苦労した排泄トレーニングが終わって、自主的に入ってくれるようになればひと安心ですね。
ところが、用を足した後片づけをしようと見ると、排泄物が外にあって驚くことがあります。
トイレを覚えたはずの犬が、外にはみ出すようにするので悩む飼い主さんは多いことでしょう。
自分はしっかり中に入ってしているつもりなので、叱るに叱れず困りますよね。
犬がトイレからはみ出すのにはさまざまな理由があるので、それを早く突き止めましょう。
ここではその理由と対処についてご紹介します。
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犬がトイレからはみ出してしてしまうのはどんな時?
うちも、しながら歩きます😂犬の身体とトイレトレーの広さがこれくらいの比率だと使えない(歩いてはみ出す)場合もあるとは、3年前まで想像もしませんでした(笑) pic.twitter.com/pTCTnQJnWW
— わきまえないルー・メイ (@ambxandrite) August 7, 2020
まず大きく分けると2つに分かれます。
- きちんとできていたのが急にできなくなった
- そもそもしつけが不完全だった
それぞれ対策が違いますので、さらに細かくご紹介します。
以下はできていたのができなくなった、あるいは、できたりできなかったりするケースです。
シートが汚れたままだった
ワンちゃんはとてもきれい好きです。
きれいな状態なら100%大丈夫なのに、汚れたままだとそこを避けて用を足します。
するとお尻がはみ出して、オシッコやウンチが外に出てしまうのです。
周りの環境が変えられている
ワンちゃんの中には、場所がちょっとずれただけでも嫌がる子がいます。
また、嫌いなものが周りに置かれていると、そこに近寄らなくなってしまうワンちゃんは多いのです。
キラキラと光を反射するものや、ワンちゃんを圧迫する大きなものなどが置かれていないかチェックしましょう。
姿見などが置かれていると、鏡に映る自分の姿を見たくなくてはみ出してしまうワンちゃんもいますよ。
しつけが不完全だった(場所は覚えているケース)
するところは完璧に覚えているのにいつもはみ出してしまうのは、シート上での位置関係が把握できていないのです。
置く位置を一定にして、どこに立ってどちらを向いてすると上手くできるかというところまで、しっかり教えられていないとはみ出します。
しつけが不完全だった(ワンちゃんのスタイルに合わないケース)
オスのワンちゃんでは室内でも片足を上げてオシッコをする子がいて、オシッコをかけられる壁がないとシートからはみ出してしまうでしょう。
また、ワンちゃんは中央に立って用を足すことが多いのですが、大きさが身体に比べて小さいとおしりがはみ出してしまいます。
ほかにも、クルクル回ってからするワンちゃんには広いスペースが必要ですし、シートに乗せる足を決めていて前足は外に出すなどするワンちゃんもいます。
ワンちゃんが歳を取った
ワンちゃんも人と同じく高齢になると、排尿や排便での問題が出やすくなります。
認知症などで認識がずれて位置や向きがわからなくなったり、排泄機能が衰えてシートの真ん中にたどり着くまで我慢ができなくなったりします。
若いころにはできていたのに粗相する回数が増えてきたら、衰えが原因かもしれません。
犬がトイレからはみ出すようになった時の対策とは?
トイレシート交換した瞬間にオシッコをしに来る犬 pic.twitter.com/LNukg6S65w
— なないろ (@716fluffybunny) October 14, 2019
汚れたシートを避けようとしてはみ出すのは飼い主さんの責任が大きいですね。
ワンちゃんのオシッコやウンチの時間や間隔はだいたい決まっていますから、それを意識してこまめに交換していつも新しいものを敷いてあげましょう。
そして、しつけをしていた時と比べて周りに変化がないかしっかりチェックしてください。
周りに新しい家具が置かれていないか、トレーの位置や向きが変わっていないかなどを確認しましょう。
些細なことでもワンちゃんが気にしている場合がありますので、元通りに戻してあげてくださいね。
トイレからはみ出す犬には囲いなどが有効
犬のトイレ🐕🚽
ブリーダーさんが愛用しているのを見て、うちもトロ舟を使用
小さいのが欲しいときはプラケースを使用
全成長段階で使用でき、丸洗いできるのがオススメポイント!
