犬が血尿になった!ポタポタ血が滴って、嘔吐した?!

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ペットシートを交換する際にふと見たら、オシッコが赤くなっている!

赤い尿を見ると、何か大変な疾病なのだろうかと心配になりますよね?

実際に犬に血尿が見られる際には元になる疾病があって、「血尿は疾病の兆し」と言われています。なので、できるだけ早く獣医さんに診てもらってくださいね。

その際に血尿の色や量、回数や時期のほか、嘔吐や下痢、食欲の有無を確認の上で伝えることは大事です。

そのように気づかなければならない疾病には命にかかわるものもあります。

オシッコの様子が変だと思ったら、急いでかかりつけの獣医さんに相談しましょう。

今回は犬の血尿について見ておくべき点や、嘔吐などをしている時の対応をご紹介します。

 

犬の血尿を早く見つけるために

見るからにポタポタと赤い尿を垂らしていればもちろんですが、室内飼いでペットシートを使っていると血尿を見つけやすいですよね。

しかし、室外でしかオシッコをしない子や、室外で飼っていると土や草の上にするのでわかりづらいものです。

また、ペットシートを使用していても青色だと気づかないこともあるでしょう。

そのような時は下記のような行動が見られるかどうか注意深く観察しておきましょう。

  • しょっちゅう陰部を気にする
  • 何度もトイレに行く
  • オシッコをするのに姿勢をとっても時間がかかりなかなか出てこない

このような状態の時には実はもう血尿が起きている恐れがあるのです。

確かめるには、室内飼いをしているのであれば白いペットシートを使うと良いでしょう。

ほかにはオシッコをし終えたら直ぐにティッシュを陰部にあてるとわかりますよ。

 

オシッコをよく見ておきましょう!色はどう?何か入っている?

ひとくちに血尿といっても血の量によって濃淡がさまざまです。

血尿が心配なら、白いペットシートを用意してその上でオシッコをさせ、そのシートを獣医さんに見せるか、携帯で写真を撮っておくと良いでしょう。

 

ところどころに赤い血が点々としている

血の量が少なければ尿の色はそのままで、転々と赤い血が混ざっているように見え、見落とすこともあります。

 

全体的に尿の色が赤い

血の量が増えると尿全体の色が赤く濃い色になります。

ピンク色やオレンジ色にもなりますが、赤色が濃い時には出血量が多いと思われます。

そのほか、血以外のものが混ざっていることもあり、いずれにしても尿の色が極端におかしいと思ったら急いで診察を受けた方が良いでしょう。

 

血の塊が見える

血の塊のようなものが見える時は、膀胱の中で出た血が固まって出されるケースがあり、膀胱炎が起きていると言われています。

また、避妊をしていないメスの発情中に、レバー状の塊が出ることがあります。

いずれにしても素人判断は危ないので、獣医さんに診てもらうようにしてくださいね。

 

犬に血尿を起こす主な疾病

血尿が現れたら何をおいても診察を受けることになりますが、どのような疾病があるかを知っておいた方が良いでしょう。

 

尿路結石症

尿路に結石が起こることはめずらしいことではないのです。

腎臓から尿管、膀胱、尿道までの間に石ができると、オシッコが出るたびに傷ができ出血が起こるのです。

オシッコを見た時に血尿がないとしても、キラキラ光っているような時には結石ができている恐れがありますので、レントゲンやエコーで診察してもらうと良いですね。

そのままにしておくと腎臓にもよくないことになりますので、早く取り除いてあげてください。

治療は薬で結石を溶かすなどして自然に排泄させるか、手術で取り除くことになります。

 

尿道炎・膀胱炎

どちらも細菌による感染症が多く、尿道が短めなメスに多い疾患です。

1回あたりのオシッコの量が減り、回数が増え、しようとする時に痛がることもあります。

感染が腎臓まで進むと腎盂腎炎になることもあり、抗菌剤で速く治療しなければなりません。

再発しやすいので、血尿が出なくなったからと放っておかずにしっかり治してあげましょう。

 

膀胱腫瘍

特徴は膀胱炎と似ていますが、エコー検査で診断されます。

悪性のものが多いため見つけたら直ぐに取り除くことが最良の治療方法ですが、様子を見て検査結果などもふまえて獣医さんと相談してください。

状況次第ではほかの治療方法を選択肢として考えるのもありだと思います。

 

犬が血尿を出して嘔吐をしていたら大変!

