【専門家監修】犬にかぼちゃを与えても大丈夫?かぼちゃの効能や効果的な与え方を紹介!

犬 かぼちゃ
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甘みがあって美味しいホクホクのかぼちゃは人にとっても栄養素が豊富な緑黄色野菜ですね。

甘辛い煮物にして、温野菜で、天ぷらで、あるいはスープも美味しいし、パイなどのスイーツにも最適です。

また、かぼちゃは犬にとっても必要な栄養素がとても豊富で、かぼちゃが使われているドッグフードも多く見られて、犬用のオヤツとしてもたくさんの種類が市販されている食材です。

かぼちゃを大好きな犬は多く、美味しいと喜んで食べてもらえるかぼちゃですが、野菜だから安心とばかりに食べたいだけ食べさせて良いということにはなりません。

ここではかぼちゃを犬に食べさせた際の効果やどのくらい食べさせるのがちょうど良いのかをご紹介します。

そしてかぼちゃを犬が食べやすくすなる調理の仕方や食べさせる際の注意点などもご紹介したいと思います。

【専門家監修】大谷幸代

専門家 監修
【動物関係の保有資格】専門学校講師、愛玩動物飼養管理士・トリマー・アロマセラピスト・ホリスティックケアカウンセラー・ペット食育士・ペット災害危機管理士・マウスケアメンター等

 

 

かぼちゃを犬に与えても大丈夫?

緑黄野菜にはビタミンやミネラルなどがとても豊富に含まれていて、人にとっても犬にとっても健康を維持するためにとても良い食材といえます。

もちろん犬がかぼちゃを食べえることには何の障害もなく大丈夫です。

食べると身体に悪い成分や作用などの心配はありません。

果肉の部分はただ茹でただけでも犬にとって十分な甘味があり、愛犬が喜びますのでごほうびのオヤツとして与える飼い主さんが多いですね。

また、手作りご飯を食べさせている飼い主さんには、犬にビタミンなどを補充するのに最適な食材として人気があります。

かぼちゃを使った美味しい手作りご飯や、犬が喜ぶオヤツのレシピはネット上などにたくさん上げられていますので、ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

犬に効果があるかぼちゃに含まれる成分

 

ベータカロテン

かぼちゃなどの緑黄色野菜にはベータカロテンが豊富に含まれています。

ニンジンなどに大量に含まれているベータカロテン自体の色はダイダイ色をしていて、かぼちゃの実の色を見れば明らかにたくさん含まれていそうに見えますね。

そして、ベータカロテンには強い抗酸化作用があって、犬においてもガンの発生を抑えることや免疫力を高める効能があることがわかっています。

さらに、このベータカロテンは人や犬の体内に取り込まれるとビタミンAとして変わります。

ビタミンAは犬の身体の粘膜の働きを高めるほか、皮膚や体毛の状態を健康に保つ働きなどの良い効果があります。

また、目にも良いとされていて、ドライアイや視力の改善などにも効果があるとされています。

 

ビタミンB群

かぼちゃには犬に必要なビタミンB群(B1・B2・B6・葉酸など)も多く含まれていて、疲労回復、免疫力や食欲アップ、身体や血液をつくるなどさまざまな働きがあります。

そのほかに、いろいろな成分を栄養素に変える役割があって、例えばベータカロテンがビタミンAに変わる際にそれを助けたりする働きもあります。

 

ビタミンC

老化防止やカゼの予防に役に立つビタミンCは、実は身体の中で作ることができるビタミンです。

ただ、病気がちで体が弱い犬や高齢の犬では、その能力が落ちているかもしれませんので補うことは大切です。

 

ビタミンE

カボチャの種に特に多く含まれるビタミンEにはとても強い抗酸化力があることが知られていて「酸化防止剤」としても使われることがあるほどです。

犬においてもかぼちゃは老化防止や炎症を抑える作用のほかに、血行がよくなって体温を上昇させる効果などもあります。

 

ミネラル類

かぼちゃには豊富なミネラル類のカリウム、カルシウム、リン、鉄などがあります。

カリウムは余分な塩分を排泄し、カルシウムとリンは骨を強くする働きがあり、鉄分は血を増やしてくれます。

 