尿量が増えても溢れる心配なし!
当初は真面目に犬用を使用していたけれど、噛まれ破損すること5連続
そして今に至る pic.twitter.com/U5xiterlam— 100人のミアキス村 (@miacisvillage) September 9, 2021
どこに立つかが決まっていないワンちゃんへの対策には、トレーに囲いを付けるのが有効です。
大きさピッタリのサークル・ケージで囲うか、背面や側面に囲いが付いているトレーも売られています。
ワンちゃんに合ったものをいろいろ試してみるとよいでしょう。
手作りの囲いはDIY店や100均で購入できる
DIY店や100均にはサイズが豊富なワイヤーネットやオシッコをはじいて加工が楽なプラスチック段ボールなど、簡単に囲い作りができる素材がたくさんあります。
安く入手できるので、ワンちゃんが気に入るまで何度も作り直すことができますよ。
また、市販のものでは身体が入らない大型ワンちゃんに、最適な大きさのものを作れるのでおすすめです。
トイレで足を上げてオシッコをするオス犬にはこれ!
オス犬の足上げオシッコのトイレ対策。
マーキングポールを簡単DIY・材料塩ビパイプ¥219+カット¥110
・塩ビ継手¥179
・ごみゼロキャップ¥159
計¥667はめてくだけ。
パイプはレギュラーサイズが使える長さにカット。
ペットボトルだと太いし高さが無くて微妙だったの。 pic.twitter.com/paMKVgrM67— 油揚げ君 (@sapudon) December 25, 2019
元気なオスのワンちゃんは室内でも高々と足を上げてオシッコをします。
その姿は微笑ましくありますが、勢いがよすぎると外に飛び散ってしまうのが困りものです。
その悩みは、トイレの中央にペットボトルなどを置くことで解消します。
ワンちゃんはオシッコをかける目標があると、必ずそこにかけるのです。
ペットボトルには倒れないように少し水を入れて、トイレシートを巻いておくと掃除も楽になりますよ。
ほかにも花瓶や短い丸太など、安定して立てられるものであれば何でも代用できます。
老犬がはみ出すようになった時の対策とは?
アリエル17歳2か月
オシッコが1時間もたなくなり、リビングはトイレシーツを前面に敷いています。クルクル回るので直ぐにクチャクチャに💦
老犬介護は家族全員で頑張らないとです。今日も週一の病院に行ってきます。 pic.twitter.com/1dlkRijfVM— ららら✩⡱ (@pochiariwan) June 4, 2020
認知症や身体機能の衰えは獣医さんに治療をしてもらいながら、よい対応を探してください。
飼い主さんは大変ですが、家族の一員であるワンちゃんのことですから、頑張りましょう。
犬の排泄物がトイレからはみ出す!失敗を防ぐ対策を紹介・まとめ
最近、愛犬のちゃこがよくトイレを失敗します。
ペットシーツを、うまいこと外して、フローリングの上でトイレ。
犬が家族にいる皆さんも、たまにはありますよね。
でも決して怒ってはいけません。
犬も、決して失敗したいわけじゃないし、トイレ自体を悪いことと学んでしまうから。 pic.twitter.com/HXmQ0LwvrR
— イヌニコ【犬の食事、健康、旅行、防災】 (@PUlpOl7IK2peGGI) November 7, 2019
愛犬がトイレで上手く排泄できずはみ出すことがあっても「叱らない」でください。
そして、上手くできたら「褒める」ことを忘れないようにしてください。
愛犬のトイレはみ出し対策は、工夫次第でいろいろな手段があります。
ここに紹介したものだけでなく、さまざまな工夫がインターネットなどに載っています。
愛犬の排泄物がトイレからはみ出すのは必ず防止できるので、諦めないで根気よく探してください。