寝転がって甘えている時にふとお腹を見ると黒い固まりを見つけることがありますが、人よりも肌が弱い犬には、黒いかさぶたができることがよくあるのです。
肌から出血すると、血が固まって犬に黒いかさぶたができるのですが、それにはいくつかの原因があります。
ここでは黒いかさぶたができやすい病気や、できた時の対処方法などをご紹介します。
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犬に黒いかさぶたができるのはなぜ?
おひげの根元に謎のかさぶた…
取ろうとすると嫌がられる本人(犬)は全然気にしてないみたいなんだけども、これは一体なんなんだろう???
ネットで調べたけど分かりまてんしばらくモグラ掘りは禁止❌ pic.twitter.com/JrSJ3UR1Bi
— お祭り女(甘くないチューハイ) (@wasshoi2357) February 23, 2022
ワンちゃんの肌に傷がついて血や膿が出た際に、それらが空気にふれて固まったものです。
その時に体外に出た体液によってかさぶたに色がつきますが、黒いのは血液が乾燥したためです。
体表からの出血は事故などで外傷を負った時のほか、虫さされや皮膚病で痒くなり、噛んだり爪で引っかいたりしたことで起こります。
犬に黒いかさぶたができる皮膚病とは
犬の膿皮症は痒い、というイメージがありますが、痒くない膿皮症も存在します。お腹など毛の薄い部分に膿疱がパラパラとできるタイプの膿皮症は、「膿痂疹」と呼び、痒みが乏しいことが一般的です。痒みがなくても膿皮症の症状がないか、皮膚を触ってチェックするようにしましょう。 pic.twitter.com/ybE5UrDxXl
— イヨリ先生 | どうぶつの皮膚科医 | MeatBoy (@iyori_pet_skin) October 15, 2022
傷がつくほどかいてしまうほど痒みが強いものとして、主に次の3つがあります。
膿皮症
ワンちゃんがかかる皮膚病のなかで一番多いとされていて、いつも肌の表面にいてふだんはおとなしい黄色ブドウ球菌が異常に増えることで起こり、次の症状がみられます。
- 赤い小さな発疹がでる
- 抜け毛やフケが増える
- 痒みが強く、いつもかいているようになる
- 体表から膿(うみ)や血が出ている
- 黒や黄色のかさぶたができる
この膿皮症にはつぎの種類がありますが、いずれにしても診察を受けたうえで治療してあげましょう。
表層性細菌性毛包炎
ワンちゃんの膿皮症のなかで最も多く、毛包のなかで細菌が繁殖することで炎症が起きて化膿します。
化膿外傷性皮膚炎
ワンちゃんが肌をかきむしることによって、表面の角質層が破れて発症します。
湿度が高いことなどで、被毛の下に湿気がこもって細菌が増えて痒くなることが原因です。
皮膚皺襞(しゅうへき)膿皮症
皺襞とは肌のしわのことで、その間の部分に湿気がたまり細菌が増えて化膿した状態です。
白く、脂っぽい滲出物が出て、ブルドッグのような短頭種の鼻の上に症状が現れることが多いとして知られています。
水疱性膿痂疹(のうかしん)
若いワンちゃんにできやすく水疱ができて、かき崩すと出血します。
寄生虫や、ウィルスが感染した子犬のお腹の部分によく見られ、痒みは少なく自然に治ることが多いとされています。
表層性拡散性膿皮症
毛包に起こった炎症が大きくなって、円形に拡がった状態になります。
膿のかたまりである膿疱や、大きな輪状紅斑ができるのが特徴で、背中の部分に多く見られます。
疥癬(ヒゼンダニ)
メスのヒゼンダニにたかられると、ダニは皮膚の下に穴を掘って潜り込みます。
そのためにワンちゃんは強い痒みに悩まされ、その部分をかきむしるようになるのです。
痒みが強くワンちゃんが苦しむので、早く獣医さんに治療してもらいましょう。
アレルギーによるもの(アトピー含む)
アトピーなどアレルギーによって起こる皮膚炎は痒みがとても強く現れます。
獣医さんの診察を受けて、アレルギーを起こすアレルゲンを見つけてもらって対処してくださいね。
犬のかさぶたがはがれて毛が抜けるともう毛が生えないの?
