犬が分離不安症になった!原因や症状。治し方などを紹介

犬 分離不安症
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いつも後をついてくるワンちゃんの姿はとてもかわいくて、思わず抱きしめたくなりますよね。

だからといって、やたらにかわいがり過ぎるのは良くないことが知られています。

そのことで犬はちょっとしたことで分離不安症という疾患になる恐れがあるのです。

本来は群れを作って集団で生活する動物ですから、独りでいることが苦手なのです。

分離不安症になりかけている愛犬はさまざまなサインを発します。

それを早く察知して対処してあげることが大切ですね。

ここではそんなサインについて解説して、それを解決する対策を紹介します。

 

どんな疾患なの?

独りきりになるとストレスを感じてそれを溜めてしまいます。

いつもくっつきたがって少しも離れないほか、見えないところにいくと鳴くなどの行動が見られたら要注意ですよ。

部屋をメチャクチャにするなどの問題行動を起こすようになる可能性が高くなるのです。

後追いは人にも見られ、その場合は成長とともに自然に治まりますが、犬では進行することがあっても自然には治らないのです。

 

発症が疑われる行動とは?

これらが見られたら注意してくださいね。

 

家の中をメチャクチャにしてしまう

家具を壊してしまうだけでなく、ひどい時には倒してしまうことがあるのです。

さらにはカーテンや紙クズを食いちぎり散乱させるなど、目に入るあらゆる物にイタズラをしてしまうのです。

独りの時にだけイタズラをするなど、これらが見られたら、すでに発症してしまっているかもしれませんね。

 

独りになるとトイレを失敗する、あるいは帰った時に喜び過ぎて失禁する

いつもはきちんとトイレでするワンちゃんが、出かけている時だけ失敗をすることが起こります。

また、帰ると飛びついてきて喜ぶのは良いのですがお漏らしをしてしまったりして、これらはパニックになってしまった時に起きやすいことなのです。

 

自分の足やシッポを舐める、噛む

さびしさを感じる時や、退屈だったりすることがきっかけになって自分の身体を舐めるようになります。

  • ふとワンちゃんを見ると足の先が濡れていることがある
  • 足やシッポの毛が抜けているだけでなく、傷だらけ

時々舐めている程度ならば良いのですが、頻繁に見られようになると自傷行為に繋がります。

 

人が出かけることがわかると、部屋を歩き回って吠えたりする

独りぼっちになりたくない思いから、お出かけの支度を始めるとさまざまなことで止めようとします。

  • 同じところをグルグル回り出す
  • 自分のケージやおもちゃをひたすら噛む
  • 吠え出して止まらなくなる
  • 玄関で靴に乗っかって寝そべるなどしてお出かけを妨害する
  • 壁やドア、家具などそこらを引っ掻く、あるいはかじる

 

どこへ行くにもずっと後をついてくる

初期によく見られます。

特に出かける前と帰った後にはベッタリくっついてついてこようとします。

独りになる恐さを解消しようとするためで、ふだんから後をついてくるワンちゃんは重症化しやすいようです。

 

下痢、あるいは嘔吐をする

ストレスによって体調を崩すことがあります。

 

独りきりでいると食欲がなくなる

誰かといる時はふつうに食欲があるのに、独りきりの時だけ何も食べなくなります。

これが続くと、食が細いことがふつうになって体調不良になってしまうかもしれません。

 

発症のきっかけとなる原因とは?

ワンちゃんがこれらの動きを見せるようになるには、必ずきっかけがあります。

 

以前の恐怖体験

独りきりで過ごしている時に家の近くに雷が落ちたとか、地震が起きたなど恐かったことがあると、独りでいるとまた恐いことが起こるかもしれないと考えてしまうようです。

敏感なワンちゃんでは、工事の音や緊急車両のサイレンでもきっかけになるそうですよ。

 

周囲の環境の変化

ワンちゃんは、自分を取り巻く環境の変化にとても敏感な生きものです。

  • 引っ越しをした
  • リフォームをした
  • 家具の配置を変えて模様替えをした
  • 赤ちゃんが生まれた
  • 新しいペットが増えた
  • 家庭の事情で生活パターンが変わった
  • 飼い主さんが変わった

これらの変化に順応できないことがあると、それがきっかけになることがわかっています。

 

退屈や運動不足

毎日長い時間を独りきりでいて退屈すると、欲求不満が溜まります。

また、忙しくて散歩にいくことができず、遊んでもらえないと運動不足になるばかりかスキンシップも足りないことで欲求不満となるのです。

 

加齢

歳を取ったワンちゃんは耳が聞こえにくくなることや、目が良く見えなくなることが知られています。

そのほかにも身体の機能が全般に低下することがたくさんあって、独りでいることが恐くなるのではないかと思われます。

 

