車の中で犬を自由にさせて、体とハンドルの間に座らせているドライバーを見かけますが、その動きに気を取られることがありとても危険です。
「シートベルトでしばりつけるのはかわいそう」とお悩みの飼い主さんには、犬がストレスを感じずに車内で安全に過ごせるドライブボックスをおすすめします。
ケージやクレートなどを積むのもよいですが、ドライブボックスは開放感があって、愛犬が外や家族の顔を見ながら快適にドライブを楽しめるアイテムです。
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犬用ドライブボックスをおすすめする理由とは?
しきりに車に乗りたがるので「今日の散歩は海か公園がいいんだね。わかったよ。車で連れてくね。」って海や公園やら四ヶ所ほど連れて行ったのに、どの散歩コースでも車から少し外の匂い嗅いだら「ここでは降りない」とドライブボックスの奥に座り込んでいっこうに車から降りなかった犬。 pic.twitter.com/zsxKBdse9g
— スシアザラシ (@aniriesuok) March 19, 2022
飼い主さんの安全運転のためには、ワンちゃんにおとなしくしてもらわなければなりません。
ワンちゃんには開放感があり、それでいて動きを制限できるドライブボックスは、次の3つの理由からおすすめです。
運転中の安全を確保できる
ワンちゃんは車窓から顔を出すのが大好きなので、窓が開いていればそこが運転席でも関係なく、運転手の上に乗っかって顔を出そうとしますよね?
これが走行中なら大事故につながるおそれがありますが、ドライブボックスに入れておけば防げます。
愛犬の車酔いやケガを防ぐ
車内で自由に歩き回らせていると、車の揺れでフラフラして車酔いを起こしたり、急ブレーキや急ハンドルで転がってケガをしたりすることもあります。
ドライブボックスの中で座っていれば、ワンちゃんは踏ん張れるので対応ができるのです。
車内をいつも清潔にできる
抜け毛が多いワンちゃんを乗せた後、車のシート掃除がたいへんですよね?
ドライブボックスを居場所と決めておけば、そこを掃除するだけで済むので楽ですよ。
また、車酔いと関係なくワンちゃんが嘔吐するのはよくあること、その場合の後始末はドライブボックスを洗うだけでよく、車内を清潔に保てます。
犬のドライブボックスを選ぶ時は安全性を第一に
ローズのためにドライブボックス(ドライブソファ)と犬用シートベルトを買ってあげた♪ pic.twitter.com/vg6lerlDSk
— みるく (@floppy_milk) May 27, 2019
最近はさまざまなデザインと多用途なものが増えていますが、購入する際に気をつけておきたいポイントがあります。
車にしっかり固定でき安全性が高い
まず確認しておきたいのは安全性です。
急ブレーキ時に、入っているワンちゃんと一緒に飛んでしまっては意味がありません。
車内のシートベルトを利用してしっかり固定できるものを選びましょう。
可能ならば実際に取り付けてみて確認してから購入したいですね。
愛犬の飛び出しを防げる
安全性でもう一つ、走行中おとなしくとも、停車してドアを開けたとたんに飛び出すことがあります。
飛び出してしまって事故にあったり、迷子になったりするケースが多いので、それを防ぐリードが付いているものや、手持ちリードを装着できるものを必ず選んでください。
愛犬の大きさに合っていて外が見える
ワンちゃんは車から外を観るのが大好きで、ドライブボックスが大き過ぎて外が見えないと、不安になって入ってもらえなくなることがあります。
子犬の時にはその体の大きさに合ったものを使い、成長したら大きなものに買い替えることをおすすめします。
簡単に手入れができる
使っているうちに抜け毛やよだれ、吐いたものなどでどうしても汚れます。
手入れが楽なものを選んでまめに掃除をして、清潔感を保つようにしてあげましょう。
撥水・防水加工されたものであれば、手入れが楽になります。
犬のドライブボックスは代用もOK
犬用シートベルトと、
ドライブシートの吊り下げ紐を作っていただきました💖アームレストのフックにかけれて便利🥰 pic.twitter.com/rViERmpyoD
— Genie(ジーニー) (@Genie_0213) March 27, 2022
いつも使っているクレートやキャリーバッグなどを代用として使うこともでき、家の中で使っているワンちゃんのベッドを積んでいる飼い主さんもいます。
ホームセンターなどで売られている柔らかい素材のバスケットなども代用として利用可能です。
ただし、車のシートへの取り付けには工夫が必要です。
取り付けが甘いとワンちゃんも一緒に吹っ飛ぶことになってしまいます。
それと、飛び出し防止用リードの装着方法も工夫することを忘れないようにしてください。
愛犬がゆったりくつろげるドライブシート
助手席や後部座席に広げると、座席の空間全部が大きなドライブボックスになり、ワンちゃんがゆったり過ごせて快適です。
シートベルトを利用して固定できるもの、飛び出し防止リードが付いているもの、表面のライナーが取り外せて洗えるものなどがあります。
ドライブボックスに犬を乗せる際に注意すること
遠慮してるの?
ソファーの上来て良いよ??
このマシュマロクッションむぎちゃんのお気に入りなんです😙
実家に帰るように車にも乗るドライブボックス!
犬をダメにするクッションらしい🤪 pic.twitter.com/TO3c7tCVul— むぎ♀ (@mugi_corgi) June 1, 2021
とにかく、走行中はおとなしく入っていてもらわなければなりません。
そのために、購入したら家の中でも使用して中に入ることを慣らしておきましょう。
ただし、入ることを強制して𠮟かりつけてはいけませんよ。
入れてオヤツを与えるなどして、「入ったら楽しいことがある」と覚えさせましょう。
そうして慣れさせれば、長時間乗せていてもおとなしくしてくれますが、道の駅などを利用して必ずこまめに休憩を取って車から降ろしてあげてくださいね。
犬のドライブボックスとは?ドライブを快適に!まとめ
先住犬の他の2匹に対する圧がすごい😅
ちびはドライブボックスから追い出されてる💦そして寝てる🤣
*ちなみに停車している時の写真です🐶
走行中は危ないのできちんと3匹ドライブボックスに入れてます😎✨ pic.twitter.com/P53IAS71tI— みゆき (@chama_pu_so) April 14, 2021
最近のドライブボックスはデザインが多彩で、2way、3way、なかには4wayで使えるものもあります。
ボックス・カート・キャリーバッグ・リュックの4wayでとても機能的ですが、安全性と座り心地優先で選んであげましょう。
あと大切なのは、いつも清潔にしておくために手入れがしやすいものを選ぶことです。
ドライブボックスが汚れたままでは、愛犬が嫌がって入らなくなるかもしれませんよ。