【専門家監修】犬が手羽先を食べても大丈夫?手羽先の『先』は?

手羽先の先 犬 手羽先
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最近愛犬のおやつを手作りしているという話を聞くことが増えてきました。

人間用の食品と違いペット用のドッグフードやおやつには食品衛生法がないため、たとえ粗悪な食材を使用していたとしても表示義務がないのです。

その事実が世の中にも浸透してきた結果、家族の一員でもある大好きなペットに安心・安全なごはんを食べさせてあげたいという飼い主さんが増えてきています。

ペットショップで販売しているペットフードやおやつが安心かどうかわからないのであれば、『スーパーで食材を買って自分で作ってしまえば安全』というわけですね。

鶏のささみジャーキーや手羽先などインターネット上にはありとあらゆる犬の為のレシピが載っていますが、そんな中犬のための『手羽先の先』を使ったおやつが注目されていることをご存知でしょうか。

そもそも『手羽先の先』とは何なのでしょう?

私達が通常煮物やスープで使う手羽先のもっと先の部位になります。

大きさでいうと普通の手羽先の2周りほど小さく、先の部分は価格も手ごろで愛犬の食いつきもよいおすすめの部位なのです。

【専門家監修】添野暁子

専門家 監修
【動物関係の保有資格】2歳から犬と育ち、現在は4代目の愛犬と暮らすWebライター。愛玩動物飼養管理士1級の資格を持ち、犬について日々研究している。

犬に手羽先を食べさせても大丈夫?

では実際に犬のおやつ『手羽先』や『手羽先の先』について詳しく紹介していきましょう。

犬に手羽先を食べさせて大丈夫かという質問をよく耳にしますが、結論から言うと犬に手羽先を食べさせて大丈夫です。

鶏肉やささみが犬にとって栄養もたっぷりでアレルギー反応も少ないことはわりと知られていますが、もちろん手羽先にもタンバク質やコラーゲンなど犬にとって重要な豊富な栄養素がたっぷり詰まっています。

ではなぜ犬に手羽先や手羽先の先に関しては与えてはいけないという反対意見も多いのでしょうか。

インターネットをよく見てみるとそのほとんどの理由は『骨が喉や臓器に刺さるから』というものです。

業者がドッグフートを売りたいからという思惑も存在するようですが、冷静に考えてみると昔はドッグフード自体がありませんでした。

猫にしても犬にしても人間に飼われているペットたちは飼い主さんのごはんの残りを食べてましたよね。

ドッグフードを食べつけている子の場合、噛む力が弱くなっていたり愛犬の食欲をそそるように添加物で犬好みに味付けされたペットフードの方が食いつきがいいかもしれません。

しかし本来は野生の動物を食べて生きてきたのです。

最初は慣れない子もいるかもしれませんが、本能で鶏肉がおいしいことを分かっているので手羽先や手羽先の先を与えると大喜びで食べてくれますよ。

 

犬に手羽先の骨も与えていいって本当?

インターネット上には近年、個人でもあらゆる情報を掲載できる為ありとあらゆる情報を載せることができ、それらの情報をいつでもどこでも簡単に検索できるようになりました。

とても便利な世の中になりましたが、レシピや健康面などの記事の中には科学的根拠のない情報もたくさんあります。

手羽先や手羽先の先についてもそのうちのひとつで、骨が喉や臓器に刺さるから愛犬に与えるのは危険!という情報がたくさん存在するんですよ。

たしかに大きいままでは愛犬も食べづらく無理やり食べて怪我をしてしまう可能性もあります。

しかし、この解決策として手羽先や手羽先の先の骨が刺さらないように食べやすい大きさにカットしてあげればいいだけなのです。

安全面に配慮すれば手羽先の骨を犬に与えても問題ありません。

骨に関していうと、骨は加熱することで繊維に沿って割れやすくなります。

生の骨はとても堅く、歯磨きにもってこいな部位なのです。

歯磨きが苦手だったり歯磨き効果のあるおもちゃで遊んでくれないなんて悩みをよくききますが、生の骨を食べることで犬は夢中で歯を擦り付けて噛み砕きます。

さすがの犬でも堅そうにしているので消化に悪いのでは?なんて思いがちですが犬の消化能力ってすごいんです!

