犬が感染症になった!?症状や原因。死亡する可能性は?

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人間と同様、犬にも感染症がありワクチンによって予防できます。

ですが、日本のワクチン接種率は世界に比べるととても低く、現在人間を苦しめているコロナワクチンのようにいつ感染爆発してもおかしくありません。

感染症全てがワクチンで抑えられるわけではないけど、ワクチン接種をすることで感染率をグッと抑えられることができるし、愛犬が苦しむことも減ってくることが証明されているよ。
犬のワクチンって知らない種類も沢山あると思うわ。愛犬が苦しまずに済むなら受けるようにしなくちゃいけないわね。今回は、そんな感染症について詳しく解説してくれているから一緒に勉強しましょう。

 

犬の感染症の種類はどれくらいあるの?

 

犬を飼っていると「混合ワクチン」という言葉を耳にすることは多いかと思いますが、一番多くて8種の感染症を予防することができます。

8種の感染症は、主に日本で多いと言われているものばかりですが、それ以外の種類を挙げるととてつもない数になると言われています。

感染症の種類はとても多くて、数で表すことは難しいけど、逆を言えば、日本で比較的多い感染症のワクチンを打っておけば感染爆発することは少ないということだね。

 

咳や熱が主症状の感染症【ケンネルコフ】

 

犬が罹りやすい代表的な感染症と言えばケンネルコフです。

別名「伝染性気管支炎」とも呼ばれています。

 

感染経路

ケンネルコフに感染している犬の鼻水やくしゃみ・咳を直接浴びることによる飛沫感染

 

潜伏期間

3日~7日

 

原因

  • 犬パラインフルエンザウイルス
  • イヌアデノウイルスⅡ型
  • ボルデテラ菌
  •  

症状

  • 頻繁出る咳
  • 膿のような鼻汁や目やに
  • 高熱
  • 呼吸困難
  • 食欲低下
  • 肺炎
  •  

治療法

原因が細菌の場合、抗生剤が有効なのですが、ウイルスの場合は、効く薬がないため、対処療法になるでしょう。

対処療法としては

  • ネブライザー
  • 抗炎症薬
  • 気管支拡張薬
  • 咳止め
特に気をつけなければいけない子は生後6週間~6か月だよ。この年齢はまだ免疫力が少ないから簡単に重症化してしまうんだ。
子犬を家に迎え入れると新しい環境に馴染めなくてストレスを溜めてしまうことが多いから、結果、免疫力が下がりでケンネルコフになることが多いと言われているね。

 

人にうつす可能性があり、死亡率が高い感染症【狂犬病】

 

誰もが一度は聞いたことがある狂犬病は、一度発症するとほぼ100%死亡する怖い感染症です。

人間にも感染すると言われており、日本では飼い主の義務として年に1回予防接種を受けさせなければいけません。

 

感染経路

感染動物に咬まれることによって感染

 

潜伏期間

犬:約1~2か月 人間:約1~3か月

 

原因

狂犬病ウイルス(ラブドウイルス)

 

症状

  • 食欲不振
  • 狂乱状態
  • 異常に吠える
  • 徘徊
  • 攻撃的
  • よだれを垂れ流す
  • 筋肉の麻痺
  • 昏睡
  • 衰弱
  •  

治療法

結論から言いますと、狂犬病の治療法はありません。

ですので感染した時点で迷わず安楽死を勧められるでしょう。

日本では現在のところ発症例はないと言われているけど、海外では今でも感染する病気と言われているよ。いつ発症し始めるかわからないから年に1回のワクチンは必ず受けようね。

 

主に皮膚に症状が出る感染症①【膿皮症】

 

皮膚に細菌が感染することで発症します。

一度発症すると、再発しやすいため長期的な治療が必要なこともあるでしょう。

 

原因

皮膚の常在菌であるブドウ球菌

体を舐めることで全身に広がり、表皮に感染

 

症状

  • 痒み
  • 脱毛
  • 皮膚の赤身
  • 発疹
  • 水泡
  • フケ
  • 円形脱毛

 

治療法

症状が軽度の場合は、薬用シャンプーや抗菌作用のある外用薬を使用し、重症の場合は、シャンプー・外用薬と併用し、内服治療を行います。

早期に治療を始めると3か月程度で治まってきますが、治療が遅れると治るまでに半年以上かかることもあるよ。
とにかく皮膚を清潔に保っておくことが大事だからシャンプーの頻度を増やすだけでも効果絶大。夏場は1週間に2回程度のシャンプーを勧められることが多いかな。

 

主に皮膚に症状が出る感染症②【皮膚糸状菌症】

 

糸状菌というカビが感染し、皮膚に症状を起こします。

中には、人へ寄生するものもあるので注意が必要です。

 

感染経路

糸状菌に感染している犬との接触やほこり・汚染した用具や器具

 

原因

ミクロスポラム・カニス

 

症状

  • 皮膚の赤身
  • フケ
  • かさぶた
  • 水泡
  • 円形脱毛
  • 発疹

発症しやすい部位は、頭・顔・前足・首・背中・尻尾・後ろ足・お腹です。

 

治療法

内服と外用薬、抗真菌薬の入ったシャンプーで治療を行います。

細菌感染を併用している際は、抗生剤を使用することもあるでしょう。

膿皮症と同じで皮膚の清潔を保つことで予防することができるよ。頻度や使うシャンプーなどはかかりつけの先生に聞いてみてね。

 

血便・下痢が見られる感染症①【パルボウイルス感染症】

 

