犬に手作りジャーキーは大丈夫?手作りの方法やダメな作り方も紹介

手作り ジャーキー
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ペットショップに行くとわんちゃん用のごはんと一緒にたくさんのおやつが並んでいます。

魅力的なおやつがたくさん販売されていて、愛犬がおやつをおねだりする様子やおいしそうに食べている姿がかわいくてついつい買ってしまうことも多いのではないでしょうか。

躾のご褒美として上手に利用している方もいると思います。

しかし、かわいいからといって人間のおやつ感覚で与えてしまうと、それが愛犬にとって命取りになってしまうこともあるんですよ。

市販のおやつには食いつきを良くする脂肪や添加物、保存料などがたくさん入っていて、カロリーや添加物を摂りすぎると心臓病や糖尿病、尿路結石、関節障害、アレルギーなど恐ろしい病気のリスクが高まります。

そんなリスクを回避してくれるのが犬用手作りジャーキー

手作りすることのメリットは使用している食品を選べるので安全であるということ。

特に鶏のささみを使ったジャーキーはとても食いつきがよく、コスパの面でも圧倒的にリーズナブルです。

きちんと正しい知識を身に付けて、愛犬が健康に過ごせるよう心掛けてあげましょう。

 

犬に手作りしたジャーキーを与えても大丈夫? 

今までずっと市販品を購入していた方であれば愛犬のためといえど、初めての手作りには多かれ少なかれ不安がありますよね。

ネットで『手作りジャーキー』と検索すれば、正しい情報から誤った情報までいろいろな情報があふれています。

愛犬の健康に直接関わってくることなので不安な気持ちもわかりますが、ジャーキーなど愛犬に手作りしたおやつをあげることはもちろん大丈夫です。

正しい知識で作ったものであれば市販のおやつを与えるよりも安全性が高くコスパ面でもお得で、むしろおすすめです。

 

手作りジャーキーと市販のジャーキーの違い

市販されているおやつはどれも食いつきが良く愛犬に合っているのではないかと思ってしまいがちですよね。

パッケージもキャッチーでペット想いな言葉が書いてあったりしますし、堂々と売っているのだから変な物は入っていないだろうとも思ってしまいます。

しかし、中には安く売るためであったり、リピートしてもらうためにあまりよくない添加物を使っている商品があることも事実です。

傍らに小さく書いてある食品表示を注意深く見てみましょう。カタカナ表示がたくさん書いてありませんか?

D-ソルビトールや亜硝酸ナトリウムなど聞きなれない物がたくさん入っているものは要注意です。

例えばD-ソルビトールは甘味料としての役割があり食いつきUP、亜硝酸ナトリウムはジャーキーなどの見た目を鮮やかにするため、プロピレングリコールは乳化剤や保湿剤として使われます。

これらの添加物はいろいろな食品に使用されていますが、特に亜硝酸ナトリウムプロピレングリコールは発癌性物質に指定されているんですよ!

もちろんカタカナ表記のものが全て悪いという訳ではありませんが、そのほとんどが食いつきをよくする為の添加物や脂肪、日持ちさせるための保存料だったりするのです。

そんな物をだいすきな愛犬が口にしていると思うと怖くなってきませんか?

実際、わんちゃんが死亡する原因のワースト1位はガン(悪性腫瘍)です。

手作りでおやつを作る場合、愛犬の好みやコンディションによって食材を変えられるうえに添加物を入れることはまずないので、愛犬の体にとってもやさしいおやつであるといえます。

 

手作りジャーキーの栄養素ってどれくらい?正しい知識で上手に与えよう!

鶏のささみ肉は高たんぱく・高カルシウム、さらに低脂肪なので脂肪を減らすダイエット効果があり、運動量の多いわんちゃんであれば筋肉にもなる理想的な食材です。

ささみに含まれる栄養素は筋肉や臓器の基礎となるたんぱく質や糖質や脂質の代謝を促したりガンの抑制にもつながるビタミン、ミネラルが豊富でアレルギーにもなりにくいのが特徴。

市販の添加物入りの食材などから摂取しまった体内の有害物質を排除してくれる役割もあるんですよ。

与える量は愛犬の体の大きさや運動量によっても変わってくるので一概にこれくらいと表示するのは難しいですが、1日に必要なカロリーの1割を超えないくらいと考えましょう。

愛犬がおいしそうにジャーキーを食べるからとどんどんあげるのは絶対に厳禁!

