犬が回転する意味とは?くるくる回るのは病気のサイン?

犬 回転
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犬がその場でくるくると回転するのにはさまざまな理由があるとされています。

感情表現や本能から来る行動など、心配しなくても良いことが多いのですが、その場でくるくると回転する犬に何らかの病気が発生している場合があることは知っておきましょう。

とくにシニア犬では高齢になったことによる認知症が原因のことがあるので、飼い主さんは注意深く観察しておく必要があります。

 

犬がくるくると高速で回転していても心配ない場合とは?

以下に挙げるようにワンちゃんが感情や本能で回転しているのであれば、それが収まるまでそのまま見守っていて大丈夫です。

ただ、頭をぶつけそうな狭い場所や、フローリングの床など滑りやすい場所で回っているとケガをしてしまう可能性があります。

家の中でよく回る場所にクッションになるものを置いておくなり、滑り止めのマットを敷いておくなりして守ってあげると良いでしょう。

 

嬉しい感情を表現している

留守番していて飼い主さんが帰宅した時や、大好きなおやつやご飯の時などに回るワンちゃんが多くいます。

この場合は心配しなくて良いのですが、まずは興奮を落ち着かせてあげるようにしてあげてください。

少し様子を見て落ち着いたところで撫でてあげて、ご飯やおやつを与えてあげると良いでしょう。

 

シッポを追いかけて遊んでいる

自分のシッポに興味を持って、追いかけて遊んでいることがよくあります。

少し様子を見ていて収まれば問題はありませんが、シッポに嚙みついて傷付けたりしているような時は、獣医さんに相談することをおすすめします。

 

トイレの前にくるくる回る

ほとんどのワンちゃんは、ウンチをする前にその場で回転します。

これは、その際無防備な状態になるため、周りに敵がいないかを確認する本能と言われています。

ウンチを出し終えると何事もなかったかのように収まりますが、終えた後も回転している時はお尻にウンチが付いていることがあるのできれいに拭いてあげてくださいね。

 

寝る姿勢を決めたい

寝る前にくるくると回って態勢を整える仕草を見せますが、これは穴を掘って寝ていたご先祖さまから受け継いだ本能とされています。

タオルや敷物を動かしながら寝心地を良くする行動なので、心配ありません。

落ち着くまで見守ってあげてください。

 

犬はストレスからくるくる回ることがある

ワンちゃんが環境から受ける何らかのストレスを抱えていると、くるくる回転して気持ちを落ち着かせようとすることがあります。

この場合、次第に回転が激しくなるなどエスカレートすることがあり、シッポなど自分の身体を噛んだりすることもあるので、まずは声をかけて優しくなでて落ち着かせてあげましょう。

そのうえでストレスの原因を探り出して解決してあげてください。

 

くるくる回ることからわかる犬の病気とは?

これらの理由のほかに、何らかの病気があって回転している場合があることも覚えておいてください。

ワンちゃんがくるくる回転する動作を見せる病気としては次のことが考えられます。

 

耳の器官に異常がある

身体の平衡感覚を保つ働きがある三半規管がおかしくなっている可能性があります。

その時のワンちゃんの目を見て、視線がおかしかったり眼球が揺れていたりしたら、すぐに獣医さんの診察を受けさせましょう。

 

脳内に異常がある

シニアのワンちゃんに多くみられるのは、脳の「前庭」と呼ばれる領域やそこにつながる神経などの異常で、ふらふらしながら回転することがあります。

数日で良くなることが多いですが、長引くようなら動物病院に通院しながら治療することになります。

また癲癇(てんかん)の発作や、脳腫瘍(のうしゅよう)や脳梗塞(のうこうそく)が原因のこともあるので、いずれにしても動物病院に連れて行きましょう。

 

認知症が進行している

高齢になると人間と同じように認知症が進んでしまうワンちゃんがいます。

とぼとぼ歩きながら同じ場所をくるくると回っているようなら、その心配があります。

獣医さんと相談しながら進行を遅らせるようにしてあげてくださいね。

 

犬の高速回転は地球の磁場を探知しているのか?

ワンちゃんがくるくる回転するのは「地球の磁場を感じとるため」とする研究発表があるのをご存知でしょうか?

その2年間をかけたとされている研究によると、ほとんどのワンちゃんがオシッコやウンチをする時にくるくる回りながら、頭を北に向けたというのです。

ただし、この研究は2014年にノーベル賞のパロディ版として「人々を笑わせた研究」に与えられるイグノーベル賞を受賞しているもので、真偽のほどは定かではありません。

それでも、渡り鳥が向かう場所を間違えないのは地球の磁場を感じているからとの説もあるように、ワンちゃんも含めてそのような能力があるのかもしれませんね。

 

犬が回転する意味とは?くるくる回るのは病気のサイン?まとめ

狂ったようにくるくると回っているのを見ると心配になりますが、犬の回転を無理に止める必要はない事をこの記事ではお伝えしてきました。

犬が回転している時には興奮が収まるのを待って叱らないことが大切で、その理由は、感情や本能で回転している犬はなぜ叱られているのかわからず混乱するからです。

病気の疑いがないのであれば、気が済むまで回らせて落ち着いてから対応してあげてください。

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