インフルエンザは犬にうつる?人から犬にうつる病気って?

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ウイルスによってうつる疾患が数ある中で、すぐに頭に思い浮かべるのは冬の風物詩のインフルエンザですよね。

最近は新型コロナに負けているのか、ここ数年は流行したとの話を耳にすることがありませんが、かつては毎年違う型が流行して学校などで学級閉鎖などが発生していました。

このように流行り出すと人の間で次からつぎへとうつるインフルエンザですが人から犬などのペットにはうつらないのかと不思議に思う方は多いことでしょう。

ここでは犬ではどうなのか、わかっていることなどをお伝えしつつ、対処方法などをご紹介します。

コロナは犬にはうつらないんだって

 

インフルエンザは人から犬にうつる病気なの?

現在わかっている限りでは、人から犬にうつることはありません。

ウイルスが体の中に入った時、細胞にくっつくために必要な受容体が人と犬では違うことにあります。

しかし、ウイルスの特徴としては変異を起こしやすいことがあげられていて、そのことで異種動物にうつることがあり将来的に絶対にないとは言い切れません。

その中でアメリカと中国では人から犬にうつったとの例があるのですが、我が国においては抗体を持った犬が見られましたが、うつった事例としては認められておりません。

今のところは犬にはうつらないみたいだよ

 

犬インフルエンザがあるってホント?他の動物からうつるの?

十数年前のアメリカにおいて、犬の間でかなりの頭数での流行したことがありました。

そのほかに韓国、中国などでの例がありますが、それぞれウイルス型が違いますのでご紹介します。

 

H3N8型

2004年にアメリカで発見され、犬の競争会に出場していた犬たちの多くに高熱や咳などの症状がみられ、レース場近くの牧場にいた馬から同じ型のウイルスが発見されて

馬インフルエンザのウイルスが犬にうつったものと認定されました。

咳などによる飛沫や食器などの器具による感染のほか、人の手や衣服などからうつったとされますが、人に感染したとの報告はありません(元となった馬インフルエンザも人には感染しません)。

なお、中国でもこのウイルスによる犬同士の感染報告があります。

 

H3N2型

4年ほど前の韓国で、鳥インフルエンザが犬に感染した例が出ています。

韓国以外では中国やタイで報告があるほか、アメリカでは2015年に集団感染が起こり全米に感染が拡大したことがあって、アジアでうつって渡米した犬によって運び入れられたと考えられています。

 

H1N1pdm型

もともとは豚インフルエンザだったものが2009年に人にうつり、当時は「新型インフルエンザ」として流行したもので、かつて世界中で猛威をふるって多くの死者を出した「スペインかぜ」と同じとされています。

アメリカと中国では犬にうつったとされていますが、犬の間ではありませんでした。

日本ではこの抗体のある犬がいるといわれていますが、症状はなかったようです。

 

H5N1型

「高病原性鳥インフルエンザ」として養鶏場での流行でニワトリが大量死するなどで問題になっていますが、2004年のタイでこれにかかって死んだ鳥を生のまま口にした犬が死亡しています。

犬同士でうつったとの話は伝わっていませんが、犬のほかにも死んだ鳥によって死亡した事例があるとのことです。

今は大丈夫でも悪いウイルスに変わる事があるんだ

 

犬インフルエンザは風邪と同じようにうつる

ウイルスは犬のつばや鼻みずの中などにたくさん潜んでいます。

犬同士で一緒に遊ぶ時に触れ合うことでうつるのはもちろんですが、おもちゃ給水用のペットボトルや食器などを共有することでうつることもあります。

ケージやキャリーバッグなどを複数の犬で使い回すことでうつってしまうこともあるほか、人が犬をなでたあとの手や、抱っこしたあとの衣服からうつることもあるのです。

そして犬の咳やあるいはくしゃみで飛沫が飛んでうつるなど、人から人へうつる感染経路と同じです。

 

主な症状

症状は咳、くしゃみ、鼻水が出て、発熱からの倦怠感と食欲不振になるなど人と同じです。

潜伏期間は2~4日あるといわれ、ほとんどが軽症のまま3週間くらいで完治します。

とはいえ、重症になってしまうようなことがあると肺炎などを起こすことがあり死亡する場合があります。

軽いうちにかかりつけの獣医さんの診察を受けるようにしてくださいね。

犬も人と同じなんだな

 

犬がインフルエンザになった時はどうしたらよいの?

