犬の足裏をケアしよう!爪や毛のカットや肉球の病気など

犬 足裏
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いつもはだしで歩いている愛犬の足裏は、日ごろのお手入れ(グルーミング)が大切です。

とくに冷たく濡れた地面や熱いアスファルトの地面などと接する肉球は、毎日チェックしてあげる必要があります。

また、長く伸びた爪や足裏の毛を放置しておくと、愛犬がすべって転ぶなど思わぬ事故につながります。

ここでは足裏のケアについての情報をお伝えします。

 

犬の足裏はどのくらいの頻度で洗えばいいの?

室内飼育のワンちゃんが外歩きをした後、足洗い場やお風呂場で洗っている飼い主さんは、とくに意識しなくとも毎日足裏を見たり触ったりしてチェックしていると思います。

そうじゃないお家では、外から帰ったらウェットティッシュや濡れ雑巾で足を拭くだけの飼い主さんが多いでしょう。

そのような場合には、少なくとも1週間に1度は足裏を洗いながら異変がないかどうかチェックしてあげてください。

散歩嫌いであまり外に出ないのであれば、足裏を洗うのは2週間に1度でもよいかもしれませんが、爪や足裏の毛の伸びや肉球の色や固さなどは、毎日チェックをおすすめします。

 

犬の足裏を洗うやり方とは?

体全体を洗うのと違い、足裏を洗うのは簡単で短時間で終わります。

次の手順をルーティーンにしてきれいに洗ってあげましょう。

 

爪や肉球の間に小石やゴミ、ガラス片などがないかよく見る

足の裏には外に落ちているさまざまな異物がついているので、取り除いてあげましょう。

ガラスの破片などが肉球に刺さっていることがあるので、それもよく見てあげてください。

その場合、簡単に取り除くことができたとしても、念のため獣医さんに診てもらいましょう。

 

足裏の爪と毛の長さをチェックする

爪が伸びていたらハサミなどで切らずに専用爪切りを使うことをおすすめします。

その際、血管がよく見えない爪では深く切り過ぎて出血してしまうことがあるので、自信がなければトリミングサロンや獣医さんに切ってもらってください。

また、足裏の毛が長くなると肉球を覆うために滑りやすくなり、転んで思わぬケガをするがあります。

この毛はハサミや家庭用バリカンなどでカットできますが、難しければトリミングサロンなどに頼んでもよいでしょう。

なお、爪と毛の長さは足裏を水平に見て、それぞれ肉球からはみ出していなければOKです。

 

犬用シャンプーで洗ってすすぐ

肉球の固さや質感などをチェックしながら手で洗ってあげてください。

その際に終わった後に拭くためのタオルを近くに置いておくことを忘れないようにしましょう。

タオルを取りに目を離したすきに歩き回られて、家の中をビショビショにされてしまいますし、高い場所にあるシンクで洗っていてそこから飛び降りてケガをすることがあります。

 

肉球の保湿も大切

冬など乾燥する季節には肉球が乾いてカサカサになっていることがあります。

洗う前に触った時に乾いていると感じたなら、洗った後に保湿クリームを塗ってあげましょう。

ただし、ワンちゃんが足裏に塗ったクリームを舐めてしまうことがあるので、添加物が多い人用ではなく、ワンちゃん用の保湿クリームを使ってくださいね。

 

犬の足裏カットの頻度は?料金は?

爪や足裏の毛のお手入れは月に1回が目安とされています。

ただし、ワンちゃんによっては伸びやすい種類もいるので、必要であれば月に2回は実施したほうがよいでしょう。

また、トリミングサロンなどでの料金は、たいていカットとシャンプーとのセット価格になっていて、犬種や大きさによって5,000円~10,000円などさまざまです。

爪切りや足裏の毛だけでもお願いできるお店もあって、500円~1,000円程度でやってもらえます。

依頼する場合は事前に問い合わせておくとよいでしょう。

 

犬の足裏にある肉球の役割とは?

ワンちゃんやネコちゃんの肉球を触るとプニプニしていて気持ちがよいですよね。

でも、肉球は飼い主さんを喜ばせるためにあるのではなく、次に挙げるさまざまな働きがあるのです。

  • 走ったりジャンプしたりした際に、足腰や体にかかる衝撃を吸収する
  • ワンちゃんが急にストップする際にザラザラな面がブレーキになる
  • 肉球にある汗腺から汗を出して肉球を湿らせて滑りにくくする
  • 地面の冷たさや熱さを伝えない断熱効果がある
  • 汗腺の汗で呼吸やパンティング(ハアハアと舌を出す)と同じ体温調節する

 

犬の肉球のお手入れで気をつけることとは?

ワンちゃんにとって大切な働きをしている肉球は、遊んだり撫でてあげたりする時などに必ずチェックする習慣をつけることをおすすめします。

その際には次のことに注意してください。

 

肉球に異物が刺さっていないかを見る

もし何かが刺さっていたら、先にご紹介したように獣医さんに診てもらいましょう。

 

肉球の色を見る

ワンちゃんが舐めすぎたりしたために、赤く腫れていることがあります。

その場合には指間炎やそのほかの皮膚病にかかっているかもしれません。

また、白くなっていたりできものがあったりする場合も腫瘍などの可能性があるので、獣医さんに診察してもらうようにしましょう。

 

保湿クリームを塗り過ぎないようにする

クリームを塗り過ぎると、ワンちゃんが気にして舐めてしまうことがあります。

また足裏の毛などにクリームが残っていると、雑菌が繁殖しやくなるためさまざまな病気の原因になることがあるので、犬用のクリームを指示に従って適量塗るようにしましょう。

 

犬の足裏をケアしよう!爪や毛のカットや肉球の病気など・まとめ

ふだんあまり見ることの少ない犬の足裏は、愛犬の健康や生活に直結する大切な部位です。

散歩の後などで、足を拭いたり洗ったりする機会に必ずチェックしておきましょう。

犬の足裏のチェックポイントは、爪と毛の長さに肉球の色や固さの状態です。

愛犬のプニプニとした肉球の感触を楽しみながら日ごろのチェックを怠らないようにしましょう。

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