目安として

  • 小型犬・・・ささみ1本~1本半
  • 中型犬・・・ささみ2本~3本弱
  • 大型犬・・・ささみ2本~3本

鶏ささみはだいたい1本あたり50カロリー前後なので覚えておくと便利です。

 

犬に手作りジャーキーを与える方法・ダメな作り方も紹介

手作りジャーキーの万能さをたくさんお伝えしてきましたが、どんなに万能な食材であっても与えすぎはNG。

ダイエット効果があるからと犬にジャーキーばかり与えすぎているとカロリーオーバーになり元も子もなくなってしまいますし、カロリーを気にしてジャーキーだけ食べさせると栄養不足になってしまいます。

何事も『適度』が大切です。人間と同じようにバランスよくいろいろなものを摂取しましょうね。

 

手作りジャーキーを与えるタイミングを見極めよう!

手作りジャーキーは硬さ的にも栄養面でも成犬から老犬まで食べられますが、仔犬の場合はまだ消化器官が未発達なのでおやつを与えるのはなるべく避けた方が無難です。

生後10カ月くらいからがベストと言えるでしょう。

おやつを与えるタイミングとして一番効果的なのはしつけの一環で与えること。

きちんと言うことがきけたらご褒美におやつをあげる、こうすることで愛犬も楽しくルールを身に付けながら飼い主さんとのコミュニケーションもとることができて一石二鳥ですね。

躾以外にも食が進まない時に細かくしたジャーキーをごはんに混ぜて食力増進させる方法もあります。

 

危険がいっぱい!手作りジャーキー、本当にその作り方で大丈夫!?

SNSなどで愛犬に手作りのジャーキーを作ってあげました、なんて記事を目にすることも増えてきましたが、手作りには手作りの怖さもあります。

その代表格ともいえるのが食中毒やサルモネラ菌。

どちらも人間にとっても危険なものですが、愛犬にとっても最大限気を付けなければいけない相手なのです。

鶏肉に限らずジャーキーにするようなお肉にはこれらの菌が含まれていることがあり、菌が増殖することで食中毒や健康を害する要因になってしまいます。

菌を増殖させないために、まず調理器具や手をしっかりと除菌しましょう。

お肉自体は脂身の少ない部分を使います。

これは脂身が悪いということではなく、脂身の部分はオーブンで焼いても水分が残りやすく菌の増殖リスクが高まるからです。

焼く時の温度なども重要になってきますので、詳しい作り方についてはレシピを参考にしてください。

 

まずはおさえておきたい!手作りジャーキーを扱う際の注意点

手作りのメリットは食材を選べること。

愛犬の好みやコンディションに合わせ鶏ささみや砂肝、もも肉などいろいろな部位のおやつを作ってあげることができます。

鶏以外にも鹿や馬肉なども人気がありますが、初心者さんにおすすめなのは作り方も簡単な鶏のささみを使ったジャーキー。

 

正しい手作りジャーキーの作り方

  1. あまり厚すぎない程度(5mm以内)でお好みの大きさに切り分ける※市販品を与えていた方はそれに近い形でもOKですが、焼き上がりは半分くらいに縮むので、それも加味したうえで切り分けしましょう。
  2. ささみに筋や脂肪が付いていたらきれいに削ぎ落します
  3. オーブンを150度に予熱しておく
  4. 天板にオーブンシートを敷きスライスしたささみを重ならない様に並べる
  5. あたたまったオーブンで30分ほど焼いたら温度を100度に下げて更に20分焼く

焼き終わったらオーブンの中でそのまま自然に冷めるのを待って完成!

ささみ2本100g前後で仕上がりは40gほどになります。

 

手作りジャーキーの日持ちってどれくらい?決め手は水分量!

手作りで作ってはみたものの、賞味期限ってどれくらい持つのでしょうか。

手作りのささみジャーキーなど単に焼いて水分を飛ばしたものは、だいたい1週間前後を目途に消費しましょう。

本格的な手順を踏みしっかりと乾燥させ、保存方法にもこだわれば数ヶ月くらい持つものもできますが、安全性を考慮するなら最初のうちはこまめに作るほうが無難です。

冷凍保存もできますが冷凍やけなどの心配もありますので、愛犬の健康を考えるのであれば慣れるまでは多少面倒でもその都度作って1週間程度で消費するのがベストです。

保存容器やジップロックに乾燥剤と手作りジャーキーを入れて、冷蔵庫にて保存しましょう。

 

犬に手作りジャーキーを与える方法まとめ

手作りジャーキーの最大の魅力は無添加とリーズナブルに作れること。

市販のおやつに入っている添加物や保存料を愛犬が口にしてしまうことがないので愛犬の健康にもよく、安心して楽しいおやつタイムを過ごせます。

鶏のささみを使ったジャーキーに慣れてきたら砂肝やもも肉など部位を変えてみたり、馬肉やお魚などレパートリーを増やせるのも手作りならでは。

いろいろ挑戦してみてくださいね。

食品を扱う上でもちろん多少のリスクはありますが、正しい知識を身に付けて愛犬ともどもずっと健康でいられるように心掛けていきましょう。

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