犬の乳首が腫れてる?!乳腺炎か、乳腺腫瘍かも。

犬の乳首が腫れてる?!乳腺炎か、乳腺腫瘍かも。
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わんちゃんと遊んでいる時やスキンシップをしている時に乳首が腫れていれば、とても驚きますよね。

痛がる様子もないし、本人もあまり気にしてなさそうだけど、これって一体何だろう…。 

逆に、乳首を触ろうとすると怒ったり嫌がる…。

いつも名前を呼んだら駆け寄って来るのに、ハウスからでてこない…。

等と、症状は様々ですが、ここでは犬の乳首が腫れている場合の原因を説明していきましょう!!

 

犬の乳首が腫れているってどういうこと?!

ワンちゃんの乳首が腫れている場合に考えられる原因は、乳腺炎乳腺炎腫瘍があります。

乳腺炎とは乳汁を産生する乳腺と呼ばれる腺組織に炎症が生じる病気で、主に仔犬に授乳する時に多く見られます。

授乳仔犬する時に仔犬の歯や爪で乳首が傷ついてしまい、その傷口から細菌感染してしまうと乳腺炎になりやすいと言われています。

その他ヒート時(生理期間中)や、偽妊娠でも発症します。

また、乳腺炎は犬種も年齢も関係なく罹ってしまいますが、そのほとんどが授乳期にあたる母犬になります。

 

犬の偽妊娠ってどんな症状?

偽妊娠とは、女の子のワンちゃんのホルモンの変化により、妊娠していないのに乳房の腫れや乳汁が出る、等の症状が見られます。

また、乳首から出た乳汁が固まり、かさぶたのようになることもあります。

避妊手術を受けていないワンちゃんは、卵巣から分泌される女性ホルモンにより、偽妊娠を引き起こす事があります。

おもちゃや・ぬいぐるみをハウスに持ち込み、人がぬいぐるみを取ろうとすると怒るといった行動は犬の偽妊娠でよく現れる症状の一つです。

 

こんな症状、こんな仕草なら要注意

  • 乳首が赤く腫れている(しこり)
  • 乳頭から黄色い分泌液が出ている
  • 乳首が熱を持っていて痛がる
  • 乳首を頻繁に舐めている
  • 乳首を触ると嫌がる
  • 食欲減退
  • 下痢っぽく元気がない
  • 普段よりも神経質になっている
  • 乳首にかさぶたの様なものがある

上記のような症状や行動が見られたら乳腺炎になっている可能性が高い為、早めにかかりつけの動物病院で診てもらいましょう!

乳腺炎の診断が下った後の治療法としては患部を冷やす・痛み止めや炎症を抑える注射・抗生物質の投与等があげられます。

乳腺炎になってしまった時の注意点

母犬から出る母乳の中に細菌が混入している可能性が高いので、乳腺炎になった母犬は完治するまで授乳を控えましょう。

 

避妊手術をしていないワンちゃんに多い乳腺腫瘍とは?

ワンちゃんのお乳は左右57対あり、そこにしこりが見られたら乳腺腫瘍の可能性があります。

避妊手術をしていない雌犬の発症率は非常に高く、良性50%悪性50%と悪性の割合も高い病気です。

はっきりとした原因は不明であり、その発症にはエストロゲン等の雌のホルモンとの関係が示唆されています。

そして女の子のワンちゃんにできる腫瘍のうち、約50%が乳腺腫瘍といわれています。

これはかなりの高発症ですね…。

乳腺腫瘍と聞けば雌犬のみに発生すると思われがちですが、雄犬にも発症します。

ホルモンの関係から、初回発情前に避妊手術を行う事で約99%、ヒート1回後の手術で約92%、ヒート2回後の手術で約74%、ヒート5回以降の手術ではほぼ効果はないと言われています。

繁殖を希望しないのであれば早期に避妊手術を検討した方が良いですね。

避妊手術の費用は?確定診断はいつ?

 

避妊手術にかかる時間は20分〜40分程で、卵巣・子宮を摘出手術します。

費用は小型犬で約46万円、大型犬で約68万円位になります。

動物病院では、乳腺腫瘍なのか他のものなのかを判断する為に、しこりに針を刺し細胞検査をします。

乳腺腫瘍だった場合、手術をしなければ良性か悪性の判断はできません。

血液検査の結果や年齢等を考えて手術が可能になった場合、腫瘍摘出手術を行います。

最終的に取った腫瘍を病理検査に出してようやく良性か悪性の確定判断が行われます。

 

手術をしないとどうなるの?