パルボウイルスに感染することにより、血便や下痢を引き起こします。

感染力や消毒に対する抵抗性がとても高いので、長期間生き残ると言われているため、完治するまでに時間がかかります。

 

感染経路

糞便として排泄され、そのウイルスを直接・間接的に口から鼻に取り込むことで感染

 

潜伏期間

7日~14日

 

原因

パルボウイルス

 

症状

  • 元気・食欲消失
  • 発熱
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 血便
  • 脱水
  • 体重減少

重症化すると肺血症になり死亡に至ることもあります。

 

治療法

確立された治療法はなく、基本的に以下のような対処療法がメインとなるでしょう。

  • 体の状態を整える
  • 症状を緩和する
  • 二次感染の予防

また、体力の消耗や衰弱を抑えるために、免疫がウイルスを排泄できる状態になるような補助も行います。

特に子犬は致死率が高く、妊娠中の母犬は流産する可能性が高いから注意が必要だよ。

 

血便・下痢が見られる感染症②【伝染性肝炎】

 

肝臓に影響を与える高感染性ウイルスによって引き起こされる非常に深刻な病気です。

長ければ数カ月生き残ることもできる非常に強いウイルスなので、多頭飼いをしているご家庭は注意しなければいけません。

 

感染経路

感染犬の唾液・くしゃみ・糞便・尿を舐めることにより感染

 

潜伏期間

4日~7日

 

原因

アデノウイルスⅠ型

 

症状

  • 発熱
  • 無気力
  • 下痢
  • 血便
  • 嘔吐
  • 肝臓肥大
  • 腹痛

重症化すると、皮膚のあざ・赤い発疹・リンパ節の腫れや肥大も見られます。

回復期には「ブルーアイ」と言われる目の角膜が灰色や灰青色になる現象が起こることもあるでしょう。

 

治療法

ウイルスに対する治療薬はないため、対処療法がメインになります。

脱水や血糖値などを防止するための点滴や、出血している場合は止血剤などを使うことになるでしょう。

予防するためにはワクチン接種をおすすめするよ。特に子犬の場合は、重症化しやすいから気をつけてあげてね。

 

血便・下痢が見られる感染症③【ジステンパーウイルス感染症】

 

ジステンパーウイルス感染症は、感染力が非常に強く死亡率が高い疾患です。

かつては日本でも猛威を振るっていたのですが、現在は予防接種の活躍で少なくなりました。

 

感染経路

接触・飛沫

 

潜伏期間

4日~7日前後

 

原因

犬ジステンパーウイルス

 

症状

  • 発熱
  • 鼻汁
  • くしゃみ
  • 結膜炎
  • 嘔吐
  • 血便
  • 下痢
  • 食欲不振
  • 痩せる
  • 痙攣
  • 震え
  • 後ろ足の麻痺
  •  

治療法

根本的な治療薬はないので、症状に合わせての対処療法がメインになります。

適切なワクチン接種が最大の防御となるよ。致死率が高く非常に怖い病気だから定期的な予防接種は欠かさないようにしようね。

 

感染症を判断する検査方法

 

何の感染症なのかを判断する検査方法としては、出ている症状に応じて血液検査・糞便検査・尿検査などが多いでしょう。

また、抗原抗体検査やPCR検査を行う場合もあります。

中には判断するまでに時間がかかることもあるけど、必ず先生が突き止めてくれるから安心して任せておこう。

 

ワクチンをしっかりすれば感染症を予防できる!

 

これまでご紹介してきた感染症はワクチンをしっかり摂取しておけば予防ができるものばかりです。

 

狂犬病ワクチン

狂犬病の予防接種は厚生労働省が定める狂犬病予防法により、生後3か月以上の全ての犬に対し、年1回決まった時期の接種が義務となっています。

接種方法には集団と個別がありますが、料金はどちらも同じです。

なお、狂犬病ワクチンの接種を怠った場合、20万円以下の罰金を課されることもあるため、注意しましょう。

 

コアワクチン

現在、接種が強く推奨されているワクチンで、対象となる疾患は

  • ジステンパーウイルス
  • パルボウイルス
  • 伝染性肝炎
  • アデノウイルス2型

です。

ドッグランやペットホテル、ペットサロンなど他の犬がいる施設を使用する場合は、接種証明を提示しなければいけないところが増えています。

 

ノンコアワクチン

特定感染症向けのワクチンで、対象となる疾患は

  • コロナウイルス
  • パラインフルエンザ

です。

これらの疾患はコアワクチンの感染症に比べ致死率も低く、比較的軽症で済むことが多いため接種を悩むところでもあるでそう。

通常、年1回の接種が推奨されていますが、接種の必要があるかは一度かかりつけの先生と相談することをおすすめします。

現在日本で流行しているコロナ感染もワクチンが開発されると終息してくると言われているように、犬の感染症もワクチン接種をしているからこそ、減少しているんだ。だから、愛犬を守るためにもしっかり接種するようにしてね。

 

犬が感染症になった!?まとめ

 

今回は、犬の感染症についてご紹介してきました。

感染症はまだ公表されていないものも多く、そう考えると種類は莫大と予想されます。

新しい感染症が出てくるたびに、ワクチンを開発し犬を守ってくれたことにより感染症の爆発的な拡大を防げているといえるでしょう。

感染症は致死率が高いものから低いものまでいろいろだけど、何と言ってもまずは罹らないようにしてあげることが一番!そのためにも、ワクチン接種はしっかりね!

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