市販の犬用歯磨きガムよりも難なく消化してしまいます。

ただし、犬にあげる場合は手羽先や手羽先の先と一緒に生で食べさせる場合には新鮮でないと肉自体にサルモネラなどの菌がいる場合もあるので、その点は要注意です。

 

愛犬に手羽先を食べさせる時の注意点

では実際に手羽先の与え方について説明していきますね。

まず、スーパーやお肉屋さんで手羽先を買う際ほとんどの場合はパックや袋にいくつかまとまって販売されていると思います。

手羽先は冷凍保存ができるので、買ってきたらまず一つ一つ丁寧にラップに包んで保存しましょう。

大量に買った方がリーズナブルですが、冷凍焼けしてしまう心配もあるので慣れるまでは大量に買わず食べ切れる範囲内で買うことをおすすめします。

冷凍にしてあった手羽先をお皿に移し替えて電子レンジで3、4分加熱したら骨が付いている部分に関してはハサミで1cm未満に小さくカットしてあげましょう。

切らなくても愛犬の喉や食堂・胃などに骨が刺さるようなことはまずないですが、食べやすく小さくカットすることで消化不良も起こしにくくなりますよ。

よくごはんを変えたりすると吐いてしまって『やっぱりこのごはん合わなかった』なんて思ってしまう方がいますが、いつもと違うごはんのにおいにおなかがすいてしまい胃酸過多で吐いてしまっている場合も多いです。

いくら大好物でも超空腹のまま一気に食べてしまうと人間でも気持ち悪くなってしまいますよね。

アレルギーだったりするといろいろな症状が出てくるので、まずは少しずつ何回か与えてみて、吐いてしまったとしても落ち着いて愛犬の反応や身体の状態を注意深く観察してあげましょう。

 

犬に『手羽先の先』を食べさせても大丈夫?

 

犬に手羽先を食べさせてもいいことはわかって頂けたかと思いますが、では手羽先の先に関してはどうでしょうか。

もちろん大丈夫です!

手羽先も手羽先の先も骨の周りに肉が付いていて繋がっている部分なので同じ物と考えて大丈夫ですが、手羽先の先の部分のほうが骨が細く柔らかいので、よりおすすめできるというわけです。

というわけで・・・心配な方はまず手羽先の先の部分から与えてみることをおすすめします。

愛犬の食べっぷりを見て手羽先と手羽先の先をじょうずに使いわけましょう。

 

そもそも『手羽先の先』って?

手羽先の先とはその言葉通り手羽先よりももっと先の先端部分、つまり人間でいうと肘から上の部分が手羽先だとしたら手羽先の先は肘より下の腕の部分をさします。

よくスープの出汁をとる際に使われることも多く、手羽先と区別するためスーパーやお肉屋さんなどでは『ガラ』と表記されていることが多いです。

最近は愛犬の手作りごはんとしての需要も急激に高まってきたため売り切れていることも多い人気の部位で、手羽先の半額以下で買えることもあり、飼い主さんにとっても愛犬にとっても魅力的な食材といえますね。

 

犬も大満足!手羽先の先の栄養効果

鶏肉は犬にとっても大好物なことが多く、手作りごはんには最適な食材といえます。

手羽先や手羽先の先にはさらに豊富な栄養素もたくさん含まれているんですよ。

その代表として

  • ビタミンA・・・免疫力アップ
  • コラーゲン・・・血管や皮膚を健康にする
  • カルシウム・・・骨や歯を丈夫にする

手羽先にはコラーゲンがたっぷり詰まった軟骨やスジ、ミネラル豊富な骨髄など愛犬の健康に欠かせない栄養素がたくさん含まれています。

また犬は人間の10倍以上もカルシウムが必要ですが、骨を食べることでダイレクトにカルシウムを摂取することができますよ。

鶏の他の部位に比べるとタンパク質が少ないので、手羽先や手羽先の先ばかり与えるのではなくいろいろな食材を与えて人間同様バランスのよい食生活を心掛けましょうね。

 

愛犬の健康にも手羽先の先はおすすめ

 

ここ最近犬は『ペット』というよりも『家族の一員』という位置付けになりつつあります。

だいすきな愛犬によりよい暮らしをさせてあげたい!

そんな飼い主さんが増加することにより、ひと昔前までは考えられなかった現象が日常になっていくのです。

犬用ごはんやおやつ・サプリができ、犬用の冷暖房商材、そして犬のためのお墓まで・・・

本来は自然の中を元気いっぱい走り回って、野生の動植物を食べていた犬たちも人間と同様な環境下で生活することで以前はなかった悪影響に悩まされる犬もいます。

毎日エアコンで温度調整された部屋で過ごしているために外で体温調節ができなくなってしまったり、おやつのあげすぎで結石やアレルギー、糖尿病などいろいろな病気になってしまったり。

愛犬の健康を願うのであれば、世の中に溢れる誤情報に振り回されず正しい知識をきちんと身に付けて、犬の環境やごはんにも気を配っていきましょう。

手羽先や手羽先の先にはコラーゲンやカルシウムをはじめ愛犬にとって豊富な栄養素がとれるだけでなく、うまく活用すれば歯磨きの役割も果たしてくれるすぐれもの。

食事やおやつにじょうずに取り入れて愛犬と共にいつまでも健康的に過ごしましょう。

鶏肉は全体的に犬も大好物。

手羽先や手羽先の先以外の部位もおいしく食べてくれますよ。

>>鶏ささみを使ったヘルシーな犬用ジャーキーのレシピ