食物繊維

犬の腸内の環境を整えて、便の量を増やして便秘を予防するなど便通の改善に役立ちます。

ただし犬は人と違って食物繊維の消化が苦手とされていますので、必要以上に与え過ぎることは止めてください。

 

デンプン

人はデンプンを糖に変えるアミラーゼが唾液にあるため消化できますが、犬の唾液にはアミラーゼがなく生のままデンプンを消化しにくいとされています。

しかし、かぼちゃのデンプンは茹でるとアルファ化して犬が吸収しやすくなるとされています。

さらに、かぼちゃ自身にアミラーゼが含まれていて、自然な熟成のほか茹でることでデンプンが糖に変わり、エネルギーとなるばかりか甘味が増して犬が喜んで食べるのです。

このように、かぼちゃは犬の健康にとても良い食材であることがわかります。

しかし、だからといって食べ過ぎでしまうと逆に健康をそこなうこともあるので注意が必要です。

 

犬がカボチャを食べ過ぎるとどうなるの?

かぼちゃは野菜の中では高カロリーですので、食べ過ぎが続けば犬が肥満します。

また、食物繊維は適量であれば排泄に良い効果がありますが、摂り過ぎると逆に下痢や便秘になってしまいます。

ビタミン類の過剰摂取も身体によくない場合がありますが、ビタミンB群やビタミンCなどは水溶性なので、たくさん摂ってもオシッコとして排泄されるので問題はありません。

ただし、腎臓の機能が弱い犬や仔犬には注意してください。

脂溶性のビタミンAは長期間にわたって摂り過ぎると、犬の体内に蓄積して中毒症状を起こすことや妊娠している犬の胎児に悪い影響を与えることがあります。

かぼちゃを毎日たくさん食べさせなければそこまでの心配はないと思いますが、知識としてご紹介しておきます。

まずはおさえておきたい!犬にかぼちゃを与える際の注意点

 

アレルギーに注意しましょう

かぼちゃに限らず食物アレルギーの発症には気を付ける必要があり、特に初めて犬に食べさせる際にはごく少量を与えるようにして、翌日くらいまでは様子をみましょう。

元気でいるか、便や皮膚や体毛に変化がないか、目が充血などしていないか、鼻がかわいていないかなど観察してください。

 

消化不良に注意しましょう

かぼちゃを犬に生のまま与えると消化不良を起こすことにつながりますので絶対に止めましょう。

必ず茹でるか焼くなど加熱して調理したものを与えてあげてください。

また、種にはビタミンEや亜鉛などが豊富に含まれていて犬に与えたい飼い主さんは多いでしょう。

かぼちゃは種だけでなく皮まで食べることができます。

しかし、そのまま与えることや大きく切っただけでは消化がしにくいばかりか、ノドに詰まらせる恐れがあるので気を付ける必要があります。

犬にかぼちゃの種や皮を与える際はペースト状にして食事に混ぜると良いでしょう。

 

塩分の摂り過ぎに注意しましょう

犬に人用に煮付けたかぼちゃを与えないでください。

醤油などの塩分だけでなく、砂糖の糖分も犬にとっては摂り過ぎになります。

焼いたものであっても塩をふらずにそのまま与えてください。

 

かぼちゃを犬に与える際の適量とは

犬が食べ過ぎにならないかぼちゃの適量は1日分の摂取カロリーの20%とされています。

体重によって違いがありますが、超小型犬は20g~70g、小型犬は70g~130g、中型犬は130g~250g、大型犬で130g~250gが目安とされています。

 

犬にかぼちゃを与えても大丈夫?まとめ

茹でたかぼちゃは甘く美味しいので愛犬がきっと喜んで食べることでしょう。

食べ過ぎに注意して、愛犬にも旬のかぼちゃを食べさせてあげてくださいね。

ただ、皮が硬く包丁で切るのが大変なのと、茹でるのが面倒な飼い主さんには市販のフードがおすすめです。

かぼちゃの成分が含まれているドッグフードやかぼちゃで作られたオヤツ類が市販されています。

それらを利用すれば犬に手軽に適量のかぼちゃを食べさせることができますよ。

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