【専門家監修】犬の甘噛みはいつまでなの?直し方の紹介。

犬の甘噛みはいつまでなの?直し方の紹介。
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子犬はとにかくよく噛みます。

抱っこしようとしたら噛まれ、トイレを掃除しようとしたら噛まれ、もう毎日戦いの連続。

まだトイレの回数が多くてただでさえ手を洗いすぎて手荒れしやすいのに…

犬に悪気はなくて甘噛みだとわかっていてもやっぱり辛い。

犬が将来幸せに暮らすために、いけないことだと教えたいですね。

【専門家監修】添野暁子

専門家 監修
2歳から犬と育ち、現在は4代目の愛犬と暮らすWebライター。愛玩動物飼養管理士1級の資格を持ち、犬について日々研究している。

 

なぜ甘噛みをするの?

 

遊びたい

犬は生まれてすぐに身近な犬と噛んでじゃれて育ちます。

甘噛みとは攻撃するための噛みではないので、犬は力を抜いているつもりです。

しかし人間の皮膚を簡単に傷つけるので問題になってしまいます。

 

歯がムズムズする

犬の歯は生後4~6ヵ月頃に乳歯が永久歯に生え変わります。

人間と違って短期間で生え変わるので急速に歯が成長し、犬は歯がムズムズしているようです。

子犬が見つけたものを噛むのは、口の中をいじっているつもりなのです。

 

どんな叱り方がいいの?

遊ぶのをやめる

犬にとって主人にかまってもらえないのは厳しい罰です。

大げさに騒がず手を引っ込めて5分ほど部屋からいなくなる、ケージに入れるといった罰を与えてみてください。

噛んだら放っておかれるとわかったら、犬は噛まなくなります。

 

マズルコントロール

母犬は子犬を叱るときに似せた方法です。

子犬が噛んできたらマズル(鼻)を掴んでやめさせてください。

このとき口も一緒に掴んで閉じさせます。

子犬がキャンと声を上げてひるんでいたら叱られているとわかっているということです。

 

叱るのは一言で

叱るときに無駄に高い声を出すと、犬は飼い主が喜んでいると勘違いします。

「キャー」などの歓声は避け、「ダメ」「イケナイ」などの一言のみにして怒っていると犬にわかるようにしましょう。

 

甘噛みが原因で飼い主が意識不明に⁈

2012年ある愛犬家の男性が破傷風にかかり入院しました。

症状は重く、意識不明の状態が3ヵ月も続いてしまったのです。

男性は奇跡的に回復し、愛犬にしていた甘噛みが原因だとわかりました。

犬の甘噛みはいつまでなの?直し方の紹介。

犬を溺愛していた男性は甘噛みをやめさせるため、自分も同じく甘噛みをするのが習慣だったそう。

破傷風菌は土に生息しており、男性は発症する前に土いじりをしていました。

手に傷はありませんでしたが、その際に愛犬の体に破傷風菌が付着し、甘噛みして口から菌を取り込んでしまったそうです。

犬はかわいいですが過剰なスキンシップはさけ、人間は清潔を保ちましょう。

 

犬はなぜ特定の人を噛むの?

反応が面白い

犬と暮らしていると、なぜかよく噛まれる人と噛まれない人がいると思います。

よく噛まれる人は犬の前で無駄に騒いでいませんか?

犬は騒いでいると相手が楽しんでいると勘違いしてしまいます。

まずは叱り方を変えてみてください。

 

男性より女性

よく噛まれる人は男性よりも女性の方が割り合いとして多いようです。

女性の方が声が高く犬には優しく感じると言われています。

またごはんをくれたりよく世話をしてくれるのはお母さんであることが多いです。

お母さんには特に甘えたいという気持ちが強く、犬は甘噛みをしてしまうようです。

 

甘噛みが治らないと?

甘噛みは成長すれば治るのでは思う人がいるでしょう。

確かに成犬になれば少しは減ります。

ですが噛み癖が残っていると事故に発展するかもしれません。

犬を不幸にしないためにも早いうちに甘噛みはやめさせてください。

犬の甘噛みはいつまでなの?直し方の紹介。

 

犬を撫でたら噛まれた!

 

犬の性格

犬の中にはフレンドリーな子ばかりではなく、撫でられたら噛みついてくる犬もいます。

犬といってもデレデレの飼い主に甘えるのが好きだったり、飼い主であってもある程度の距離を保ちたかったりと、性格は様々。

撫でると噛む犬は飼い主にベタベタされるのが苦手なタイプかもしれません。

愛犬がそんな性格だとわかったら、あまり撫ですぎず、ある程度の距離を保って接してあげてください。

ただし犬をひとりにすると誤飲等の事故が起きる可能性があります。

安全のために目の届く範囲で遊ばせるようにしましょう。

 

犬が嫌がる撫で方

そもそも犬は頭を撫でられるのが苦手です。

犬からすると頭上から大きな手が降ってくるだけでも怖いと感じるのでしょう。

まずは多くの犬が撫でられても平気な首~胸の辺り、背中から撫でてみてください。

どんなときに噛むのかを観察し、実はケガや病気があって触られたくなかったという場合もあるので、異変を感じたら獣医師に相談してください。

 

まとめ

噛むのは犬には自然な行動であり、やめさせるのはそれを抑えることになります。

それまでの習慣をなくすのは犬がかわいそうな気もしますが、野生で暮らすことがない犬に甘噛みは必要のない行動です。

愛犬が幸せに暮らせるかどうかは飼い主にかかっています。