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日本では珍しい無毛の犬！ヘアレス・ドッグ7種をご紹介

無毛 犬
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身体に毛がないか、あるいは頭やシッポなどの一部にだけにある、無毛の犬種は海外では人気があります。

これらのワンちゃんは遺伝子変異によって発生したと言われ、無毛の犬が珍しかったことから珍重されて愛玩用として飼われていたようです。

ここでは日本ではあまり見かけない、ツルンとした犬たちをご紹介します。

 

古代から飼われていた無毛の犬たち

 

アフリカや南米には毛が無く肌がむき出しのワンちゃんたちがいて、毛で身体の保温が出来ず常に体温が高めである事から、昔から冬の保温用として飼われていたそうです。

また、かつてのエジプトでは毛が無いことから、穢れ（けがれ）が無く悪霊を追い払うとされ、特別な存在として信じられていました。

エジプトには「エジプシャン・ヘアレス・ドッグ」という毛無しのワンちゃんがいましたが、第二次大戦のころには絶滅したとされています。

 

世界に7種しかいない無毛の犬、ヘアレス・ドッグ

身体の線がくっきりと見えるのが彼らは、その姿を美しいとするマニアたちに好まれています。

現在、世界全体で残されているこれらのワンちゃんは、以下に挙げる7種だけです。

 

チャイニーズ・クレステッド・ドッグ

故郷は諸説ありますが、中南米かアフリカから中国に渡ったとする説が有力です。

小型のワンちゃんで、頭部・耳・足先・シッポには長い毛があることから、中国の伝説の珍獣「麒麟（きりん）」に似ていると言われています。

「クレステッド（crested）」は冠毛（かんもう）を表す英語で、パウダーパフと呼ばれる全身が絹糸のような長毛で被われている種もあります。

感受性が強いとされ、飼い主への愛情が深く、シャイなところもあるものの外交的な性格です。

 

アメリカン・ヘアレス・テリア

アメリカで発生したこのワンちゃんは、1970年代にアメリカン・ラット・テリアが変異したものでアメリカ国内でもあまり見かけないワンちゃんです。

肌はなめらかな薄ピンクや白地で、黒い班の模様があり、身体の大きさは小型で全身に毛がある仲間もいます。

ラットテリアと同様に好奇心が強く賢く人懐っこいワンちゃんで、飼育しやすいワンちゃんとされています。

 

ショロイツクインツレ（メキシカン・ヘアレス・ドッグ）

メキシコ産まれでその歴史は3,500年前にさかのぼるとされていますが、実は古代のメキシコでは「地の神の使い」として儀式に捧げられ死者と一緒に埋葬されたりしていました。

このワンちゃんにも全身に毛があるワンちゃんもいます。

子どものころは好奇心旺盛で警戒心が強くよく吠えますが、成長するに従い穏やかになり家庭で飼育しやすいワンちゃんです。

身体の大きさで大きい順に大型から小型まで次のように3種類に分けられます。

  • スタンダード・バラエティー
  • インターミディエイト・バラエティー
  • ミニチュア・バラエティー

 

ペルービアン・ヘアレス・ドッグ

ペルーではるか昔から飼われていたとされている古い歴史があるワンちゃんです。

全体に毛がありませんが、まれに頭頂部や背中やシッポなどにわずかあるワンちゃんもいます。

貴族の愛玩用だったためか気品があるとされ、飼い主や家族への愛情が深い反面、警戒心が強い面もあります。

その身体の大きさは小型から大型までさまざまです。

 

ヘアレス・カーラ（ボリビアン・ヘアレス・ドッグ）

ボリビア固有のワンちゃんとペルービアン・ヘアレス・ドッグのミックスとされ、現在でも希少なワンちゃんとしてボリビアの「国犬」に指定されています。

「カーラ」とは裸の意味があり、被毛が無い姿を古代の人々が裸の犬として珍しがったと言われています。

性格は温厚で飼い主に従順とされ、足が長くスラリとして身体の大きさで２つに分けられます。

  • メディオ（ポッタリータイプ）
  • グランデ（サイトハウンドタイプ）

 

ペルービアン・インカ・オーキッド

このワンちゃんも有史以前からからペルーで飼われていたとされています。

同じペルーのペルービアン・ヘアレス・ドッグと比べて少し肌が明るい色で、大型です。

家族に対しては献身的で愛情が深く、体力があり活発なワンちゃんですが、やや臆病なところもあるとされています。

 

アルゼンティニアン・ヘアレス・ドッグ

アルゼンチン産まれですが、元はペルービアン・ヘアレス・ドッグとされています。

中型のワンちゃんで、飼い主には忠実ですが警戒心が強く番犬に適していると言われています。

日本で見かけないばかりか、原産地のアルゼンチン国内でも見かけることが少なく、絶滅が心配されているワンちゃんです。

 

無毛の犬種は皮膚の手入れが大切

本来なら身体を守ってくれる毛がないので、肌にトラブルを起こしやすく特別な注意が必要です

冬の寒さ、夏の日差しの紫外線などから守るため、ワンちゃん用の服を着せるか紫外線が強い日や時間帯には外出を控えましょう。

また、シャンプーのし過ぎも地肌を傷めるので、シャンプーは月に１、２回にし、身体を蒸しタオルなどで優しく拭いてあげると清潔に保てます。

乾燥する冬やエアコンが効いた室内は体表が乾燥しやすく、保湿クリームで乾燥を防いであげてください。

 

日本では珍しい無毛の犬！ヘアレス・ドッグ7種をご紹介・まとめ

 
 
 
 
 
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スラっとしたタイプが多い無毛の犬は、身体のラインがくっきり美しいことから好む人は多いようです。

ここでご紹介した7種類のヘアレス・ドッグはペットショップなどでは見かけませんが、無毛の犬を日本で繁殖させているブリーダーさんは少数ですが存在しています。

飼ってみたいと思う方は、近くのブリーダーさんを探してみてください。

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