犬がアトピー性皮膚炎になった!?原因や症状、食事などの治療方法

犬 アトピー性皮膚炎
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いつものようにお気に入りのおもちゃで遊んでいる愛犬を眺めていると、なんだかやけにゴロゴロ寝転がったり、床や壁に体を押し付けているなんてことありませんか?

おなかを見せてリラックスしているのかな?

でも、なんだかちょっと様子がおかしい。

やたら同じところを舐めたり噛んでみたり、足で引っ掻いたり・・・

『え?もしかして痒がってる?』

その症状、もしかしたらアトピー性皮膚炎かもしれません。

皮膚炎にはたくさんの原因がありますが、今回は犬のアトピー性皮膚炎について詳しく説明します。

 

犬がアトピー性皮膚炎になる原因や症状

犬のアトピー性皮膚炎はその名の通り、アトピーが原因で皮膚が炎症を起こしてしまう病気です。

犬の皮膚はふさふさの毛に覆われていて、なんだかとっても丈夫そう!

でも実際には私たちが思っている以上にデリケートなんです。

『うちの子は痒そうになんてしてないし関係ない』なんて思っていても実は10匹に1匹はアトピー性皮膚炎だと言われています。

ということは・・・

今は症状があらわれていなくても、ストレスや環境の変化で症状が出てきてしまう可能性が高いということです。

 

アトピー性皮膚炎になる原因って?

犬の皮膚は人間の皮膚よりも繊細なのに、日々生活をする中で常に様々な菌やアレルゲンと隣り合わせ。

菌やアレルゲンだけでなく外気温との温度調整をしてくれたり、紫外線から守ってくれたり、乾燥しないようにうるおいも保ってくれたりと、まさに縁の下の力持ち。

ところが、何らかの影響でこの万能とも思えた皮膚のバリア機能が弱ってしまうと、今まで保たれていた平安が保てなくなってしまうのです。

もしも愛犬がアトピー性皮膚炎を発症してしまった場合、『原因』を一早く究明することが重要となります。

アトピー性皮膚炎の主な原因としては、生活環境の中に存在しているダニやノミ・ホコリ・花粉などが影響して皮膚のバリア機能がじょうずに機能しないことや、気温など環境的な要因が考えられます。

他にもストレスを溜め込んでしまったり、発情期に発症してしまう子、遺伝的な要因で生まれながらにして病気を発症しやすい犬種もいます。

 

アトピー性皮膚炎の症状

アトピー性皮膚炎は簡単に言ってしまうと『超かゆい皮膚炎』です。

痒みの他に細かい赤いぽちぽちができてかぶれたり、フケや独特のにおいが出ることも。

犬によってどこに症状が出るかは変わってくるので一概には言えませんが、指の間やおなか、尻尾の付け根など軟らかいところや部位の境目などに出やすいです。

成犬でも発症しますが、比較的若いうちに発症する傾向にあります。

アレルゲンなどによって皮膚に炎症が生じることで痒みとなり、人間だと痒いところを引っ掻きますが、犬の場合はカーペットや壁に体を擦り付けたり、噛んだり、引っ掻いたりします。

刺激を受けた部分はさらに強い炎症や痒みを引き起こして負のスパイラルに陥り、悪化すると色素沈着したり、掻き壊した部分の毛が抜けてしまうことも。

 

犬は痒いと思ったら一心不乱に掻きむしっちゃうんだ(-_-;)

描かないでって言い聞かせても理解できないから、痒みを少しでも感じさせないようにケアしてあげることがポイントだね!

 

動物病院でも皮膚トラブルの相談はとても多いのです。

人間でも痒くてしょうがない時ありますよね。

掻いたらダメ!って思っているのについつい掻いてしまい・・・あの痒みはたまりません。

愛犬が痒そうにしていたら一刻も早く痒みを沈めてあげたいですね。

 

犬がアトピー性皮膚炎になったら食事や治療方法は?

犬の皮膚炎の原因はたくさんあるので原因を究明するのは至難の業で、専門的な検査をして『はい、アトピー性皮膚炎です』と診断されるわけではありません。

飼い主さんとの問診から始まり他の病気の可能性を消していく、いわゆる消去法という手段がとられます。

実際に犬がアトピー性皮膚炎と診断されてからはどのような治療やフォローが行われるのでしょうか。

 

アトピー性皮膚炎の検査にドッグフード!?

