ペットホテルに預けられた犬に起こるストレスとは?

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最近はペットと一緒に泊まれるホテルや旅館が増えていて、車で一緒に出かける飼い主さんが多くなりましたが、どうしても連れていけないケースもあります。

そんな時に便利なペットホテルですが、預けられた犬は知らない場所にストレスを感じることが多いのです。

犬がペットホテルで溜めたストレスによって、異常行動を起こしたり体調を崩したりすることがあるので、注意してあげなければなりません。

 

犬が泊まれるペットホテルとは?

その名の通り、ワンちゃんやネコちゃんなどのペットの宿泊や一時預かってもらえる施設です。

ペットホテルのサービスには、おおよそ次のようなものがあります。

  • 食事(持ち込んだペットフードなどを食べさせてもらえます)
  • トイレの世話
  • お散歩

これらのほかにもトリミングサロンなどが経営しているホテルでは、トリミングや各種ケアのオプションなどが設定されていて便利です。

その反面、人の宿泊施設に併設のペットホテルなどでは、飼い主さん自身がワンちゃんの世話をしなければならない施設もあります。

 

ペットホテルの預かり期間は?

1泊から預かってもらえて、施設によっては1カ月くらいの長期宿泊も可能です。

一時預かりをしてもらえる施設では1時間単位で設定されているところが多く、丸1日預かってもらえる施設もあります。

 

ペットホテルの料金は?

人の宿泊施設と同じようにピンからキリまでさまざまで、だいたい次に挙げる事を基準に料金が設定されています。

  • ペットの体の大きさ
  • 個室やケージなどのタイプと広さ
  • 預ける期間

おおよそですが、宿泊の場合で小さなワンちゃんで3,000円前後、大きなワンちゃんで5,000円前後のペットホテルが多いようです。

 

ペットホテルに愛犬を預けるのはどんな時?

さまざまなケースが想定されますが、主に次のようなことが考えられます。

  • 家を長時間(長期間)空けるが、ワンちゃんを連れて行けない
  • 旅行先の宿泊施設で部屋に同宿できず、ペットホテルが併設されている
  • 飼い主さんの出張や入院などの際に、ワンちゃんの世話をする人がいない

 

ペットホテルに預けられた犬の気持ちを考える

そもそもワンちゃんは、自分がなぜペットホテルに泊まらなければならないのかを理解できません。

彼らにしてみれば、突然知らない場所に置いていかれて、飼い主さんがいなくなり、知らない人や知らないワンちゃんたちに囲まれることになるのです。

中には「自分は捨てられて、もう大好きな飼い主さんに会えない」と勘違いしてしまうワンちゃんもいるでしょう。

ワンちゃんたちは飼い主さんが迎えに来るまで不安や悲しみを感じ続けているために、大きなストレスを溜めてしまうことになるのは当たり前ですよね。

 

ペットホテルで犬に起こるトラブルとは?

次に挙げるようなさまざまなトラブルが起こることがあります。

 

食欲不振や下痢などの体調不良を起こして病気になった

ホテルの環境になじめず不安や悲しみが強すぎると、ご飯を食べなくなるばかりか吐いたりお腹を下したりすることがあります。

 

ホテル側のミスでワンちゃんが世話をしてもらえなかった

人の旅行が多いお正月・ゴールデンウィーク・夏休みなどではペットホテルも込み合い、ホテルのスタッフの手が回らなくなり、ご飯をあげ忘れるなどのミスが出ることがあります。

 

脱走して行方不明になってしまった

ホテルのスタッフがケージやホテルのドアを閉め忘れたために、ワンちゃんが脱走することがあります。

脱走したワンちゃんが飼い主さんを追いかけようと全力で走って、そのまま行方不明になることが多いのです。

 

迎えに行ったらケガをしていた

ホテルのスタッフの不注意でケガをさせてしまうことも多いトラブルです。

また、ホテルに泊まっていたほかのワンちゃんとケンカになって、ケガをさせられる(させる)こともあり、最悪のケースでは飼い主さん同士で裁判沙汰になってしまうこともあります。

 

ペットホテルに泊まった犬の帰宅後に注意すること

飼い主さんの顔をみて大喜びしているワンちゃんを、まずは抱っこして褒めてあげましょう。

ワンちゃんをお家に連れて帰ってから遊んだり、散歩したりする前に、まずはゆっくり休ませてあげてください。

知らない場所で緊張し続けて眠りが浅くなって疲れていることが多く、安心して眠ってしまうワンちゃんが多いからです。

 

ペットホテルでの犬のストレスを軽減するには?

ワンちゃんがペットホテルでストレスを溜めないようにするために、いくつかの方法があります。

  • 長い時間でもケージの中で留守番できるようにしつけておく
  • いろいろな所に連れて行き、知らない場所でもパニックにならないようにする
  • ドッグランなどに連れて行き、ほかのワンちゃんとの出会いに慣れさせておく
  • 宿泊予定のペットホテルで一時預かりなどを経験させて慣れさせておく

とくにペットホテルに何度か連れて行き慣れさせておくことが効果的です。

ホテルの雰囲気やスタッフになじませておくと、安心して過ごせるでしょう。

 

ペットホテルに預けられた犬に起こるストレスとは?まとめ

愛犬をストレスが溜まるペットホテルに預けるのは、できれば避けたいものですが、仕方なく預けなければならなくなる事態は誰にでも起こるものです。

その時になってあわてないように、愛犬がストレスを感じずに泊まれる行きつけのペットホテルを作っておくことをおすすめします。

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