犬の尻尾が下がる !?ひょっとして股の間の病気かも!

犬 しっぽ 下がる
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犬が尻尾を振っている時は喜んでいるとよくいわれますよね。

ほとんどの方が嬉しいから振ると考えられていることと思います。

ですが、実はこの見方は正しくないそうなのです。

犬が尻尾を振るのは喜びからではなく、ただ単に興奮しているからだそうなのです。

なので、喜んでいると思ってなでようとすると恐怖で興奮しているかもしれないので、ガブリと咬まれることがあるようですから気を付けましょう。

それと同じように、ふだん元気に振られているはずの愛犬の尻尾が下がる時は「怖がっている」だけではないとされています。

愛犬の尻尾が下がるのはどのような時でどのような理由があるのかをご紹介していきます。

しっぽフリフリは嬉しい時だけじゃないんだ

 

犬のしっぽと種類

感情表現だけでなく、運動の際のバランス取りや寒い時の体温調節にマフラーのように使われることもあります。

私達人間はもはや尾骶骨として退化してしまいましたが、犬には動かくことができる器官として残されていて、尾骨という6~23個の小さな骨と筋肉からできていて、中には神経が通っています。

犬の種類によってさまざまな形があって、それぞれ名称が付いています。

  • カールドテール:背中の上で丸まっていて、秋田犬やパグに見られます。
  • ボブテール:長さが短く、ウェルシュ・コーギーなどが代表的です。
  • スクリューテール:らせん状になっていて短く、ブルドッグやボストンテリアによく見られます。
  • ブルームテール:羽飾りのような毛が付いて垂れ下がり気味で、イングリッシュセッターなどが持っています。
  • オッターテール:カワウソ(オッター)のように根本は太いが先が細く、ラブラドール・レトリーバーなどに見ることができます。
  • セイバーテール:サーベルのような形で上や下にカーブしていて、ビーグルやバセットはウンドなどに見られます。
いろんなしっぽがあるんだね

 

犬の尻尾が下がったまま振られている、あるいは震えているのはなぜ?

下がっている時は大きく分けて次の3つの状態が考えられます。

 

気持ちがリラックスしている

ダランと下がっていたたままであっても、お腹の方に丸まっていないなら犬はリラックスしていて落ち着いている状態であるとされています。

人と同じでリラックスしている時は全身の力が抜けていて自然体になっているように感じられるのであれば、耳なども自然な状態になっていることでしょう。

こんな時は何も気にする必要が無いので、いつも通りにゆったり接しながら過ごしてください。

 

何か不安がある、周りに恐怖感じている

犬がこんな気持ちの時はほかの耳などは緊張していますが尾はダランと下がっています。

ひどく恐怖を感じている時などは、お腹にくっついてしまうほど巻き込むこともあります。

状況としては飼い主さんからひどく叱られた時や、初めて外に散歩に出て知らない景色を見た時、飼い主さん以外の人や見たことがない動物と接した時、あるいはドッグランなどに遊びに行き、たくさんのほかの犬たちと接した時などにそのようになることが考えられます。

または動物病院などに行くと注射など、「ひどいことをされた」との記憶がよみがえりお腹の方まで巻き込んでしまう愛犬が多いようです。

その際には耳なども後ろに倒れることが多いので、よく観察して対応してあげましょう。

対処方法は犬を安心させてあげることにつきます。

飼い主さんは愛犬が何を怖がっているかを察知してその原因を取り除き、一緒にいるから大丈夫だよと言い聞かせながらオモチャなどで遊んであげて緊張を解いてあげると良いでしょう。

 

身体の具合が悪い

犬は体調が悪いと気持ちが落ち込んで尾が下がったままになることがあります。

元気がなく食欲もない時には病気を疑ってほかにも異変がないかどうかよく観察してあげましょう。

ただ下げているだけでなく、触った時に痛がったりするようであれば、それに関係した病気が考えられます。

ワンちゃんからのサインをしっかり読み取らなきゃ

 

犬の尻尾をさわると痛がる。脱臼や骨折?それとも股の間の病気?

