ホットケーキやトースト、ワッフルなどにかけて美味しいメープルシロップ。
朝食や3時のおやつにと、幼いころから定番である甘味料のひとつだ。しかし、似たような甘味料に「ハチミツ」というものがある。
この2つは何となく違うのは分かっていても、実際にどう違うの?と聞かれるとなかなか難しいものはある。メープルシロップやハチミツは、犬に与えても大丈夫だと聞くのだが違いはあるのだろうか。
そこで今回は、両者の異なる点と与えるならどちらが適しているのか調べてみた。
メープルシロップとハチミツの違い
まずは、メープルシロップとハチミツ、この2つがどのように違うのか説明しよう。
それぞれの特徴
メープルシロップ
メープルシロップは「サトウカエデ」などの樹液を採取して作った100%天然の甘味料だ。
製法としては、樹齢30~40年ほどのカエデの樹木へ小穴をあけ、蛇口のような採取口を取り付けると樹液が出てくる。これを「メープルウォーター」と呼ぶのだが、採取されたばかりの糖度は約3%ほど。
これを糖度が約66%になるまで時間をかけて煮詰めていく。採取されたばかりは透明の液体だが、煮詰めることにより色のついたメープルシロップに変化するという。
流通している多くはカナダ産で、カナダのメープルシロップ輸出量は世界1位となっている。そんな、カナダでは煮詰める前のメープルウオーターも販売されていて、人気があるようだ。
ハチミツ
一方のハチミツといえば、ミツバチが花の蜜を集めたもの。ミツバチが花の蜜を体内で変化させ、巣の中で蒸発させ濃縮したものがハチミツである。
ハチミツといっても、どんな花から集めたかによって種類が分けられ、味や風味も変わってくる。
代表的な種類といえば、アカシア・レンゲ・クローバー・マヌカなどが挙げられる。他にも、そば・オレンジ・レモン・ミント・ラベンダー・ローズマリーなど、その種類は豊富だ。