人間も含めて動物は必ずにおいを発する生き物で犬も例外ではなく、全くにおいがしないものはいませんが、比較的においの少ないとされる犬種は存在しています。
そして、におわないようにするためのケア方法があって、においの少ない犬にそれらのケアを施すことで不快なにおいを抑えることは可能です。
この記事ではにおいの少ない犬種とにおいを防ぐケア方法についてご紹介します。
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においの少ない犬の特徴
通勤中。出かける前にロージィ🧸の散歩に行ってきました。トイプードルはシングルコートだから、寒そうです。でも、ウェイトオーバーなので、ちょっと運動しないとねってところです。
ロージィはクリスマス🎁でネイビーのセーターをもらいました。 pic.twitter.com/apRQW0q5Bx— 松本孝子 (@apres2020) December 21, 2023
においが気にならないとされるワンちゃんたちには、次に挙げる共通の特徴があります。
これらの特徴に合致する犬種であれば、体臭が比較的少ないと考えることができます。
被毛がシングルコートである
ワンちゃんの毛にはオーバーコートとアンダーコートの二重構造になっているダブルコートと、アンダーコートが無いか少ないシングルコートとがあります。
アンダーコートがあるワンちゃんは寒いところが原産の場合が多く、保温性の高いアンダーの毛は湿気もこもるために蒸れてにおいが発生しやすいのです。
それからするとシングルコートのワンちゃんは通気性が良いためにおいが少ないとされています。
ただし、寒さに弱いワンちゃんが多いので室温の管理には気を使ってあげてくださいね。
顔や身体にしわやたるみがない
パグやブルドッグ系のワンちゃんたち、いわゆる短頭種では顔にしわがたくさんありますが、そのしわの間を清潔にしていないと汚れが溜まってにおいを発します。
これは身体にしわのあるワンちゃんも同じです。
マズル(目から鼻先までの長さ)が長い
短頭種のワンちゃんは鼻から呼吸をしにいくいとされていて、口で呼吸をすることが多くなるため、いつもよだれを垂らしやすいと言われています。
そのため、大量のよだれを垂らすことによってにおいが発生しやすくなるのです。
においの少ないとされる代表的な犬種
イタリアン・グレーハウンドは感覚鋭敏で神経質な面もあるが、一方で温和で遊び好きでしつけやすい犬種。しっかりしつけをする事により、おだやかで従順なペットになる。短毛種のため清潔でにおいも少ないことから、室内犬として飼われるケースが多い。 pic.twitter.com/TeceFXXWbc
— 犬・猫(ペット)大好きYOKO DeltaPrime.Pet~ペットの歯周病・口臭予防を考える~ (@deltaprimeol) June 26, 2019
においが少ないとは言っても、生き物ですから全くにおわない訳ではありません。
それでもここでご紹介する5種のワンちゃんたちは臭いが少なく、毎日きちんとお世話をしてあげることで、においが気にならなくなるとされています。
イタリアン・グレイハウンド
細身で首や足とシッポが長くマズルも長いシュッとした優美な姿が人気で、被毛が薄く短いことで、においが少ないとされています。
穏やかな性格でしつけがしやすいとされていますが、被毛が薄いので寒さにはとても弱く、冬は室内だけでなく室外でも服を着せるなどの対処が大切です。
狩猟犬(ハウンド)の仲間なので運動量が多く、定期的にドッグランなどで運動をさせてあげないとストレスを溜めやすいワンちゃんです。
トイ・プードル
カールした毛がチャーミングでとても人気のあるトイ・プードルは、賢くてしつけが楽なことでも知られています。
ただその被毛が延びると毛玉になりやすいので、毎日ブラッシングをしてあげて、トリミングを定期的にするなどのケアが大切です。
チワワ
クリンとした瞳と小さな身体が愛らしく、マズルは短めですがにおいは少ないとされています。
とても賢いワンちゃんでしつけなどもすぐ覚えますが、少し警戒心が強く臆病なところがあって、人見知りや犬見知りをします。
噛み癖や吠え癖が付きやすいとも言われていますが、飼い主さんがリーダーであることを理解させれば、飼育初心者でも飼いやすいワンちゃんです。
パピヨン
蝶々のような耳を持つこのワンちゃんは、いつも明るくすごしていて社交的で活発です。
その見た目の優雅さとは裏腹に運動量がとても多いので、毎日のお散歩の時間を長くするか、定期的にドッグランに連れて行き思い切り走らせてあげると良いでしょう。
被毛はシングルコートですが毛が密生していて絡まりやすいので、毎日こまめにブラッシングをかけてあげることが大切です。
マルチーズ
つぶらな黒い瞳と絹糸のように繊細で真っ白な毛でモフモフですが、抜け毛が少なく室内飼育に適したワンちゃんです。
毛玉ができやすいので毎日のブラッシングが欠かせないほか、目の周りの涙やけと口の周りのよだれ焼けができやすいので、こまめに拭いてきれいにしてあげると良いでしょう。
大人しい性格で人懐っこく遊び好きなので、家にいる時はたくさん遊んであげると喜びます。
暖かいところで産まれた犬種なので寒さに弱く、激しい運動をさせると気管系のトラブルを起こしやすいので避けるようにしてくださいね。
犬がにおわないようにするケアとは?
シャンプー頑張ったから労われている犬 pic.twitter.com/2Oie5KIj8y
— maruco (@marucothedog) December 3, 2023
においが少ないワンちゃんであっても次に挙げるケアをこまめにしてあげることが大切で、これらを実施することでワンちゃんとのスキンシップをとることもできて、一石二鳥です。
- 毎日ブラッシングをかけて被毛をきれいにしておく
- シャンプーは定期的にする(洗いすぎに注意)
- 顔や身体のしわやたるみのすき間をいつもきれいにしておく
- 最低でも月に一度は肛門腺絞りをする
- 垂れ耳のワンちゃんはこまめに耳掃除をする
- 口臭を防ぐために歯みがきを習慣づける
においの少ない犬種とは?犬のにおいを防ぐケアをご紹介!まとめ
今日の君はいいにおい 犬臭くてもいいにおいなんだけどね飼い主にはね pic.twitter.com/tTVRG2jIKF
— 沙織.N (@saorinus) November 14, 2023
動物のにおいは子孫を増やすため、あるいは生きていくうえで必要なものが多く、においの少ない犬であっても完全に無臭にすることはできないのです。
そのため、犬を飼いたいと思うのであれば、ある程度のにおいは我慢しなければなりません。
ただしここでご紹介したような、においの少ない犬種に毎日しっかりケアすることで、不快な動物臭を最低限に抑えることはできるでしょう。