犬がイビキをかくのはよくあって、特に鼻ペチャ系の短頭種はその傾向があります。
また、人間と同じで歳を取るとノドや首周りの筋肉が弱くなってイビキをかくとも言われています。
グーグーと爆睡している姿を視るのはかわいくもありますが、これまで静かだった愛犬が突然大きなイビキをかいたりする時は、何らかの疾患が原因になっているかもしれません。
ここでは危ないイビキの見分け方や、うるさい時にどうしたら静かになるかなどの対処方法をご紹介します。
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イビキをかきやすい犬種とは?
やっぱ猫より犬派ですわ
だって猫って白目むいて寝れないでしょ?
うちの実家の犬は白目むくしオナラするしイビキかくし愛くるしさ半端ないのよ!笑 pic.twitter.com/oS1QFLUmGd— とだ たか | 攻め×守りで稼ぎ続ける凡人 (@todasedori) September 9, 2021
マズルが短い、いわゆる鼻ペチャな短頭種のワンちゃんたちは、鼻からノドまでの上気道が細く、横になった際に空気が通りにくくなるようです。
次にあげるこれらのワンコたちがそれにあたります。
みなそれぞれ平らな顔、丸い頭、太くて短い首など共通の愛らしい特徴があって人気のワンコたちです。
- ブルドッグ
- フレンチ・ブルドッグ
- パグ
- ペキニーズ
- ボストン・テリア
- ヨークシャー・テリア
- チワワ
- シー・ズー
- キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
- 狆(ちん)
爆睡中の犬のイビキがうるさい!イビキのような呼吸も
イヤホンつけてラジオ聞いてたら、地響きがして何事かと思ったら、イケメン犬のイビキだったびっくり😍 pic.twitter.com/EVXW3qmjg1
— ボストンテリアのマックス (@RZhnezWtPc2l7vC) June 1, 2021
鼻ペチャのワンコたちでなくとも、次にあげることが誘因となるケースがあります。
加齢
齢を取ったワンコではノドや首の周りの筋肉が弱くなり、横になると空気のとおり道がつぶれて細くなりかきやすくなります。
アレルギー体質
息がとおる道筋の間でアレルギーが起こると、炎症による大量の鼻水や、粘膜が腫れるなどして気管などが細くなってしまいます。
花粉症やノミ・ダニなどによるアレルギーのほかに、薬の副作用や飼い主さんのタバコの煙などが原因になることもあります。
太り過ぎ
人間が太り過ぎるとイビキをかきやすくなりますが、太り過ぎたワンコもノドの周りに脂肪がついて、気管が細くなってしまうことでかくようになります。
犬がイビキをかく疾患とは? 心臓病でもかくことがある
ウチの老犬チワワも来月15歳になる。先輩チワワも15歳を迎えてから急に心臓病による発作が酷くなって16歳を迎える事なく逝ってしまったので、少しずつ心の準備をしておかないとな…と思いつつ、少し痩せて骨張った体でイビキをかきながら寝る姿をいつまでも見ていたいと思う。 pic.twitter.com/laYnDJ9mRN
— mantisboy (@mantisboy2) January 31, 2020
ワンコがイビキをかく理由となる疾患があります。
おかしいと思ったら早めに獣医さんの診察を受けましょう。
原因となる主な疾患には次のものがあります。
軟口蓋過長症(なんこうがいかちようしょう)
生まれつき軟口蓋が長い鼻ペチャのワンコたちがかかりやすいとされています。
これが長いと気管を塞いで、ひどいケースでは呼吸困難になるケースもあります。
そのような際には手術によって塞がっているところを切除します。
鼻腔狭窄(びくうきょうさく)
これもまた鼻の穴が細いワンコたちに多く、何らかの原因でさらに息がとおりづらくなることでイビキを起こし息が吸いづらくなります。
重症ならば鼻腔を拡げる手術が施術されます。
気管虚脱(きかんきょだつ)
何らかの要因で気管が押しつぶされてしまい、息がしづらくなることがあります。
太り過ぎでしまったり、歳を取ったりしたことが誘因になると言われていますが、下記のワンコたちでは生まれついて先天的に気管が弱く、ちょっとしてたきっかけで起こります。
- チワワ
- トイ・プードル
- ポメラニアン
睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん)
人間では太った男性がなりやすいとされているこの疾患は、ワンコでも起こります。
急に静かになるなどした時にはちゃんと息をしているかチェックしてください。
腫瘍や心臓病
鼻やノド、気管などに腫瘍ができると、それらが圧迫されてイビキが起こります。
また、心臓病で心肥大が起こるとやはり気管支などを圧迫してしまうために、起きている時でもイビキのような音が聞こえることがあります。
イビキをかきながら痙攣していたら要注意!
犬、私の足の上でいびき手前の鼻息荒しで寝始めた。
夢見てるのか、足もいろいろピクピク動いて可愛い。 pic.twitter.com/m5wgbgbYQq— まっくすちょび (@ma_xchobi) November 9, 2014
ワンコがイビキをかきながら、足やシッポをピクピク動かしたりすることはよくあります。
夢でも見ているのか微笑ましい姿ですが、音が大きくなったり、痙攣して激しく動いていたりする時は、てんかん発作を起こしている可能性があります。
すぐに治まるようなら様子を見てもよいですが、長く続くようなら発作が治まるのを待って動物病院に連れていくようにしてください。
注意したいのは、痙攣を止めようとして押さえつけないことです。
意識のないワンコが思わぬ動きをして、飼い主さんがケガをしてしまうこともあるので気をつけてください。
口にタオルを挟むなど、舌を噛まないようにして発作が治まるのを待つようにしましょう。
イビキがうるさい時にはどうすればいいの?
おやすみなさい😌
外は大雨です。
雨の音を聞いて寝るのが好きなのに
犬のいびきがうるさいです。 pic.twitter.com/s30nXSaFft— 小寺真理 /吉本新喜劇/吉本坂46 (@koteramari) March 27, 2020
たまに軽い音を立てているくらいなら問題ありませんが、音が大きい時や苦しそうな時には、姿勢を変えたりして楽になるようにしてあげてください。
ワンコは仰向けや横を向いているような時はノドや気管がつぶれやすくなり、肺が膨らみにくくなるなど息がしづらくなっているかもしれません。
音がうるさくなってきたら、ゆっくりと驚かさないように仰向けにしてあげましょう。
犬のイビキがうるさいのは病気?原因と対処法など・まとめ
ものすごい寝顔でイビキをかいている犬 pic.twitter.com/LTcADi5DfR
— こたろうくん (@kotaro_chang) April 8, 2018
人間ではお酒を飲んで寝た時や、風邪をひいて鼻水が出て鼻がつまるとイビキをかきますが、犬も鼻水が出ている時などの時にイビキをかくことがあります。
そのような一過性のイビキならしばらく様子を見ても大丈夫ですが、愛犬が急にイビキをかくようになったり、音がうるさくなったりする時は、疾患が原因でイビキをかいている可能性があります。
また、心臓病や睡眠時無呼吸症候群など命にもかかわるような疾患が原因の場合があります。
少しでもおかしいと感じるようになったら、早めに獣医さんの診察を受けるようにしてくださいね。