見るたびに下がっていたので触ってみたら「キャン!」と鳴いて痛がった。

あるいは身体も一緒に丸まって寝ていて、時々震えるような動きを見せる時には、何か病気やケガが発症しているのかもしれません。

 

しっぽが脱臼しているか骨折している

尾骨は少しの衝撃でずれて脱臼することがあるほか、飼い主さんが軽く踏んだくらいの衝撃でもでも折れることがあります。

そのため中の神経に触ったりすることでとても痛がることがあります。

いつも触ると痛がるようならば脱臼か骨折の疑いがありますので、動物病院に連れていきましょう。

 

肛門嚢炎

犬の飼い主さんなら肛門にある肛門腺をしぼってあげることが必要なことはご存知ですよね。

肛門の両脇にある肛門腺からの分泌物を散歩の後などにしぼるのを忘れたりしていると、どんどん溜まって炎症を起こしてしまうことがあります。

ここに炎症が起こるとお尻を地面にこすり付けるように歩いたていたり、尾が下がったままになりますが、犬自身ではしぼれないので飼い主さんがまめにしぼってあげるようにしてくださいね。

 

椎間板ヘルニア

犬が尾を下げ続けている時は椎間板ヘルニアにかかっている場合があります。

加齢のために背骨が弱くなることが原因ですが、犬種によっては遺伝もあるようで、ダックスフンドやコーギーなどに多いとされています。

背骨と背骨の間にある椎間板が変形したりして神経を圧迫することで痛くて上げることができなくなります。

放置しておくと馬尾症候群を発症することがあるとされています。

 

馬尾症候群

犬の脊椎から尻尾にかけての骨が並んだ部分を「馬尾」と呼びますが、この部分の神経は後ろ足や膀胱に繋がっているための異常を起こすと歩行や排泄に支障をきたします。

尻尾が上がらなくなり飼い主さんが触ると痛がるほか、排泄が上手にできなくなってしまうなどの症状が見られ、歩く際の後ろ足がおかしな動き方をすることもあります。

先天性のものと後天性のものがあり、先天性3歳から8歳の間で発症することが多いとされ、

ボーダーコリーやボクサーなどの犬種がかかりやすいとされています。

しっぽは折れやすいんだって

 

犬がしっぽをケガした時や病気の治療方法は?

 

骨折してしまった

曲がってしまっている、歩行時のバランスが悪い、そして痛がって触らせない時は骨折の疑いがありますので病院に行きましょう。

ただ、その前に添え木をあてて布や包帯で固定するなどの応急処置を施しておくと良いでしょう。

布や包帯で縛る時はきつく締め過ぎないように注意してくださいね。

 

肛門嚢炎

炎症を起こして腫れている場合には、獣医さんから抗生物質などを投与してもらいます。

それらを口から飲ませるよりは、局所療法として腫れている肛門嚢内に直接抗生物質や抗炎症剤を注入する方法の方が効果を期待できるようです。

ただし、これが利かない場合には手術で肛門嚢を取ってしまう切除術が必要となります。

 

椎間板ヘルニア

軽いものであればステロイドなどで炎症を抑えて自然治癒を待ちますが、回復に時間がかかる場合には外科的手術で根本治療を行うことになります。

手術後にはリハビリが大切になりますので、飼い主さんも一緒に頑張りましょう。

また最近では、鍼治療を施してくれる病院もあるようです。

 

馬尾症候群

先天性の場合は自然に放っておいても治ることがありませんので、外科的に手術をすることになります。

手術には脊髄や神経を圧迫している原因を取り除く方法など、その時の脊椎の様子によってさまざまな方法があります。

また、後天性のものは骨折、脱臼、椎間板ヘルニアなどが原因で発症するもので、この場合は安静にして抗炎症薬などを飲ませるなどで自然に治るのを待ちます。

その間にもし排尿や排泄が上手くできないようであれば、排尿はカテーテルなどで尿を出すようにして、排泄は浣腸で刺激するなどのほか下剤などを用いて促すようにします。

なお、自然治癒では治らない場合は、後天性のものも外科的手術をすることになります。

手術することもあるんだよ

 

犬は高年齢になるとしっぽが下がるの?

歳を取ると人間と同じように筋力が低下したり腰が曲がったりするようです。

犬の腰が曲がるとお尻の位置が低くなって下がって見えることになります。

立った姿を横から見ると「へ」の字のように見えるのですが、これを防ぐには日ごろから後ろ足を鍛えておくと良いようです。

老犬になると散歩をいやがるようになりますが、たまに長い距離を歩かせるようにするほか、歩行を補助するハーネスなどを使ってトレーニングをしてあげるのも良いですね。

犬も腰が弱くなるんだよ

 

犬のしっぽが下がる !?ひょっとして股の間の病気かも!まとめ

愛犬の感情を察知するのに役に立つとされるしっぽが勢いよく振られていても喜んでいるとは限らないことと、下がる時には何らかの異変があることがわかりました。

しっぽは愛犬の感情だけでなく体調を表すバロメーターとして大切ではありますが、その気持ちを探るには全身の様子もしっかり観察することが大切であることもわかりました。

毎日元気に振られていた尻尾が急に下がるとケガや病気のサインかもしれません。

飼い主さんはいつも愛犬を観察するようにして、そのサインが何を意味しているのかを察知できるようにしておきましょう。

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