【専門家監修】犬が誤飲した!プラスチックを誤飲して元気がない場合の対処方法

犬が誤飲した!プラスチックを誤飲して元気がない場合の対処方法
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犬がおもちゃで遊んでいたら噛み砕いて飲んでしまった!

部屋を荒らされたと思ったら変なものを飲み込んだかもしれない!

犬を飼っていると危険なものを誤飲してヒヤッとすることがありますね。

プラスチック製のものは家の中にも地面にも落ちていることが多いので油断できません。

発見したら犬を叱っている場合ではなく、すぐに動物病院に行ってください。

【専門家監修】添野暁子

専門家 監修
2歳から犬と育ち、現在は4代目の愛犬と暮らすWebライター。愛玩動物飼養管理士1級の資格を持ち、犬について日々研究している。

 

誤飲したときの症状

 

犬が誤飲をしたら素人判断で吐かせようとせず、すぐに動物病院に行きましょう。

理想は30分以内です。

症状は様々ですが、どこで詰まっているかによって異なります。

 

食道の場合

喉に詰まっている状態なので苦しそうにします。

誤飲してすぐに症状が見られ、呼吸困難・大量のよだれ・歩き回るなどのわかりやすい仕草です。

もし飼い主が手を突っ込むなどして吐き出したとしても、食道が傷ついていることがあるので、獣医師に任せましょう。

 

胃の場合

誤飲した直後は無症状なので、気づかなかったり本当に飲み込んだのかわからなかったりします。

1時間以内ならまだ消化されずに胃にとどまっていて、プラスチックは胃酸で溶けることなくそのまま溜まっていきます。

しかし時間が経つと物が腸に流れ始め、上手く流れず胃に栓をする形になってしまうと危険です。

これが閉塞で、犬には嘔吐・食欲不振・元気がないなどの症状が見られます。

嘔吐だけでなく、尖ったものは胃や肺なども傷つけてしまい、死亡する危険性があります。

 

腸の場合

かなり時間が経過している場合で、便秘・下痢・血便・腹痛・嘔吐といった症状が見られます。

ビニールの紐のような長いものが詰まると腸管が壊死してしまう可能性があり、非常に危険です。

詰まるだけでなく、誤飲物が尖ったプラスチック片であると胃や腸に穴が開いて雑菌が入り、敗血症を起こして死亡する危険性があります。

 

排泄されるまでの時間はどのくらいかかるの?

犬が食べ物を飲み込んで食道から胃に移動する時間は4~5秒です。

食べたものが体外に排泄されるまで12~24時間と言われていますが、数日かかることもあります。

小さいプラスチック一つだけならまだしも、誤飲癖があっていくつも溜まってしまうと危険です。

 

病院ではどんな処置をするの?

検査

まずは触診・レントゲン・超音波等の検査をします。

誤飲物と同じものがあれば持っていきましょう。

プラスチックはレントゲンを撮ってもあまり映らないことがあるので、誤飲物が何か、サイズはどのくらいか、いつ飲んだのかを獣医師に伝えてください。

 

催吐剤を使う

動物病院では吐かせる薬が常備してあるので、これを注射して吐かせます。

飲み込んでからあまり時間が経っていないときに行うもので、犬の負担が少なくて済みます。

ですが吐き出すときに異物が食道を傷つける可能性があるとこの処置はできません。

 

内視鏡で取り除く

全身麻酔をかけ、内視鏡の先に処置具をつけて口から取り出す仕組みです。

麻酔はかけますが、開腹手術と比べると負担が少なくて済みます。

 

開腹手術で取り出す

全身麻酔をかけてお腹を開き、腸に詰まっている物を取り出す手術です。

腸管が壊死してしまっていたら異物だけでなく、腸の一部も取り除く処置をします。

余程危険な状態でないと行いません。

稀ですが手術後に呼吸困難や心不全等を起こして死亡することがあり、犬の体の負担は大きいです。

犬の体調や年齢などを考慮して行うので、獣医師はなるべく開腹せずに異物を取り出す処置をします。

 

 

ボタンを誤飲したら?

犬が飼い主の服で遊んでいたらボタンを飲んでしまった!というのはよくあります。

かかりつけの病院が休みなら別の病院でも良いので、すぐに診察を受けましょう。

このときに同じボタンがあれば持っていってください。

大型犬の場合は大抵ウンチと一緒に排泄されてしまうので、経過観察になることも多いです。

しかしボタンはプラスチック製や金属製など素材が様々で、金属には亜鉛や鉛が使われていることがあります。

亜鉛や鉛は中毒を引き起こすので、排泄を待たずにすぐ取り出さなくてはいけません。

 

誤飲を防止するには?

 

誤飲の事故が多いのは子犬で、目に入ったもので遊びたがります。

しかし成犬だからといって心配がないわけので、おもちゃで遊ぶのは飼い主の目が届く範囲にしましょう。

大きい犬は噛む力が強く、おもちゃを壊して飲み込んでしまうこともあります。

事故を防ぐために次のような対策を取りましょう。

  • 危険なものは棚などに完全にしまう
  • 片付けられないものは犬が入らない部屋に移動する
  • ゴミ箱は蓋つきにする
  • 留守番の際はケージや一つの部屋に入れて制限する
  • ストレスをためないように遊んであげる
  • ボロボロになったおもちゃは取り上げる

 

まとめ

犬にこれはダメとしつけをしても限界があります。

そのため犬がつまらなくても安全を優先してください。

犬と暮らすのならば生活も全て犬に合わせ、安全第一で過ごせるようにしてあげるのは飼い主の義務です。

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