【専門家監修】犬におやつにささみをあげても大丈夫?おすすめ おやつのささみ・ダメな与え方も紹介

犬 おやつ ささみ
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ささみの匂いを嗅ぎつけた愛犬が、「お利口さんにしていますよ〜」といつもより得意顔でマテをしているなんて経験はありませんか?

そんな可愛らしい姿に、ほっこり。

ついついおやつをあげたい気持ちになりますね。

しかし、間違ったおやつのささみの与え方をすると非常に危険なんですよ。

そもそも犬にささみを与えても良いの?という疑問を持たれる方もいるかと思います。

飼い主さんとしては、愛犬が健やかに生活するためにも与える食材について細心の注意が必要ですよね。

今回は、食材の中でも「ささみ」に注目して、根本的な疑問から正しい与え方、注意点などをご紹介します。

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【専門家監修】大谷幸代

専門家 監修
【動物関係の保有資格】専門学校講師、愛玩動物飼養管理士・トリマー・アロマセラピスト・ホリスティックケアカウンセラー・ペット食育士・ペット災害危機管理士・マウスケアメンター等

 

犬にささみを与えても大丈夫? 

結論から言えば、犬にささみを与えても大丈夫です。

もともと犬は、肉食に分類された動物なので鶏肉を食べても問題ないといえるでしょう。

さらに、ささみの部位は、犬の健康維持に有効な栄養素がたっぷり含まれているんですよ。

素朴なイメージの食材ですが、実はスーパーフードというわけです。

ただし、しっかり茹でるなどして加熱処理された状態のものであることと、与える量には注意が必要です。

正しい与え方については後ほど詳しくみていくので、そちらをチェックしてみてください。

ここでは、ささみを与えることで得られる「メリット」を詳しく解説していきます。

タンパク質を摂取することができる 

ささみから得られる動物性タンパク質は、犬にとって非常に重要な役割を担っています。

最も筋肉の発達を支えてくれるほか、美しい毛並みの維持や皮膚の健康、内蔵機能や血液、骨を作るうえでも大切な栄養素です。

そんな、生命維持に欠かせないエネルギー源が豊富に含まれている頼もしい食材なのです。

低カロリーでダイエットに適切 

ささみは、鶏肉の部位の中でも一番脂肪分が少なく低カロリーだといわれています。

そのうえ、炭水化物、脂質があまり含まれていないことからヘルシーで食べても太りにくく、愛犬の肥満解消や予防に効果が期待できます。

ただし、与えすぎては本末転倒。

いくら低カロリーだから安心といって与えすぎてしまうことは、かえって肥満になる恐れがありますので、愛犬の体重や健康状態にあわせて適量を与えるようにしてくださいね。

骨を丈夫に保つ効果 

ささみには、リンという栄養成分が含まれています。

リンはあまり聞き慣れない栄養成分ですが、歯や骨を丈夫に保つ効果があるといわれているミネラルの1種です。

また、腎臓や心臓の健康維持、神経伝達などにも関わっている重要な栄養素のひとつなのです。

 

犬にささみを与える方法・ダメな与え方も紹介 

ささみは、犬に与えても良いということがわかりましたが、正しく与えることが必要となります。

ここでは、犬にささみを与える方法とダメな与え方について詳しく解説していきます。

与えるささみはどのくらいが適量? 

愛犬にささみを与える量は、1日に必要な総カロリーの10%未満にとどめるようにしましょう。

理由は、ミネラルの1つで必要な栄養素でもあるリンですが、過剰摂取してしまうと腎不全を発症する可能性が高いといわれているからです。

また、愛犬が喜ぶからといって、一度にたくさんあげすぎると下痢や消化不良になる恐れもあります。

おやつにささみを与えた時は通常の食事を減らすなど、栄養バランスとカロリーを考えながら適量を与えることが大切ということですね。

ちなみに、市販されているささみのおやつには、与える量の目安が示されているものもあるので参考にしてみてください。

生肉は危険?!ささみの調理方法とは? 

