犬が心筋症になった!!拡張型心筋症の手術、余命は?

犬 心筋症
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心筋症は心臓を構成する筋肉が何らかの原因により、通常の厚さよりも厚くなったり、薄くなったり心臓の働きが悪くなります。

症状が出ないこともありますが、症状がなくても進行することが多いため心筋症と診断されたら治療を続けることが大切です。

心臓はとても重要な臓器だから症状がなくても治療をすることが大事なんだね。

 

【犬の心筋症】症状や使う薬は?

 

心筋症の症状には以下のようなものがあります。

  • 元気や食欲がなくなる
  • 体重が減ってくる
  • 運動をしたがらない
  • 肺水腫
  • 呼吸困難
  • 胸水・腹水が溜まる
  • 失神
  • 突然死

下の症状に行くほど重症化していると言えるでしょう。

治療に使う薬は病態に合ったものですが主に以下になります。

  • ACE阻害薬
    血管を拡張させ血圧を下げる薬です。
    治療の第一選択薬として使用します。
  • 利尿剤
    循環血液量を減らして心臓の負担を軽減する薬です。
    腎機能が低下している場合の使用は注意しなければいけません。
  • Ca感受性増強薬
    心筋の収縮力を上昇させる薬です。
    心臓病が進行してきた時に使います。
  • Ca拮抗薬
    末梢血管を拡張し血圧を下げる薬です。
    使用開始時はふらつきや食欲低下など低血圧の症状に注意。
  • 硝酸薬
    血管拡張薬です。
    冠動脈拡張作用があり心筋の血液量を増やします。
  • B遮断薬
    心拍数・心拍出量を制限して心筋の負担を軽減する薬です。
症状が進行すると最悪の場合、死に至ることもあるって怖い病気だよね。早期発見・早期治療がとても大事じゃないかな。

 

拡張型心筋症になると咳が出る?

 

心筋症は拡張型心筋症と肥大心筋症に分かれていますが、多くは拡張型となっています。

心臓の筋肉異常により心筋が薄くなるkとおで、心臓が収縮する機能が著しく低下します。

心臓が機能せず全身に必要な血液を送ることができないため、さまざまな症状が現れます。

初期は症状が出にくく気づかれにくいため、進行してから初めて症状が現れるという感じです。

拡張型心筋症の症状は心筋症とだいたい同じなのですが、違う点は咳が出るという点になるでしょう。

咳は拡張型心筋症だけではなく、さまざまな病気が隠れていることがあるから咳が長引いているなと感じたら一度検査してもらってね。

 

拡張型心筋症の診断や手術について

 

拡張型心筋症の原因ははっきりとはわかっていないため、診断は以下のような検査を行った上でされることが多いようです。

  • 聴診
  • 血液検査
  • X線検査
  • 超音波検査
  • 心電図

など。

上記の検査で拡張型心筋症と診断されれば、即治療に入りますが手術はせず薬物治療が中心になるでしょう。

心臓への負担を減らす薬やおしっこの量を増やす利尿剤、心臓の収縮力をあげる強心剤などの薬を使い分けていきます。

不整脈がある場合は抗不整脈薬を投与します。

また、タウリンやカルチニンなどのサプリメントで心機能を補ったり、塩分を制限した処方食で心臓への負担を減らしていくことになるでしょう。

拡張型心筋症を治す薬は今のところないから症状が悪化しないような対処療法を行う治療が中心になるよ。

 

心筋症になると余命は?治る子や長生きする子もいる?

 

心筋症になると治る見込みはありません。

予後は悪く重症の場合、余命は半年~2年で亡くなることも。

中には突然死する可能性もあるでしょう。

大切なのはとにかく早期発見・早期治療です。

一度発症すると一生涯の治療は必要になりますが、早期に治療を始めると余命2年と言わずそれ以上生きられる子もいます。

一度罹ってしまうと完治はできないんだね。でも、早期治療をすることができれば長生きできることも可能だから少しでも異常を感じたら受診するようにしてね。

 

心筋症になりやすい犬種は?

 

心筋症になりやすい犬種は一般的に大型犬が多いと言われています。

  • ボクサー
  • ドーベルマン
  • コッカースパニエル
  • グレートデン
  • セントバーナード
  • オールドイングリッシュシープドッグ
  • ニューファンドランド

など。

性別はオスがメスの1.5倍多く発症します。

発症しやすい年齢は3~7歳と言われており年齢が増すに連れて確率は高くなっていくでしょう。

1年1年発症する確率は高くなっていくから成犬になったら最低1年に1回は定期健診をするようにしてね。

 

拡張型心筋症に適したフードは?

