犬の抜け毛がひどくなるのはどんな時期?犬種による違いなど

犬 抜け毛 時期
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飼い主さんの大きな悩みのひとつが愛犬の毛が抜けることですよね。

特に生え替わる時期の犬の抜け毛はひどいもので、いくら掃除しても部屋中が毛だらけです。

抜け毛は犬種によって時期や抜け方などそれぞれ違いがあるのです。

ここでは犬種ごとの抜け毛の季節や特徴、メカニズムなどをご紹介します。

 

犬の抜け毛がひどくなる換毛期とは?

多くのワンちゃんでは年に2回、古くなった毛が抜け落ちて、新しく生えて替わります。

夏は風通しをよくするため密度が低く抑えられていて、冬は保温性を高めるようにみっしり生えるようになります。

この入れ替わりを繰り返して、季節の気温や気候にあった被毛を生やすことが換毛期です

これがあるワンちゃんを「ダブルコート」、そうでないものを「シングルコート」と呼んでいます。

 

犬の換毛期はいつまで抜けるの?

ダブルコートのワンちゃんとは、外側のオーバーコート(上毛)内側のアンダーコート(下毛)の2種類の被毛を持っています。

このうちのアンダーは4~6月ごろと、9~11月ごろになると生え替わります。

日本で飼育されているダブルのワンちゃんたちは以下のとおりです。

  • チワワ
  • パピヨン
  • ビーグル
  • ウェルシュ・コーギー
  • ダックスフンド
  • ポメラニアン
  • フレンチ・ブルドッグ
  • シー・ズー
  • シベリアン・ハスキー
  • ラブラドール・レトリーバー
  • ゴールデン・レトリーバー
  • 柴犬
  • 秋田犬

この中でも柴犬や秋田犬などの日本犬や、ビーグル、ゴールデン・レトリーバーは抜け毛が多いとされています。

 

シングルには換毛期がないの?

シングルのワンちゃんたちはオーバー(上毛)しか生えていません。

ただし、全く毛が抜けていないわけではなく、年間を通して少しずつ替わるため目立たないのです。

これらのワンちゃんたちがそれにあたります。

  • チワワ
  • パピヨン
  • プードル
  • ヨークシャー・テリア
  • マルチーズ
  • イタリアン・グレート・ハウンド
  • ミニチュア・ピンシャー

なお、どちらのタイプも存在するワンちゃんがあって、チワワとパピヨンなどはその代表とされています。

 

同じ種類でも抜け毛の時期が異なるチワワ

チワワについては長毛のロングコートと短毛のスムースコートと呼ばれる種類もあえい、合わせて下記の4種類です。

  • 短毛(スムースコート)でシングル
  • 短毛(スムースコート)でダブル
  • 長毛(ロングコート)でシングル
  • 長毛(ロングコート)ダブル

チワワはもともとスムースで上毛のみの種類でしたが、長毛タイプが現れて交配が進み、このようになりました。

短毛か長毛かに関係なくダブルでは、その際にはかなりの量が抜けます。

短毛種のチワワは抜け毛が少なく手入れが簡単なような印象がありますが、実はかなりの量の毛が抜けて浮遊したりしているので、子供さんのアレルギー喘息など注意が必要です。

 

犬の換毛期がずれているってホント?

最近ではこれまで言われてきた時期からずれて、真夏や真冬に抜け始めるワンちゃんが増えているとされています。

これはエアコンの普及などで、室内で生活することが多いワンちゃんたちが外の温度を感じにくくなっていることと、太陽の光を浴びることが少なくなっているためと考えられます。

真夏に温度を保つ暖かい毛が残ってしまったり、冬になっても薄いままだったりと、ワンちゃんの体温調節が難しくなっているようです。

ワンちゃんたちをできるだけ散歩に連れて行くなどして、外気から気温の変化を感じさせてあげるようにしましょう。

 

特に抜け毛がひどいとされる犬種を紹介

ダブルコートのワンちゃんの中でも特に抜けて掃除が大変とされるのは、次の5種のワンちゃんたちです。

 

ビーグル

賢くて、優しい穏やかな性格のビーグルは、一見短毛なので少ないように思えるのですが、実は多いのです。

密度が濃いので抜ける量が多く、しかも毛の長さが短いためカーペットなどに刺さり込んでしまい、掃除機では除去しづらくて掃除が大変です。

 

ウェルシュ・コーギー・ペングローブ

胴長短足の体型がかわいく、いつも笑っているかのような愛くるしい表情が人気のコーギーです。

下毛が短い上に密生しているのが特徴で、これがかなり抜けるのです。

しかし、それをそのままにしておくと溜まった下毛が皮膚炎を起こしてしまうことがあり、こまめなブラッシングやシャンプーが必要となります。

 

シベリアン・ハスキー

青い瞳が印象的なハスキーは、シベリアの寒さから身を守るために体全体が厚い被毛で覆われています。

そのために、大量に抜けることになり、毎日バケツ一杯ほどにもなるとされています。

時期になったら毎日手入れをして毛を取り除いてあげてください。

 

柴犬

被毛自体は短めですが、その密度が濃いために抜ける量はかなり多いです。

冬毛は多い上にふっくらしているので、柴は冬に太るなどと言われたりもしています。

また、上毛もまた常に生え替わっているので1年を通して抜けているワンちゃんです。

 

ゴールデン・レトリーバー

人なつこくて人気のワンちゃんですが、かなる抜ける上に長いので取り除いたり掃除するのが大変です。

換毛期以外でも散歩中に抜けた毛が風に舞うほど多いとされています。

 

犬の抜け毛がひどくなるのはどんな時期?犬種による違いなど・まとめ

犬を室内で飼っていると抜け毛は気になるものです。

いくら掃除してもあちこちから出てきて、取り切れずに嫌になります。

それでも犬の抜け毛は健康の証で、時期に発生しないと病気などが心配です。

抜け毛の多い犬種で、換毛の時期の愛犬には抜け毛を取り除くケアが大切になります。

ブラッシングやシャンプーなどをこまめにしてあげてくださいね。

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