愛犬にささみを食べさせる場合は、必ず加熱調理したものを与えましょう。

「犬は肉食動物だから生肉でも大丈夫だろう」と誤った認識をしてしまうと大変危険です。

なぜなら、ささみの表面にはサルモネラ菌が付着している場合があるので、犬がお腹をこわして下痢をしてしまう原因になるからです。

生肉はダメ!と覚えておいてくださいね。

調理方法は、至ってシンプル。

沸騰したお湯で茹でるか、耐熱皿に入れてレンジでチンする方法が簡単です。

少し生の部分が残っても良いようですが、安全性を高めるためにもしっかり加熱することをオススメします。

もうひとつポイントになるのは、味付けをしないことです。

私たちが食べる分には、お塩やお酒、香辛料を入れてアレンジしても問題ないですが、犬にはNG。

塩分過多となる可能性があるので、素材の味のまま与えましょう。

その代わりに、ゆで汁はドックフードに混ぜて与えるなど有効に活用できるので、試してみてくださいね。

 

まずはおさえておきたい!ささみを扱う注意点 

ここでは、まずおさえておくべき「ささみ」の基本的な知識や扱うときの注意点について詳しく解説していきます。

アレルギー症状がないか必ず確認をする 

初めてささみを与える時は、アレルギー症状がでないかしっかりと様子を観察しましょう。

愛犬がささみを美味しそうにペロリと食べてくれるのは喜ばしいことですが、まだ安心はできません。

実は、鶏肉アレルギーだった・・・なんてこともあり得るので、飼い主さんはアレルギー症状があるかのチェックも忘れずにおこなってくださいね。

与え始めは、1、2cmほどのサイズに小さくカットして食べさせてみましょう。

そこでアレルギーの症状がなければ、徐々に量を増やすようにします。

もしアレルギーの症状らしき反応があれば、与えるのをすぐにストップさせてください。

アレルギーの主な症状は、こちらになります。

  • 下痢や嘔吐
  • 皮膚の痒み
  • 目や口などの粘膜が赤くなる

これらの症状が出た場合や異変を感じた場合には、早めに獣医さんに診てもらいましょう。

カンピロバクター食中毒を防ごう

鶏の腸管内には、「カンピロバクター」という菌が存在します。

この菌は、ほかの細菌と比べて少ない量でも感染することが特徴で、特に鶏肉は保菌率が高いといわれています。

犬は、感染しても無症状のケースが多いようですが、場合によっては下痢を起こすこともあり得るので注意が必要ですね。

例えば、子犬や老犬で免疫力の低い犬や、ストレスに直面した犬などに発症することがあります。

では、どのような対策が効果的なのでしょうか。

  • 生肉を与えない(未加熱NG)
  • 完全に火が通った肉を与える(加熱不十分NG)

カンピロバクターは熱に弱く、加熱調理することによって死滅します。

調理する際は、ささみの表面だけではなく中身まで火が通っているか確認してから与えるようにしましょう。

また、カンピロバクター症は私たち人間において、近年、食中毒件数が多くなっており身近な感染症です。

飼い主さんも、ささみの取り扱いには十分に注意して感染しないよう気をつけてくださいね。

 

犬にささみの与え方まとめ 

「ささみ」は、栄養成分が豊富で愛犬の健康を支えてくれる食材。

さらに良心的な価格なので、おやつやご褒美など食生活に摂り入れやすいのも魅力の一つです。

そして何より犬の食いつきが抜群に良い。

ささみをおやつとして上手に使えば、愛犬と良好なコミュニケーションが取れて距離を縮めることができますよ。

もちろん、ささみの与え方には注意が必要で、加熱調理したものを適量与えるようにしましょう。

与え始めはアレルギー症状の有無を確認することが大事になるので、愛犬をよく観察してくださいね。

他のアレルギーを持っている犬で、ささみを与えて良いのか判断に迷うという飼い主さんは、かかりつけの獣医さんに相談することをオススメします。

正しい知識をおさえておけば、とても頼もしい食材なので活用していきたいですね。

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