ガンドッグとはハンターに同行して狩猟のお手伝いをする犬の事です。
強そうな名前ですが犬種的には優しく人が大好きで自分から攻撃を仕掛けたりはしません。
それどころかとても従順でいつも飼い主が自分にかけてくれる言葉を待っています。
飼い主(ハンター)と一緒に野山を駆け抜け、飼い主との共同作業をするのが大好きな明るく元気な犬種がガンドッグです。
Contents
ガンドッグの代表的な2種類
- 鳥猟犬ウォータードッグ
- 狩猟犬スポーティングドッグ
ガンドッグの代表的な種類には、うずら、鳩、アヒル、鴨、キジなどの鳥を追うのが得意な鳥猟犬ウォータードッグ又はバードドッグと呼ばれる種類と、いのししや鹿などの動物を仕留めるのを手伝う狩猟犬スポーティングドッグがいます。
ガンドッグの犬種はなんと45種類
ガンドッグと呼ばれる犬の種類はおよそ45種類ほどと言われています。
- 獲物のいる場所をまるで指さすように知らせる ポインター
- 獲物を誘き寄せたり、ハンターが銃を打ちやすくする為に鳥を飛び立たせたりする スパニエル
- 獲物がいる事をそっとハンターに教える セッター
- 仕留めた獲物を回収して持ってくる レトリーバ
- 水辺に落ちた鳥を回収する ウォータードッグ
得意分野や特性を考えてグループ分けをすると5種類
- イングリッシュポインター
- イングリッシュセター
- コッカースパニエル
- ラブラドールレトリーバ
- スタンダードプードル
以上は立派なガンドッグです。
日本ケンネルクラブではガンドッグを更に10グループのタイプ別に分けています。
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— docdog(ドックドッグ)【公式】 (@docdog_info) June 14, 2017
ガンドッグの飼い方
ガンドッグには主に鳥猟のお手伝いをするレトリーバーやスパニエルなどの愛玩犬にも所属する性格が温和なタイプの犬と、いのししや鹿などの動物を追い込むのが得意のワイマラナーなどのように性格がきつくて頑固なタイプがいます。
愛玩犬にも所属する性格が温和なタイプの犬
代表されるのはレトリーバー、コッカースパニエル、ウェルシュコーギー、ボーダーコリーなどの良く見かけるタイプの犬種で人間との共存が上手で人好きなので狩猟目的でなくても一緒に生活しやすい(飼いやすい)犬達です。
性格がきつくて頑固なタイプ
ジャーマンショートヘアポインターやワイマラナーなどは根っからの狩猟好きな気性の荒い犬種なので、しっかりした覚悟と責任を持って飼いましょう。
どちらのタイプも一緒に生活をするにあたり、子犬の時からしっかりと飼い主との距離感や家庭内でのルールを教える事が大切です。
特に前者のタイプは人間が大好きで常に人と行動を共にしたいので、人に対する依存心も高く飼い主との分離不安にならないように適度の節度を持って生活しましょう。
後者は獲物の存在を知らせるために大きな太い声が必要な為に鳴き声が大きいので、都会のマンションや狭い場所での飼育は難しいです。
ガンドッグは狩猟を目的に改良された犬種なのでとても動きが活発で外で走り回るのが大好きです。
広々とした野外を好むので家の中のケージもなるべくなら大きく広さのある物を選んでください。
狭いスペースは犬にストレスを与えます。
朝晩の散歩は必須ですし、キャンプやトラッキングなど外での過ごすのが大好きなので、飼い主も家の中で過ごすより外が好きというアウトドア派の人が好ましいです。
休日には遠出をして一日中犬と野山を駆け回るのも苦ではないという人が飼い主に向いています。
ガンドッグのかかりやすい病気
野山を駆け回り川にも平気で入れるとても活発なガンドッグは、家の中で過ごすよりも外で遊ぶのが大好きなので足の病気や怪我に気をつけなければなりません。
特にレトリバーのような大型犬は股関節形成不全になりやすいので常に歩き方や走り方を気にして見ていた方がいいでしょう。
少しでも歩き方に違和感を感じたら無理をさせずにすぐに獣医師に診せてください。
もちろん大型犬だけではなく体の小さめのガンドッグも同様に足の怪我は気を付けなければいけません。
外耳炎、内耳炎
ガンドッグは外で過ごすのが好きな犬種なので外耳炎、内耳炎にも気をつけてください。
耳を振ったり描いたりしたらやはり早めに獣医師に診てもらってください。
皮膚炎
野山にはダニや蚊、害虫も多いので皮膚炎も気をつけましょう。
帰宅時にはブラッシングをしたり、足を洗ったりする時に必ず耳の中や体を拭き汚れをとって怪我や炎症をチェックしてください。
熱中症予防
それと案外見落としがちなのは、熱中症です。
夢中になって獲物を追ったり、外で長時間遊んだりして休憩を取らないと危険です。
人と同じく充分な水分摂取と休息をさせて熱中症にかからないように注意してください。
ガンドッグの育て方と楽しく暮らす為のまとめ
アウトドア派のガンドッグは家の中で過ごすよりも外で遊ぶのが大好きです。
朝晩の散歩もおざなりではなくしっかりと歩かせてきちんと運動させなくてはなりません。
多少の悪天候でも朝晩の散歩はお互いの愛情確認、運動の為にとても大切です。
ガンドッグはいつでも飼い主さんの「go」という言葉を待っているのでゲームをしたり、走ったりして一緒に沢山遊んでください。
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ストレスは適宜に解消するべき
ガンドッグ犬は充分な運動をさせないとストレスから無駄吠えや破壊行為をする可能性があります。
人間の役に立つ事を喜びとする犬種なので愛情を持って一緒に遊び過ごしてあげれば、従順でいつも飼い主を慕い、守ってくれます。
力強いイメージのガンドッグですが、心優しい犬なので子供の頃から正しくしつけをして、その個性を良く知り認めてあげて楽しい生活を過ごしてください。