愛犬の「よだれやけ」とは口の周りの毛が赤茶色や茶色に変色した状態ですが、これはよだれが口から外に垂れることが原因となって起こります。
犬のよだれやけは変色だけでなく嫌な匂いを伴うことが多くあるので、飼い主さんとしてはとても気になり何とか改善したいと思うことと思います。
ここではその原因から改善するためのケアの方法などについてご紹介します。
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よだれやけができやすい犬種は?
フォロワっさん犬🐾飼いさん多いけど、うちの子お口のよだれやけずっと治らないんだよね😭食後と散歩後は拭いてるんだけどダメで😔対策とか改善法あったら教えて欲しいです🙏💦
(←トリミング前 トリミング後→) pic.twitter.com/iNj3jC2afz— ayaka✰☺︎ 1y🌸&3y🧸 (@ayaka11_1) August 20, 2021
口の周りにヒゲのように長い毛が多く、かつその毛が白や薄い色のワンちゃんで変色が起こります。
「できやすい」と言うよりは、「染まりやすい」とするのが正解かもしれません。
主に次に挙げるワンちゃんたちには長いヒゲがあり、染まりやすいとされています。
- シーズー
- スピッツ
- マルチーズ
- トイ・プードル
- ヨークシャー・テリア
- ミニチュア・シュナウザー
このなかでとくにひげが長いミニチュア・シュナウザーでは、とくに「ひげやけ」と呼ばれることがあります。
犬のよだれやけの原因はなに?
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ひと言で言えば、ワンちゃんの唾液がたくさん口の外に流れ出てしまうことです。
唾液は胃腸の消化を助けるために必要なものですが、その分泌量が必要以上に多過ぎたり口の中の環境が悪くなったことで雑菌が増えたりすることで起きやすくなります。
主に次の4つのことで発生するとされています。
油分の多いご飯を与えている
ドッグフードや手作りご飯で油分が多いものを与えると、口の周りに油分がたくさん付くようになります。
それをそのまま放置していると酸化して毛の色が変わってしまうのです。
歯磨きなどの口の中のケアが不足している
ワンちゃんへの歯磨きなどオーラルケアを面倒くさいことを理由にしてサボっていると、口の中で雑菌が繁殖するようになってワンちゃんの口の周りにたくさん付くようになり、発生しやすくなります。
歯石の貯まり過ぎや、歯肉炎の発生などのトラブル
これらの口内トラブルが起きていると、口の中を浄化しようと唾液がたくさん分泌され、口の外にあふれて起こりやすくなります。
よだれが付いたままのオモチャや食器
ワンちゃんが口にするオモチャや食器をまめに洗わず、よだれが付いたままにしておくのも原因となります。
よだれの中の雑菌がそれらに付いてその表面で繁殖して再びワンちゃんの口に入り、増殖して口の周りに付きやすくなって起こるのです。
犬のよだれやけの直し方
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ひどく色が変わってしまった被毛を完全に元の色に戻すのはかなり困難ですが、次に挙げるものを早めに使うことで元の色に近い色まで戻すことができます。
重曹で直す
食品添加用の重曹水を作って被毛を洗ったり拭いたりすることで、雑菌が増える原因となっている皮脂やタンパク質が分解できます。
重曹水を作るのが面倒ならば、犬用に作られた重曹クリーナーが市販されています。
クリーナーで落とす
ちょっと頑固なよだれやけの場合、重曹ではあまりきれいにならないことがあります。
その場合にはやや費用がかかりますが、安全な成分で作られている犬用クリーナーがおすすめです。
変色や落として防ぐだけでなく、除菌効果も期待できるので一石二鳥を期待できます。
ホワイトニング用のシャンプーを使う
マルチーズなどの真っ白な被毛のワンちゃんたちには、フワフワな毛並みに仕上げるシャンプーである程度直すことができます。
犬のよだれやけを防ぐための4つの方法
おこめ、1ヶ月半前に変なおやつを食べてしまってから、涙やけ、よだれやけ、脚かみかみが止まりません…😭
アレルギー反応なのかな?とも思ったのですが、1回食べて1ヶ月半も続くものなんでしょうか……?
アレルギーもちのわんちゃんの飼い主様、よろしければご教示ください…🙇♀️ pic.twitter.com/jl30Iy9Zbq
— こめたろう (@rice_taro1111) July 22, 2022
一度大きく変色してしまったワンちゃんではなかなか落とすことができず、ひどい場合はワンちゃんのヒゲが全部生え変わらないと元の色に戻らないことが多いので、なによりも予防することが大切です。
次の4つの予防方法で、変色を防いであげてください。
口の周りの毛を短くカットする
口周りの被毛を短くカットしておくと、汚れ拭き取りやすくなって清潔を保てます。
飼い主さん自身でカットしてもよいのですが、慣れていないとケガにつながることがあるので、トリミングサロンなどに願いすることをおすすめします。
口の周りをこまめに拭く
ご飯やオヤツの後には食べカスなどが付きやすいので、必ずウェットティッシュや濡れタオルで拭き取ってあげましょう。
ウェットティッシュはお家で使うだけでなく、お出かけの際にも持ち歩くようにしておくと、いつもワンちゃんの口を拭いてあげられます。
オモチャや食器をいつも清潔にする
ご飯の後、食器を必ずきれいにしておきましょう。
プラスチックの食器は雑菌が残りやすいので、食器にはステンレスや陶器がおすすめです。
また、オモチャも毎日洗ってきれいにしますが、洗えないオモチャはワンちゃんが口にしても安全な殺菌性のあるスプレーなどを使ってもよいでしょう。
口内を清潔に保つ
口内環境が悪化しているのを放置しておくと、歯周病などを引き起こすリスクが高まります。
ワンちゃんに歯磨きのしつけをして、いつも口の中を清潔にすることで雑菌を増やさないようにしてあげましょう。
犬のよだれやけはなぜ起こる?原因と直し方など・まとめ
体調悪かったからかちょっと涙やけよだれやけ出てきてて焦る… pic.twitter.com/Fh4J2MGp41
— 💭プペル💭ビションフリーゼ (@poupelle0619) September 10, 2022
口の周りの被毛が長い白色系の犬の飼い主さんを悩ませる「よだれやけ」は、口の中や周りをいつも清潔にすれば防げるとされています。
とくに愛犬のよだれやけを防ぐのに有効なのは歯磨きです。
コミュケーションを取ることもかねて、毎日でなくともよいので健康を祈りながら、愛情をこめて歯磨きをしてあげてくださいね。
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