気温が35度を超える日でも、涼しい室内にいる愛犬は状況がわからず外に行きたがりますが、ちょっと待ってください。
そんな時は太陽に照らされた道路のアスファルトが熱くなっていて、犬の足の裏が焼かれてしまうことになるのです。
犬の足裏を熱いアスファルトで痛めてしまうと歩けなくなるだけでなく、最悪のケースでは感染症を起こすこともあるので気を付けなくてはなりません。
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夏は犬を外に出さない方が良い
今日も見かけたんだけど、日中炎天下の中犬を散歩させてる飼い主。
マジであなたの愛犬肉球火傷するか最悪の場合死んじゃうよ。
どうしてもその時間じゃ無いとお散歩出来ないのならせめて日陰を探してあげて。 pic.twitter.com/tXpaIknbH8— 柴犬の見る夢 (@YumeShibainu510) July 16, 2023
日本の舗装道路のほとんどで見られるアスファルトは太陽の熱を吸収しやすく、それを蓄える性質があります。
強い太陽に照らされる夏は50℃から60℃にまで上昇し、ワンちゃんの足の裏にとってはかなり危険です。
また下からの照り返しもあって、ワンちゃんが歩く高さの空気はかなり熱くなっているので、熱中症にかかりやすくなります。
夏のアスファルトの上を歩いた犬が火傷した!
早速、猛暑やってきましたね💦
犬は人より路面に近いので、アスファルトの照り返しのダメージを受けやすい
猛暑日アスファルトの温度は50℃以上忘れがちですが🐶ワンコはハダシ
肉球の火傷になります
散歩は日の出前か夜にし、歩く場所も
できるだけアスファルトを避けるようにしましょう pic.twitter.com/0p41B89ch8— VoiceforAnimals_japan ™ 🐺 (@eugene_vegan) July 10, 2023
路面が43℃を超えると、ワンちゃんが肉球を火傷すると言われています。
その際には初期治療をしっかり行わないと悪化してしまい、治るまでに時間がかかることになるでしょう。
また地面と接する肉球は汚れやすく、弱くなった表皮に傷が出来るとその傷口から雑菌が入り込み、重篤な感染症を引き起こす可能性があるので侮ってはいけません。
外歩き中のワンちゃんに次のような様子がみられたら要注意です。
- 足を引きずって歩く
- 歩くのを嫌がる
- 肉球が普段と違う色になり、黒ずんでいるか真っ赤になっている
- 足裏が腫れあがっている
- 足裏に水ぶくれができている
- 異常に足の先を気にする素振りを見せる など
夏のお散歩で犬の肉球を守るには?
もしも、5秒間地面に手の甲をつけていることができなければ、犬が散歩するには熱すぎるため、気温が低い時間帯にするか、犬用の靴を履かせてあげてください。
真夏のアスファルトは50~60度にもなる場合があります。
この熱いアスファルトの上を歩くと犬の肉球は火傷をしてしまいます。 pic.twitter.com/JqdbBR6qcg— モモショーコ (@siokomomo) July 15, 2018
私たち人は靴を履いているために下が熱くなっていることに気が付かないものですが、炎天下のアスファルトを直接手で触れてみればその熱さがわかります。
靴を履かずにその熱い道路の上を、むき出しの裸足で歩かされてもワンちゃんは「熱い!」と言うことが出来ず、大好きな外歩きだから我慢してしまうようです。
その結果、火傷によって痛くて歩けなくなってしまいます。
それを防ぐために飼い主さんは、以下に挙げるような対策を取ってあげてください。
犬を外出させる時間帯を考える
ワンちゃんの足に良くないとされるアスファルト表面の温度の目安は、43℃以上とご紹介しました。
夏は日の出の時間が早いため朝7時でも30℃近くになることがあり、その時の表面は30℃を楽に超えているのがほとんどです。
そして9時頃には40℃を越えているので、もうワンちゃんを連れて歩くには危険な状況となります。
また日中に一度高温になると、夕方になって日が沈んでも熱さが残ります。
気温が下がったからと外に連れ出すと、思わぬ熱さに驚くことがあります。
どうしても夕方に行かなければならない場合は、道の上を手で触れて確かめてくださいね。
夏のお散歩は早朝か深夜がベストタイム
ワンちゃんを歩かせるとするならば、道路の温度が確実に下がっている早朝(夏場なら6時以前)か、夜9時以降がおすすめです。
ただし、そのように冷えたように見えても余熱が残り高温である可能性があるので、お出かけ前に手で触って確認することを忘れないようにしましょう。
また、道路の表面が30℃くらいであっても、歩く高さが路面に近いワンちゃんが熱中症になる可能性は残るので、冷却グッズや水分補給用のペットボトルなどを持ち歩いて防いでください。
日中にお散歩に行かなければならない時はどうしたら?
こんばんは🌛暗いツイートで終わっててごめんなさい💦今日は犬さんとお散歩。アスファルトは熱いから芝生の上で
꒰ᐡ•͈ ·̫ •͈ᐡ୨୧꒱🐾 pic.twitter.com/YMkcbcInH0— びー (@BiBiluckypretty) June 20, 2023
飼い主さんの都合によって、日中にしかお散歩に行けないことは多々あることと思います。
その際には次の方法でワンちゃんの肉球を守ってあげてください。
熱いところを出来るだけ歩かせない
土や芝生の上は炎天下でも低温で、ワンちゃんの肉球を守ってくれます。
その際はアスファルトの上を歩かせず、抱っこしたりキャリーカートなどに乗せたり、車に乗せたりして移動して、近くの公園や河川敷、ドッグランなどに連れて行くと良いでしょう。
また、土や草の上を歩かせた後は足の裏をきれいにしておく必要があるので、消臭除菌スプレーなどを持ち歩いていつもきれいにしてあげましょう。
犬の足を守るグッズを用意する
最近ではワンちゃん専用の靴やソックスなど、カバーするためのグッズがたくさんあり、そういうものを履くのを嫌がらないワンちゃんにはおススメです。
子犬のころにしつけとして靴やソックスを履くことに慣らしておくと良いでしょう。
もし犬が火傷を負ってしまったら!
座る犬…肉球を冷やす… pic.twitter.com/SomIDapduM
— akibainu (@akibainu) July 27, 2019
ワンちゃんが火傷を負ったことに気付いたら、まずは流水で冷やすことが大切です。
そして、その部分を清潔なガーゼやタオルで保護しておいてから獣医さんの診察を受けましょう。
犬に危険な真夏のアスファルト!肉球を守る対策とは?まとめ
欲しい〜と思って買ったキャリー
でも、オートキャンプばかりだと全然使わないんですよねー
旅行先で犬乗せて移動するための道具になってます。(アスファルト熱いから) pic.twitter.com/rBD1SytpUd— 淳志@遊戯三昧(ゆげざんまい)A/Y/Z (@reon1029) July 23, 2020
真夏の日差しで焼けたアスファルトは、肉球がむき出しの犬にとっては大敵です。
お散歩の時間帯を涼しい時に変更するほか、靴などを履かせて愛犬の足を守ってあげてください。
また、真夏のお散歩には熱中症にも要注意です。
ワンちゃん専用の冷却用グッズなどを使い、常に水分補給用の水を持ち歩くことを忘れないようにしてくださいね。