うつった例がないとはいえ、いつ国外からウイルスが入ってくるかは全く予想ができません。

かかってしまった時の対処方法は基本的に安静にさせて栄養と水分を補給するなど、人と同じではありますが、改めて確認しておきましょう。

まず大切なのは安静にさせることです。

排泄物などは直ぐに処理をして寝床を常に清潔にすることに気をつけながら、室内の温度と湿度を高めに保つようにしてください。

栄養をしっかり摂らなければ抵抗力がつきませんし、水分を補給しないと脱水症状を起こしてしまうのでそれらの補給は必要です。

しかし、その際に気を付けておきたいのは、素人判断で間違った与え方をしないようにすることです。

その意味でも、愛犬の具合がおかしいと思ったら直ぐに、かかりつけの獣医さんの診察を受けて補給する方法を教えてもらっておくと安心ですね。

そうしたにもかかわらず、高熱が引かず呼吸が荒くなっていくようであれば、もう一度動物病院に連れていき診察してもらいましょう。

また、ひどい症状にならなかったとしても咳や鼻水などが長引くようであれば、やはり診察してもらうことをおすすめします。

似たような症状のほかの病気にかかっているかもしれませんので、念のため診察受けておけば安心できます。

なお、多頭を飼育している場合にはそれぞれを別の部屋に隔離して、おもちゃや食器などを常に塩素系の消毒液で消毒するようにしてくださいね。

まずは獣医さんに診てもらってね

 

犬インフルエンザのワクチンはあるの?予防できるの?

日本国内ではまだ流行がないこともあって有効なワクチンなどがありません。

なので、これといった事前に予防する方法がないのが現状です。

飼い主さんが気を付けるとするならば、キャリアの動物に触れることです。

外国の犬と接する機会はあまりないからと油断をしていてはいけません。

野鳥が鳥インフルエンザを運んでくるかもしれませんので、野鳥が集まっているところや、フンがあるようなところには愛犬を行かせないようにした方が良いでしょう。

そのような場所で遊ばせていたとして心配でしたら、しばらくの間は毎日体温を測ってあげるなどして観察を続けるようにしてくださいね。

渡り鳥には気をつけよう!

 

犬インフルエンザに似た病気とは?風邪のサインになる病気も

同じような症状が出るまぎらわしい病気があります。

 

犬パラインフルエンザ

呼び名が似ていますが、違うウイルスによって引き起こされます。

症状が良く似ていて、発熱、空咳、鼻水、くしゃみ、倦怠感、食欲不振などがあります。

 

ケンネルコフ(犬伝染性気管支炎)

ケンネルとは「犬小屋」「犬舎」という意味で、せまいところに一緒に住んでいる犬の間でうつりやすく、ウイルスや細菌が関与することがあり、インフルエンザのような症状が見られます。

上記のイヌパラインフルエンザから起こる場合もあります。

いずれも素人には判別ができませんので、獣医さんに診てもらいましょう。

対処方法が安静と栄養・水分補給であることは同じです。

なお、これらについてはワクチンが開発されていて、他の伝染病ワクチンと一緒に混合ワクチンとして打ってもらえますので予防をすることができます。

予防接種は必ず受けておきましょう!

 

ほかに人から犬にうつる病気があるの?

人から犬にうつるかもしれない病気のうち主なものをご紹介します。

どれも飼い主さんがかかった場合には注意が必要です。

 

白癬

いわゆる「みずむし」「たむし」です。

飼い主さんのブラシや靴下などの衣類からうつることがあります。

 

流行性耳下腺炎

いわゆる「おたふくかぜ」です。

犬へうつったとの事例があまりないので、さほど心配することはありませんが、飼い主さんや家族がかかった時は念のため接触しないようにしましょう。

 

サルモネラ菌

食中毒の原因として有名な菌ですね。

ご存知のとおり腹痛からの嘔吐、下痢の消化器症状と、頭痛、発熱が起こります。

ただ、犬は人より抵抗性が高いとされています。

 

結核

日本ではかつて「国民病」と呼ばれたころに比べると下火になった伝染病ですが、近年患者が増えつつあるとされています。

犬にうつるリスクは低いのですが事例があります。

このほかにもあるんだって

 

インフルエンザは犬にうつる?人から犬にうつる病気って?まとめ

現在はまだ犬インフルエンザは次から次にうつるような深刻な病気ではありません

しかし新型コロナウイルスを見てもわかるように、この先どのように変異していくのかわからないのがウイルスです。

ほかの動物から、あるいは人から犬にうつる可能性はゼロではありません。

日ごろから人と同じように感染予防をこころがけて、愛犬にインフルエンザがうつることがあってもあわてないようにしましょう。

どのような感染症になったとしても、いつでも落ち着いて対応できるようにしておきたいですね。

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