犬が臭い!臭いが強い犬種とその対策をご紹介

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飼い主さんにとって悩ましいことの筆頭は、部屋に染みついた犬の体臭が気になることでしょう。

毎日お部屋を掃除して消臭スプレーや消臭剤を使っても、いつも臭っているような気がしてしまい、お客さんをご招待するのを考えてしまいますよね。

犬の臭いは個体差や環境でも違いますが、犬種でも差があるとされています。

臭い犬種にはそうなる原因が必ずあるので、それらを対策することで防ぐことが可能です。

この記事では臭う犬種と、体臭を抑えるための対策などについてご紹介します。

 

犬の臭いがきつくなる原因とは?

ワンちゃんは人のように身体から大量の汗をかかないので、あまり臭くないように思われがちですが、実は悪臭の素になるアポクリン腺が全身にあります。

アポクリン腺は人ではわきの下などにあって、ここから出る汗が酸化したり、表在細菌などによって分解されたりして体臭が発生するのです。

 

とくに臭いが強いとされる犬種10種

日本で飼育されている犬種の中で、体臭が強い傾向があるとされている主なものは次の10犬種です。

  • パグ
  • フレンチ・ブルドッグ
  • ポメラニアン
  • ウェルシュ・コーギー
  • アメリカン・コッカー・スパニエル
  • ヨークシャー・テリア
  • コールデン・レトリバー
  • バセット・ハウンド
  • ミニチュア・ダックス
  • シー・ズー
  • 柴犬

 

臭いが強いとされる犬種の特徴

ワンちゃんの種類に特有のものもありますが、臭うとされている犬種には次の共通の原因があります。

これらの全てではなくとも2つ、3つと特徴が当てはまるなら、今はさほど気にならないようでもワンちゃんの体臭には気を付けた方が良いでしょう。

  • 顔や身体の皮膚にたるみがあってしわが多い
  • 被毛がダブルコートで、毛量が多い
  • 垂れ耳で耳掃除がしづらい
  • 涙やけを起こしやすい
  • 足が短く、オシッコなどがかかりやすい

 

臭いが強いされる犬種を飼育する際の注意点と対策とは?

これらの特徴について、それぞれの対処方法をご紹介します。

いずれにしても共通しているのは、こまめにケアをして常に清潔にしてあげることです。

 

顔や身体の皮膚にたるみがあってしわが多い犬種

先にご紹介した犬種ではパグやフレンチ・ブルドッグが該当します。

これらのワンちゃんはしわの間に食べカスなど汚れが溜まりやすく、放っておくとそこで雑菌が増えて異臭を発生するようになり、さらに放っておくと皮膚炎になることもあります。

ワンちゃんのしわやたるみは毎日(最低でも週1回)、蒸しタオルや濡れタオルで拭いてあげてください。

ただ、その際にゴシゴシ強く拭くと皮膚を傷めるので、やさしく拭いて仕上げとして乾いたタオルなどで水分を拭き取ってあげましょう。

 

被毛がダブルコートで、多毛な犬種

毎日こまめにブラッシングをして、抜け毛や汚れをきれいにしてあげましょう。

体臭がきついからとシャンプーする回数を増やすのは良いことではありません。

ワンちゃんの皮膚にはバリア機能があって、洗いすぎることでこの機能が働かなくなり、皮膚のトラブルが起こりやすくなるからです。

シャンプーは月に1回、多くとも2回までとして、生乾きにならないよう被毛の根本までしっかり乾かすことがポイントです。

 

垂れ耳で耳掃除がしづらい犬種

垂れ耳のワンちゃんは耳の中の通気性が悪いために、トラブルが起きやすいとされています。

耳たぶを上げて毎日耳の穴を観察して、しわなどを拭く方法と同様に汚れを優しく拭いてあげましょう。

その際には外から見える範囲だけにして、耳の奥から悪臭が発生しているようなら獣医さんに診察してもらうようにしてください。

 

涙やけを起こしやすい犬種

短頭種で鼻が低いワンちゃんでは涙が出やすく、目の周りの被毛が変色することが多々あります。

これをそのままにしておくと、雑菌によって腐ったような悪臭を発するようになるので、目を傷めないように優しく涙を拭き取ってあげましょう。

目頭は上から下に向かって拭くことと、目の周りは、目頭から目尻のほうに向かって拭くようにするのがコツです。

 

足が短く、オシッコなどがかかりやすい

ウェルシュ・コーギーやミニチュア・ダックスなど足が短いワンちゃんはとても可愛いですよね。

しかし、しっかりトイレでオシッコをしていても、自分のお腹の被毛にかかってしまうことが多いのです。

オシッコをしたのを確認したらお腹を見てあげて、かかっていたら濡れタオルなどで拭き取ってあげましょう。

大量にかかっているようならその部分だけを洗って、しっかり乾かしてあげてください。

 

犬種に関係なく犬が臭くなる原因はこれ

ワンちゃんの種類に関係なく体臭が気になる時は、次に紹介するようなケースがあります。

 

トイレをうまく出来ず粗相してしまう

そもそもトイレのしつけができていないのであれば、しっかりしつけをすることが対策となります。

今までできていたのに粗相したら、トイレが汚れっ放しになっていないか確認してください。

また、運動不足だったり愛情が足りなかったり、ストレスが溜まった時にも粗相をするワンちゃんがいるので、その原因になっていることを突き止めて取り除いてあげましょう。

 

いつもよだれを垂らしている

よだれをよく垂らすワンちゃんは口の周りの被毛が「よだれやけ」なって異臭が出たり、皮膚炎を起こしたりするので、やはりこまめに拭きとってあげることが大切です。

 

犬が臭い!臭いが強い犬種とその対策をご紹介・まとめ

ふだん一緒に生活しているとなかなか気が付かないのが飼い犬の臭いです。

臭いが出やすい犬種であれば、毎日のケアを欠かさずにしてあげることが必要です。

ただ、愛犬が臭いの少ない犬種でも、何もケアをしなければ臭うようになります。

犬の体臭は毎日の世話で防ぐことができるので、コミュニケーションを兼ねて毎日ブラッシングなどをしてあげてくださいね。

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