い主としては自分の家族同然の愛犬には当然かかってほしくないと思うのは言うまでもありません。

愛犬の具合悪そうな様子を見るのは避けたいものです。

それでも運悪く発症が見つかってしまった場合の治療について紹介したいと思います。

犬フィラリア症は、犬の心臓や肺動脈に寄生した成虫が原因となって発症することは先に触れた通りです。

そのため病気の根本の原因となっている成虫を駆除することが治療の基本となります。

病気の進行具合、犬の年齢や動物病院の治療方針によって治療方法はまちまちですが、代表的な治療方法について触れたいと思います。

なお、動物の医療には人間のような整った保険制度がなく、「自由診療」つまり各動物病院が自由に料金設定できる体制となっています。

治療費に関しては、かかりつけの動物病院に確認することをオススメします。

 

外科手術による摘出

犬の身体を開き、病原体である成虫を直接取り出します。

外科手術は犬の身体にメスを入れ傷口を開くことになるので、当然身体への負担は相当なものです。

犬の年齢や手術に耐えられるだけの体力が備わっていることが大事な要素となります。

また、成虫は心臓等の臓器に寄生するので、生命維持に大切な役割を果たす臓器を傷つけないで成虫だけを取り出す必要があります。

すなわち高い技術を持ったドクターの存在が必要となり、病院そのものにも設備が整っていることなど、様々な条件が必要となります。

現実問題、手術ができるドクターのいる動物病院は少ないのではないでしょうか。

その治療費は、実際にかかってくるのは手術費用だけでなく、手術前後の入院費や、レントゲンなどの検査費用もかかってきます。

動物病院にもよりますが、治療費総額で15万円~20万円くらい覚悟したほうがいいかもしれません。

 

薬の服用による駆除

薬を服用することにより、体内の成虫を死滅させる方法です。

外科手術のように犬の身体へメスを入れるわけではないので、犬の身体への直接的な負担は少ないのが特徴です。

ただ、薬の効果で死滅した成虫が行き場を失い、血管内に居座って血管を詰まらせることもあります。

治療期間は一般的に外科手術と比較すると長期戦になることが多いです。

数か月、一年超をかかることもあるかもしれません。

費用負担の点では、薬の服用の場合は外科手術の技術料は発生しませんが、薬代、診察代はかかります。

治療が長引けば当然その負担も大きいものになります。

 

対処療法による症状軽減

病気の発症によって出てくる咳を抑えたり溜まった腹水を除去したりと、症状を軽減する処置をいいます。

あくまでフィラリアとはうまく付き合っていくという選択です。

高齢等の理由で外科手術に耐えられそうになかったり、薬の服用によるリスクが心配される場合に行われます。

根本的な治療ではないので、食事の栄養バランスを考えたり、激しい運動を避けたりと日常生活レベルでのケアが必要になってきます。

費用についても、薬の服用による治療同様に長期間にわたってかかってきます。

治療方法はいくつかあるけど、やっぱりフィラリアにかからないのが一番だね!

 

フィラリアの予防薬について

フィラリアには、治療によるリスクであったり費用負担であったり、飼い主として考えなきゃいけないことが多くなってツライですよね。

ただ、フィラリアは適切な予防・対策を講じておけば、発症のリスクをかなり下げることができます。

その一番効果的な手段は予防薬の服用です。

予防薬服用に注意すべきポイント3点をご紹介します。

 

事前検査をすること

予防薬を服用する前に、必ず検査をして犬の体内にフィラリアが寄生していないことを確認する必要があります。

もしフィラリアに感染している状態で予防薬を服用すると、ショック症状を起こし、死の危険性もあるからです。

たとえば、去年処方してもらった薬が余っているから、今年は検査しないで薬だけ飲ませておこうというのは絶対にNGです。

毎年必ず動物病院に相談することを徹底しましょう。

なお、事前検査は血液採取による検査が一般的です。

 

予防開始のタイミング

フィラリアは蚊が媒介となって発症するということには触れました。

蚊が飛び始める少なくとも一か月前には予防を始めたほうがよいでしょう。

また蚊がいなくなったからといって、自己判断で投薬を終えてしまうのもよくありません。

蚊がいなくなってから一か月くらいは余裕をみるべきです。

 

油断しないこと

「うちはマンションの高層階だから大丈夫」や「室内犬だから蚊には刺されないでしょ」といった油断は禁物です。

人が外出する限り、外から蚊を持ち帰る可能性はあります。

高層階でもエレベーターに一緒に乗ってくるなんてこともよくあることです。

油断せず、毎年の恒例行事と割り切りましょう。

予防薬といっても犬が食べやすいように作られているみたいだよ。しっかり予防してね!

 

犬がフィラリアにかかった!?初期症状、治療費、予防薬まとめ

この記事のまとめです。

  • 犬がフィラリアにかかる原因
  • フィラリアの初期症状
  • フィラリアの治療費、治療方法
  • フィラリア予防にあたっての注意点

この記事では犬がフィラリアにかかる原因、フィラリアの初期症状、治療費や治療方法、予防薬服用にあたっての注意点について触れました。

フィラリアの原因はズバリ蚊です。

その初期症状には、咳や外出を嫌がるといった状態が見られ、進行してしまうと命の危険もある病気です。

治療にも外科手術、薬の服用、対処療法などの方法がありますが、犬の身体に負担がかかるものも多く、進行具合によっては長期にわたって治療しなければなりません。

しかししっかり予防しておけば、フィラリア発症リスクはかなり低く抑えることができるのです。

毎年必ず蚊のシーズン前にはフィラリアの検査をし、ドクターの指示に従って予防薬をあげましょう。

予防薬も今は食べやすくなって、おやつみたいにあげられます。

私の飼っている犬はとても食い意地が張っているので、喜んで食べてくれます。

きっと薬だなんて夢にも思っていないのでしょうね。

愛犬の元気は飼い主にとっても嬉しいことですよね。

一日でも長く愛犬に元気でいてもらうためにフィラリア予防にしっかり取り組みましょう。

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