悪性腫瘍だった場合は、転移などを避けたい為なるべく早く手術をお勧めするのはもちろんですが、良性だった場合でもそのままほっておくと後に悪性がんに変わってしまう事も知られています。

また、はじめは1箇所しかなかった腫瘍でも数か月、数年経ってみるみる数が増えてしまうこともあります。

高齢犬では、血液検査の結果などにより麻酔がかけられないと獣医師が判断する場合もあるので、その点からみて、良性であっても手術が可能な状態であれば摘出手術をお勧めします。

手術をしない、できない場合

先ほどお伝えした通り、高齢犬や基礎疾患により麻酔をかけるリスクが高かったり、あちこちに転移していて手術をしても長い生存が望めない場合等が挙げられますが、手術をするか・しないかの最終判断は獣医師と飼い主による話し合いにより決められます。

手術に伴うリスクの話や、何か不安に思う事など心配な事があれば、事前に獣医師に確認や相談をしておきましょう!

なんらかの理由で手術をしない事を選択し、ワンちゃんの痛みが強かったり苦しそうにしている場合は獣医師と相談をし、緩和ケアを進めていくと良いかと思います。

乳腺腫瘍になった時の手術費用は?

乳腺腫瘍の摘出手術の費用は約15万円〜20万円位で、避妊手術と乳腺腫瘍の摘出手術の同時に行った場合の費用だと約20〜25万円位になります。(大きさや、動物病院により変動)

入院費や、術後の点滴、注射、投薬などの費用がプラスされます。

退院までは経過を見るために、術後から約3日から1週間程度入院します。

乳腺腫瘍のほとんとが良性といわれていますが、しこりが急速に大きくなったり、赤く腫れていたりすると悪性の可能性も高く、早期に対処すれば転移の可能性も低くなります。

悪性であった場合でも、早期に発見し手術をすれば根治できる可能性は高いので、しこりを見つけたら早めに動物病院で診てもらうのが最善ですね!

 

乳首の色が黒い

しこりや腫れはないけれど、乳首本体やその周辺が、ほくろの様に黒く変色している。

何か茶色でカサカサしていているけど、これって初期の癌?!

という心配の声もよく耳にしますが、これはただの皮脂汚れの可能性が高いです。

ワンちゃんの皮脂汚れは、付きはじめこそシャンプーをするとき等に、お湯でふやかすと簡単に取れますが、固まってしまうとカサブタ状になり、ふやかしてもなかなか取れなくなってしまったり、汚れていることで、ワンちゃんが痒がり爪でひっかき傷つけてしまう事もあります。

そうならない為に、定期的なシャンプーを行い清潔に保つ事を心掛けましょう!

ただ、皮膚そのものからボコボコしていたり、常に掻きむしっていたり、常にカサブタができていたりしている時は、皮膚病やアレルギー等、また違った病気も考えられるので注意しましょう。

色素沈着による黒ずみ

色素沈着(シミ)は、人と同じようにワンちゃんにもできます。

日光による紫外線を浴びると体の中からメラニンが生産され、シミになります。

そして人と同様に年齢が上がるにつれてシミも増えていき、メラニンによる色素沈着は、お腹・背・マズル・脚等、様々な部位に現れます。

皮膚トラブルによる色素沈着

ワンちゃんの皮膚のトラブルでもよく見られるアトピー性皮膚炎。

症状は強い痒みで、若いうちに発症する事が多いです。

痒みが強いので、ワンちゃんが爪で掻いたり、舐めたり噛んだりする事で色素沈着や脱毛といった症状が現れます。

症状が出る部位は様々ですが、お腹まわり、顔、内もも(足の付け根)、しっぽ、足先などによく現れます。

 

まとめ

本日紹介した乳腺炎や乳腺腫瘍では、早期の避妊手術で発症を下げられる病気になります。

その他にも避妊手術をしていないワンちゃんがかかりやすい、子宮蓄膿症などの心配がなくなるので、女の子のワンちゃんを飼っていて、飼い主様が繁殖を希望をされないのであれば早期の避妊手術をお勧めします。

人と違って喋る事出来ないワンちゃんだからこそ身体の異変には、いち早く気づいてあげたいですよね。

ワンちゃんの定期健診やトリミングサロンで病気にづいてもらえる事も多いですが、なによりも一番ワンちゃんとの距離が近いのは紛れもなく飼い主様です!!

日頃から飼い主様とワンちゃんのスキンシップやを大切にして、おうちでワンちゃんのお手入れをする際に身体をよくチェックしてあげましょう!

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