犬がしっぽを振る姿って、ほんとうに可愛いですよね。
お散歩に行くとき、ご飯を食べるときなど、わんちゃんを見ていると、しっぽをものすごい勢いで振り回していることがありませんか。
その姿を見ると、なんだか見てるこっちまで楽しくなってきちゃいますよね。
そんな犬のしっぽ。フリフリするには、どのような意味があるのでしょうか?
ここでは、「犬のしっぽの役割」についてご紹介したいと思います。
では、さっそく見ていきましょう。
しっぽの動きで、どう感情表現しているか知ろう!
そもそも、しっぽを振っているとき、犬はどんな気持ちでいることが多いのでしょうか?
しっぽの動きから読み取る感情表現の種類について、
- ゆっくり左右に振る…好奇心の表れで興味や関心があるときに多い。
- 大きく左右に振る…嬉しさや喜びを表すときに多く見られる。
- お尻ごとしっぽを振る…仲良くしたいときや嬉しさが頂点に達したときに多く見られる。
- 水平にゆっくり振る…相手の様子を伺っている、次の行動を考えている状態に多く見られる。
- 後ろ足の間にしっぽを隠す…恐れや不安。怯えている状態が多い。
などの気持ちが読み取れます。
飼い主さんが帰ってくると大はしゃぎ、皆さんもそんな経験あるのではないでしょうか?
我が家の愛犬も、仕事から帰るとそれは大はしゃぎです。そんな愛犬のしっぽを気にして見てみると、すごい速さで大きく左右に振っています。(^^)
そんな犬の気持ちが読み取れるしっぽ。では、他にはどんな役割があるのか見てみましょう。
体のバランスを調節するのに必要
走って方向転換する際や細い道を通るときなど、下半身のバランスをとり、速度の低下や転倒を防ぐ役割があるといわれています。
寒いときに体温を逃がさない役割
寒くなってくると、犬が丸まって寝てる姿をよく見られますよね?
丸くなることで、外気に触れる部分を少なくしてるんですね。このとき、しっぽで鼻先を覆い体温を逃がさないようにする役割があるとされています。
気持ちを表現するため
当然のことですが、犬は人間のように話すことができません。
その代わりに、体やしっぽを使って、相手に意思を伝えるといわれています。
感情や上下関係を表現するための大事な役割でもあるんですね。
犬にとって「しっぽ」はとても敏感な場所
よく犬のしっぽを触ると「ビクッ」っと過剰に反応したりしませんか?
その理由は、犬のしっぽは感覚細胞が多く集まる部分だからです。そのため、しっぽを触ると嫌がったり、敏感に反応してしまうのです。
ほかにも、「触られることに慣れてない」「見知らぬ人に触られるのも苦手」といった理由もあるといわれています。
また、犬のしっぽは先端に行くほど細くなって行きます。犬の尾骨の構造上、じつはあまり頑丈ではないのです。
そのため、しっぽを強く握ったり、引っ張ったりすると、骨折や脱臼の危険性がありますので、優しく扱っていきたいですね。
まとめ
しっぽの動きで、いろいろな感情を読み取れるって面白いですよね。
人は顔の表情でその人の感情を読み取ることが出来ます。犬も飼い主さんの表情を見て、ある程度は分かるといいます。
もしかしたら、愛犬も飼い主さんの考えてる気持ちを一生懸命に理解しようとしてるのかもしれません。
飼い主さんと愛犬、言葉で繋がらなくても、犬の気持ちに理解してあげたいですね。