構われ過ぎによる甘え

これまでの原因とは真逆で、いつも構い過ぎると、それが当たり前と思ってしまうようになるそうです。

いつもそばに誰かがいて守られるのが当たり前だと勘違いしてしまうようになると、ほんのちょっと独りでいるだけでもさびしくて発症してしまうのです。

愛情を注いであげることはとても良いことですが、度が過ぎると甘えっ子になってしまうのは人と同じなのですね。

 

疾患がある

脳疾患や神経疾患にかかっていて障害があると、それが元になり症状が現れます。

これといって思い当たることがないにもかかわらず発症している時は、獣医さんに診察をしてもらって疾患を治してあげてくださいね。

また、認知症が進行している場合は、かかりつけの獣医さんの指示に従って対応してください。

 

どのようにしたら治せるの?

環境の変化は慣れが解決してくれますし、加齢や疾患にはかかりつけの獣医さんの指示で対処してください。

散歩にたっぷり付き合うことや遊んであげることは、飼い主さんが意識を変えて取り組むことで解決できるはずです。

しかし、独りで過ごせるようにするには訓練で慣らすほかありません。

これについてはワンちゃんを安心させることが何よりの治療となります。

  • 独りでも家なら安心
  • 家人が出かけるのは当たり前のこと
  • 家人は必ず帰ってくる

これらのことが理解できれば安心してもらえるようになりますよ。

また、ふだんから気をつけてあげて欲しいことは以下のことです。

  • 部屋を荒らすなどしても叱らない
  • お漏らしをしてしまっても叱らない
  • 出かける際には声をかけない
  • 帰った際に興奮していたら相手にしない
  • 興奮が落ち着いてからスキンシップをとる

部屋の片付けやお漏らしの処理は知らん顔をしながら済ませましょう。

叱ってしまうと、さらにストレスを抱え込んでしまうかもしれません。

自分に関心を持ってくれるのが嬉しくなって、わざとイタズラをする子もいます。

また、お出かけの前後も特に声かけず当たり前のように出かけてください。

ワンちゃんに「ふつうのこと」として認識させるようにすると良いでしょう。

 

訓練はどのようにすればいいの?

1分くらい独りきりにするところから始めてすこしずつ長くして慣れさせるので、粘り強くとりくまなければなりません。

ワンちゃんが入れない場所、例えばドアのある部屋やトイレ、洗面所、お風呂場、ベランダなどを使い、ワンちゃんだけになる空間を作ります。

  1. 最初はいるのが見える状況で少しだけ独りにする
  2. 独りでいるのを少しずつのばす
  3. 独りの間におとなしくしていたら思いきり褒める
  4. もし騒いでも無視をして、また最初から何度でもやり直す

褒める際にはオヤツを与えるなどして、楽しい遊びに付き合ってあげるのも良いですね。

これによって独りの時におとなしくしていれば褒められて、楽しい事があると考えるようになれば成功です。

 

独りで過ごせるようになるポイント

訓練の時にもこれらを併用すると良いでしょう。

 

環境を整える

快適に過ごしていられるように、エアコンなどで室温は管理してあげてくださいね。

さらに、カーテンを閉めるなどして外からの刺激を出来るだけ減らしてあげてください。

また、ワンちゃん遊べるオモチャをいくつか置いておくと、そちらに気が紛れて良いかもしれません。

 

たっぷり運動させて疲れさせておく

出かける前に長めに歩かせることや、ドッグランなどで遊ばせておくと、寝て過ごすようになるでしょう。

独りの時をお昼寝タイムにできるようにしてあげてくださいね。

 

問題行動などが重症化してしまったらどうしよう?

上記の訓練の効果がないほど重症となったら、獣医さんに診察してもらってください。

精神安定剤などによる薬物を内服しながら治すことになりますが、大切なことはワンちゃんと飼い主さんとの信頼関係の構築であることに変わりはありません。

 

犬が分離不安症になった!原因や症状。治し方などを紹介・まとめ

愛犬が分離不安症になったら、その治療には時間がかかるということを知っておきましょう。

長い付き合いとなる愛犬ですから、じっくり取り組んでストレスを解消してあげてくださいね。

ただ、飼い主さんが初期段階に愛犬からのサインを見逃さず対応すれば、破壊、失禁、咆哮、自傷行為などの問題行動を防ぐことができます。

分離不安症の予防には愛犬との距離感と愛情が大切とされています。

必要以上に構い過ぎないようにしながらかわいがるバランス感覚を、いつも意識しながら愛犬との生活を楽しんでくださいね。

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