 

心臓病に用いられる食事療法食は以下のような点に配慮し作られています。

  • 進行度合いによって段階的にナトリウム制限
  • 心臓の働きをサポートする栄養成分を配合
  • 心臓病とともに起こる傾向がある慢性腎不全を考慮しリンを制限
  • 心臓病の進行とともに増える活性酸素に配慮

以上を踏まえてフードを選ぶ必要があります。

一般的に心臓に疾患を抱えている子の食事は低脂肪食・低カロリー食を意識するよう指導されることが多いでしょう。

シニア犬になると運動量・代謝が低下し太りやすくなります。

そうなると拡張型心筋症を悪化させるだけではなく、関節えの負担も出てくるためできるだけ太らないようにしなければいけません。

また、ドッグフードを選ぶ際はナトリウム量を注視するようにしてください。

塩分を制限した食事を勧められることも多く、最近では塩分の代わりにアミノ酸などを使用し嗜好性を挙げているフードも販売されています。

ドッグフードを選ぶ時はシニア向けのものの中で、低脂肪・低ナトリウムを軸に探してみることがおすすめだよ。

 

【心筋症・食事療法】5つのポイント

 

適したフードの項目でサラっとどんなフードが最適なのかをご紹介しましたが、ここではより詳しく解説していきます。

 

ナトリウム・クロールの制限

心不全の症状が進行するにつれ過剰なナトリウム・クロールを排泄することができなくなります。

すると心臓肥大や静脈うっけつが進み高血圧にも繋がります。

そのため、心臓に疾患を抱えている子のドライフードはナトリウム量0.08~0.25、クロール量はナトリウム量の1.5倍という食事内容が勧められます。

 

タウリンの増量

タウリンは心不全の子に重要な成分で、特に拡張型心筋症の子では心筋中のタウリン濃度が低下していると言われています。

タウリン濃度が正常であっても、タウリンの追加が心臓病には有益なケースがあると考えられているのです。

また、タウリンを大量に食べても毒性が出るということはないので安心してくださいね。

 

L-カルチニンの増量

L-カルチニンは、心筋においてエネルギー物質の運搬やミトコンドリアの解毒に関わる重要因子です。

拡張型心筋症などではL-カルチニン欠乏が明らかに見られます。

そのためL-カルチニンを増量して与えることは心臓に疾患を抱えている子に大切でドライフード中に0.02%以上含まれているものが推奨されています。

 

リン制限

心臓病と併発して起こりやすいのが腎臓病です。

犬の腎臓病では過剰なリンが致命的となってしまいます。

そこで腎臓への負担を避けるためにリン制限が推奨されているのです。

ドライタイプのドッグフードでリンを0.2%~0.7%に制限することが望ましいでしょう。

 

カリウム・マグネシウムコントロール

心臓病の犬は血中のカリウム数値が不安定になり、低カリウム血症や高カリウム血症を発症しやすくなります。

また、心臓病の治療薬によって低マグネシウム血症も見られるようになるでしょう。

そうするとカリウム・マグネシウム異常は不整脈・心筋収縮の低下・筋力低下などの副作用を発生させやすくなるリスク要因を誘発してしまうのです。

ドライフードでカリウム量0.4%以上・マグネシウム量0.06%以上に調整することが望ましいでしょう。

数字が一杯出てきて悩んでしまう場合は、ショップの店員さんか動物病院の先生に相談して適切なフードを選んでもらうといいよ。

 

肥大型心筋症ってどんな病気?

 

心筋症には肥大型心筋症というものもあります。

肥大型心筋症は心筋異常で主に左心室の壁が分厚くなり、全身にうまく血液を送ることができなくなる病気です。

肥大型になる子は稀なのですが、主な症状は

  • すぐ疲れる
  • 呼吸困難
  • 不整脈

などが見られます。

全身麻酔が原因の突然死や原因不明の突然死で解剖をしたことをきっかけに見つかることが多いようです。

稀な病気のため治療法はまだ確立されておらず、症状に対する対処療法での治療がメインとなるでしょう。

拡張型と同じで早期発見・早期治療が大事だよ。

 

犬が心筋症になった!まとめ

 

今回は犬の心筋症についてご紹介してきました。

心筋症は一度発症すると完治することはありません。

一生涯治療をする必要があり、そのためには薬だけではなく食事療法など飼い主さんにもしっかり向き合ってもらうことになります。

発症原因ははっきりわかっていませんが、早期発見をすることで軽症で済む可能性もあるため定期的な健康診断を怠らないようにしてください。

特に大型犬に多く見られる疾患なので、大型犬を飼っているご家庭は心筋症への理解をこの機会に深めておくことが大切だと言えるでしょう。

進行しないと見つかりにくい病気だから愛犬の様子を日々しっかり観察し、少しでも異常が見られる場合はすぐに受診してあげてね。

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