もしオシッコが赤いだけでなく、しかも嘔吐もあったら急性腎不全かもしれません。

吐くほかに、元気がなく食欲が低下し、下痢、血便などが見られることもあります。

どうしたのだろうと様子を見ていると、いきなり容体が急変して命を落としてしまう恐れがありますよ。

とにかく大至急、一刻も早く病院に連れていきましょう。

 

オス犬特有の血尿が出る疾患

特有の器官による疾病が誘因です。

 

前立腺炎

尿道から入った細菌が前立腺で炎症を起こします。

急性と慢性がありますが、慢性では長引くことがあります。

血尿とトイレに行く回数が増え、オシッコを出す際に痛がり、する体勢なのになかなか出ずに辛そうな顔をします。

このようになっていたら早く診察を受けて、感染症を治してあげてくださいね。

 

前立腺腫瘍

悪性の腫瘍で老犬がなりやすく、いろいろな点で前立腺炎と似ている点があります。

シェットランド・シープドッグやドーベルマンがなりやすいと言われていて、やはり早く検査を受けて、手遅れにならないようにしてあげましょう

 

ペニスに傷ができる

オスが調子にのって激しいマウンティングを繰り返したりしていると、ペニスが傷んでオシッコに血液が混ざってしまうことがあとされています。

マウンティングが激しいのであれば獣医さんやドッグトレーナさんなどと相談して、マウンティングを止められるようにしつけを頑張ってください。

 

メス犬特有の血尿が出る疾患

こちらも特有の疾病があります。

 

子宮蓄膿症

避妊していない老犬に多く見られる疾患で、子宮の中に入り込んだ細菌で炎症が起こります。

生理でもなく外陰部からポタポタを血が垂れている、あるいは血の塊が入ったオリモノが出ている様子に驚かされます。

緊急に手術をしなければならないケースもありますので、すぐに診察を受けさせてください。

 

生理

生理は発情期やヒートと呼ばれますが、これ自体は疾病とはいえません。

ただ、陰部が腫れるほか食欲不振や、落ち着かずウロウロ動き回るような行動をするので、悪い疾病と勘違いする飼い主さんもいるようです。

膣からの出と血尿とをはっきり区別できるように覚えておきましょう。

 

そのほかに犬の血尿の誘因となるもの

玉ネギなどに誘発される中毒や、ストレスで尿の色が替わることがあります。

 

中毒

玉ネギで中毒が起きることは知られていますが、その際には血尿に似た「血色素尿」が見られます。

中毒を惹起しているような動作が現れていたら急いで病院を受診してください。

血色素尿とは、赤血球の色素が腎臓からそのまま排泄されて尿の色が変わるもので、血尿とよく間違えられるのですが、血が混ざるのとは異なることを認識しておきましょう。

なお血色素尿は、原虫がマダニを介して感染症を起こすバベシア症でも出現します。

 

ストレス

犬のストレスが重いと抵抗力、免疫力が低下してしまいさまざまな疾患にかかり血尿が現れるのですが、それが出るほどのストレスは、一刻も早く取り除いてあげることが大切です。

また、いつも愛犬と過ごす時間をたくさん持って、しっかりコミュニケーションを取るようにして安心して暮らすことができるようにしてあげてくださいね。

 

血尿のほかに注意したい症状

合わせて気をつけましょう。

 

舌や歯茎が青白い

歯茎や舌に血の気がなく青白い色になっていたら、重い貧血である恐れがあります。

尿路の結石や炎症だけでなく、中毒や何らかの誘因によって貧血を起こしていることが予測できるので、獣医さんの診察を受けて調べてもらいましょう。

 

元気なくグッタリしている

血尿が出ていてグッタリしている場合には、とにかく急いで病院に連れていきましょう。

膀胱関連の疾患や、子宮蓄膿症ほかの疾病が誘因となっていて、急性腎炎を起こして命を落とす恐れもあるのです。

 

オシッコの量が少ない

量が極単に少ないようならば、結石などで尿道が詰まっていると思われます。

水分補給をしてもオシッコの量が増えず、出せないままでいると尿毒症になってしまうことがありますので急いで病院へ行きましょう。

 

熱中症を起こしている

真夏にグッタリして熱中症の疑いがあって、尿が赤いような時は、内臓へのダメージが心配です。

とりあえず涼しい場所に移動させて、飲めるようなら水を飲ませて身体の各所を冷やし、そのまま様子を見るのではなく急ぎ獣医さんの診察を受けさせてください。

 

犬が血尿になった!ポタポタ血が滴って、嘔吐した?!まとめ

愛犬がポタポタと血尿を出しているのを見つけたら、まず獣医さんに診察してもらうことが大切です。

また、犬に血尿を起こす疾患にはさまざまなものがあります

血尿だけでなく嘔吐などの症状があるかどうかについても、しっかり確認して伝えることを忘れないようにしてください。

犬の血尿は一度見ただけであっても、実はもっと前から続いていたのかもしれません。

嘔吐や下痢などの症状もなく元気だからと油断せずに、少しでも尿の色がおかしいと感じたらすぐに病院へ行くようにしましょう。

言葉で不調を訴えることができない愛犬を守るのは、飼い主さんによる毎日の観察とコミュニケーションです。

愛犬が何らかの病気にかかっているサインかもしれない血尿を絶対に見逃さないようにしてあげてくださいね。

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