アトピー性皮膚炎が疑われると食物アレルギーではないかチェックをして、必要であれば血液検査も併せて行われるのですが、この『食べ物のアレルギーがあるかどうか』を判断するのってとっても難しいんです。

これを調べる方法として、たんぱく質などアレルゲンとなる食品が入っていない【除去食】という特殊なドッグフードを処方されることがあり、除去食を食べることによってアレルギー症状が治まるかどうか試すことを『除去食試験』と言います。

除去食を一定期間食べさせて症状が改善されたら食物アレルギーである可能性が高く、逆に改善されなければ食物アレルギーではなさそうなので、『コレが食べれないから代わりにアレを!』なんて食べ物に悩むことはありません。

 

アトピー性皮膚炎って治るの?治療薬は?

アトピー性皮膚炎は、残念ながら完治することはほぼないと言われていますが、正しくケアすることで治ったり、症状が軽減することも!

つまり、病気の症状を極力抑えながら生涯じょうずに向き合っていかなければならない、ちょっと厄介な病気なのです。

3歳くらいまでの若いうちに発症することが多く、最初のうちはちょっと痒がる程度だった症状は改善と悪化を繰り返し、年を重ねるごとに慢性化してしまうことも珍しくありません。

極力症状が悪化しない様に原因となっているアレルゲンを特定し、それらを犬の生活から遠ざけてあげる必要があります。

痒みやかぶれなどの症状を和らげる為ステロイド剤などの錠剤や注射薬、クリームや軟膏が処方されることがよくあります。

 

ステロイドって人間の病気にも割とよく処方されるけど、強くて怖いイメージありますよね(-_-;)

 

確かに即効性があって痒みもしっかりと抑えてくれますが、長いこと内服することで副作用もあります。

医師のアドバイスの元適切に内服していれば安全ですが、【アボキル】という錠剤は痒みのシグナルだけを遮断し痒みを止めてくれ、ステロイドと同じような即効性や効果があるのに副作用も少なく、ある程度長く服用しても安全。

愛犬にも飼い主さんにも優しいお薬なんですよ。

 

サプリメントやシャンプーでアトピー性皮膚炎が治った!?

アトピー性皮膚炎は完治することがほぼないと言われていますが、薬やサプリを正しく服用し、スキンケアを正しく行うことで、治ったり症状が著しく軽減したりもします。

皮膚が一定の期間で新しく生まれ変わるのは人間も犬も一緒で、アトピー性皮膚炎の犬はターンオーバーと呼ばれるこのサイクルがじょうずに行えていない状態。

主にビタミンやセラミド、αリノレン酸、リノール酸などの栄養素が足りていないことが多く、アトピー性皮膚炎に特化したサプリではこれらを効率的に摂取することができるので積極的に取り入れて行きましょう。

併せて外側からのケアも重要です!

シャンプーをすることはアレルゲンとなる原因を皮膚から取り除いてくれる効果があり有効ですが、シャンプー自体が合っていないと油分を奪って余計にカサカサしたり、かぶれが酷くなってしまうことも・・・

アトピー性皮膚炎の犬は敏感肌なので、低刺激で保湿効果のある商材を選ぶことで症状が大きく変わってきます。

低刺激のシャンプーを選んでいるから安心というわけではなく、敏感な犬の肌にとって刺激と感じてしまう要素は他にもいっぱい。

例えば、お風呂のお湯やドライヤーの熱で体温が上がるとアトピーでなくても痒くなりますよね?

どうしたらより敏感肌を労わってあげれるか、飼い主さんも日々勉強が必要ですね!

 

シャンプーだけじゃない!お風呂の入れ方のポイント

  1. ぬるま湯をたっぷりかけて毛についた汚れなどを洗い流す。
  2. よく泡立てた敏感肌用のシャンプーで体を洗ってあげ、ドライヤーをかける時間が短くなるようにタオルでしっかりと水気を吸い取る。
  3. 体が温まっているうちにクリームや保温剤を塗ってあげる。
  4. ドライヤーをかける時間は短い方がいいですが、半乾きの状態は細菌が繁殖しやすくなる為NG! 肌から少し離して熱を感じさせないよう心がけましょう。

 

犬がアトピー性皮膚炎になったら まとめ

愛犬がちょっと体を描いていても、そんなに深刻に受け取らないことが多いですよね。

しかし、その痒みの原因がもしもアトピー性皮膚炎だったら、早いうちに適切な処置をすることで軽度で済むかもしれません。

忙しいと病院に連れて行く時間がなかなか取れないこともありますが、体が痒いのってたまらなく不愉快なんです。

ひどくなると顔やお腹が血だらけになってしまうことだってあります。

病気もケガも症状が軽いうちに対処してあげることで愛犬を苦しみを減らしてあげられます。

アトピー性皮膚炎かなと思ったら、まずは早い段階できちんと獣医師に診てもらいましょう。

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