おはようございます🌞
16歳のサン
皮膚が弱くてお薬のんでます。
かさぶたみたいになって触ったら
毛がぬけて円形脱毛みたいに
どなたか皮膚病対処法教えて
下さい。なんか餌が悪いと
なりやすいと近所の方が。
老犬だけど綺麗にしてあげたい。 pic.twitter.com/plnSJsmAou— アヤカシ (@renkurutoayaka_) May 20, 2020
一緒に毛が抜けても、取れたらまた生えてきますが、傷によって毛根がダメージを受けた場合は、その部分には毛が生えなくなります。
犬の皮膚に黒いカスがたくさん!これはなに?
アジ吉くん、目にデキモノできて病院行ってきた🏥 👀
まつ毛の毛穴に皮脂が詰まったニキビみたいなものだと🥺
軟膏で様子見👀 本犬はいつも通り元気に可愛い🐕💕よく頑張りました💮💯 pic.twitter.com/GRXX8JXA7d— キールズ@ねぎま6本塩 (@a_____111_____a) March 2, 2022
ワンちゃんの体に、黒いカスがたくさんついていることがありますが、これには次の3つの原因が考えられます。
- ノミが寄生していて、その糞が黒いカスとしてついている
- ワンちゃんの肌のメラニン色素が沈着して黒ずんでいる
- 毛穴に皮脂などが詰まって黒いカスに見えている
原因がノミの場合はすぐに動物病院で駆除してもらいましょう。
メラニン色素の沈着はホルモン分泌異常などのことがありますし、毛穴に詰まった皮脂は簡単に取れないので、やはり獣医さんに相談するのがよいでしょう。
犬のかさぶたみたいな出来物は、治らないようなら要注意!
モカの背中に出来てるのは残念ながら腫瘍ではありません犬に取って炎症の病気を一度発症すると治らない人間で言うと難病の病気と同じでモカのも背中に最初小さな黒いかさぶたの様な症状が見て分かる様に次の日に倍大きく変化してきた、これが免疫介在性脂肪組織炎と言う炎症性の免疫関係の一つの病です pic.twitter.com/1jJbzOcVy6
— Chiaki16 (@kchiaki16) June 29, 2021
かさぶたは血を止めるほかに、細菌が体内に侵入するのを防ぎます。
自然におちるまで放っておいても大丈夫ですが、悪臭がするような時は獣医さんに相談してください。
また、痒がっていないのに繰り返してできたり、1ヶ所にポツンとできて、それがだんだん大きくなって盛り上がってきたりするような場合は、その下に腫瘍があるかもしれません。
できるだけ早く、大きく設備が整っている動物病院で診察してもらうことをおすすめします。
犬に黒いかさぶたができた!原因や治療方法について・まとめ
病院に行ってきました!
皮膚炎だそうです。
口の中も赤く点々となっているのも、耳にかさぶたができているのもそのせい。パグは油が多い犬種だからお風呂で油をとるのと耳の中を綺麗にするために、シャンプーと耳の洗浄液?をもらいました!
何ともなくてよかった☺️ pic.twitter.com/P0zGFqeYAc
— プン (@punn0312) August 28, 2020
犬の皮膚は薄くて弱いので人よりも皮膚炎を起こしやすいうえに、体が毛でおおわれているのでかさぶたができていてもなかなか気づかないことが多いのです。
できれば毎日、愛犬の体をブラッシングして、黒いかさぶたができる前に傷や皮膚炎をみつけてあげるようにしてください。
また、愛犬に黒いかさぶたを見つけた時はその原因を探して治療することが必要です。
すぐに獣医さんに連れていって診察してもらいましょう。