犬の抜け毛がひどい!対策と掃除のポイントやグッズを紹介

犬 抜け毛 対策
Pocket

種類によっては量が多く、飼い主さんにとっては悩みの種ですね。

特に換毛期では、家の中のどこを見ても毛が飛び散っていてこまめに取ってもキリがありません。

しかし、対策をせず犬の抜け毛が溜まるとダニが繁殖するほか、アレルギーを起こす可能性があるのです。

また、体に残った犬の抜け毛を対策しないと、雑菌が増殖して皮膚炎を起こすことがあります。

ここではそれらへの対策や、家庭内の掃除でのポイント、ケアのためのグッズなどをご紹介します。

 

犬に抜け毛が発生する原因とは?

ワンちゃんの換毛期は1年に2回、たくさんの毛が抜け替わります。

これは夏用と冬用の毛があり、上毛(オーバーコート)と下毛(アンダーコート)を持つダブルコートのワンちゃんに見られる現象です。

 

ダブルコートの主なワンちゃん

  • ダックスフント
  • チワワ
  • ポメラニアン
  • ゴールデン・レトリバー
  • 柴犬

また上毛のみのシングルコートのワンちゃんでは、1年の中で特に季節に関係なく少しずつ生え替わります。

 

シングルコートの主なワンちゃん

  • プードル
  • ヨークシャー・テリア
  • マルチーズ
  • フレンチ・ブルドッグ
  • ビーグル
  • シー・ズー

ただ、最近の室内はエアコンの効果で気温差が生じにくくなっていて、季節に関係なく換毛期のワンちゃんが増えていると言われています。

これはワンちゃんにとってあまりよくないので、できるだけ屋外に連れ出して気温を感じるようにしてあげるとよいでしょう。

 

犬の抜け毛を放置しておくとどうなるの?

取ってもどんどん現れるので、ついつい家の掃除をサボりがちになりますが、これは衛生上あまりよろしくありません。

落ちた毛が溜まったままの場所には、ノミやダニが繁殖することがあるのです。

さらに、下毛には短くてふわふわした綿のようなものが多く、それが浮遊してワンちゃんや人間でもアレルギーを引き起こします。

また、ワンちゃんの体に付いた毛が落ちずに残ったままだと通気性がとても悪くなります。

温度と湿気が高い季節であれば、皮膚炎を起こすマラセチアなどの雑菌が繁殖してしまいます。

取り除いて通気性をよくしてあげる必要があります。

 

犬の抜け毛の飛散予防対策とは?ブラッシングが有効

まず一番効果のある対策は、ワンちゃんへのこまめなブラッシングで体にあるうちに取り除いてしまうことです。

こまめに行うことによって、以下のような利点もあります。

  • 長毛のワンちゃんで毛玉ができるのを防ぐ
  • ワンちゃんの皮膚のトラブルを早く発見できる
  • ワンちゃんとのスキンシップの時間となり、信頼関係が深まる

 

ブラッシングをする際に気をつけること

  • 頻度はできれば毎日、無理でも週に1~2回以上はしてあげたい
  • ブラシは、背中から毛並みに沿って耳や足先に向かってかける
  • 公園などでは迷惑になるのでしない

外でする際は河原や空き地など人のいない場所や、室内なら新聞紙などを広く敷いてその上でやるとよいでしょう。

また、ブラシにはいろいろなタイプがあり、シングルかダブルか、長毛か短毛かでブラシを使いわけるのがおすすめです。

  • ラバーブラシ:ゴム製で柔らかい突起物がたくさんあり、手袋型のものもある
  • 獣毛ブラシ:豚の毛が使われているブラシ
  • スリッカー:金属やプラスチックの平面にピンが並んでいて絡めとる
  • コーム:くしのことで、荒い目の方でほぐし、細かい目で絡めとる
  • ピンブラシ:半球状のゴムにピンが植えられて並んでいるブラシ
  • スクラッチャー:ダブルのワンちゃん専用で下毛だけを取り除ける

なお、スリッカーやコームは固いピンなので、力を入れ過ぎると皮膚を傷つけてしまうので気をつけましょう。

 

犬の抜け毛を予防するファーミネーターとは?

スクラッチャーブラシの一つですが、最も人気が高いブラシです。

ワンちゃん用とネコちゃん用があり、ワンちゃん用はさらに長毛種用、短毛種用がそれぞれS~XLまで5サイズあり、大きさに合わせて選べます。

ファーミネーターの長所は次のとおりです。

  • ハンドルのデザインが人間工学に基づいた設計で握りやすい
  • 軽くかけるだけで取れて使い方が簡単
  • ムダ毛を最大で90%取り除くことができる
  • 毛が刃にそのまま絡むので散らばらない
  • 刃にたまった毛はボタンをワンプッシュするだけで取れる
  • ワンちゃんが心地よさようにして嫌がらない

参考価格はやや高めですが、ネット通販などで格安で購入できる場合があります。

ただし、人気商品だけに粗悪や模倣品がたくさん出回っているので気をつけましょう。

 

トリミングとシャンプー、服も犬の抜け毛対策に有効

こまめなシャンプーでかなり取り除くことができますが、洗いすぎは皮脂を落とし過ぎてしまうので注意しましょう。

多くても2週間に1回程度を目安としてくださいね。

トリミングサロンでのトリミングでは、シャンプーやムダ毛の処理もしてもらえるので定期的に通うとよいでしょう。

また、服を着せるのも対策になります。

最近はワンちゃん用のおしゃれな服があるので、着せ替えを楽しみましょう。

 

犬の抜け毛の掃除はしっかり

コロコロと呼ばれる粘着ローラーは必需品ですが、カーペットに絡みついた長毛が取れきれず、部屋の全てにかけるのは大変です。

最近はカーペットに絡み付いたものもしっかり取れるペット専用の掃除機があっておすすめです。

変わったところでは、亀の子たわしがカーペットなどの掃除に有用で、驚くほど絡めとることができますよ。

 

犬の抜け毛がひどい!対策と掃除のポイントやグッズを紹介・まとめ

換毛期には対策を取っても愛犬の体から抜け毛が出て、部屋の中に飛び散るのが悩みの種ですね。

ただ、被毛が入れ替わるのは犬が健康である事の証でもあります。

抜け毛対策や部屋の掃除を頑張ることは愛犬のためとして頑張りましょう。

また、抜け毛をブラッシングで取ってあげることは、愛犬とのコミュニケーション作りにも役立ちます。

>>合わせて読みたい!赤ちゃんは犬といつから同居できる?犬のいる家に赤ちゃんと訪問