私たち人間と同様に犬の性格だって犬それぞれ。そして歳を追うごとに変化していきます。
「あれ?前からこんな性格だったかな?」「最近ムダ吠えが多くなったかな?」など、時として犬の問題行動に悩むときだってあります。
犬が成長していく中で、大きく行動が変化する時期は「生涯で3回ある」と言われています。
今回は、犬の性格が特に大きく変化する時期について解説していきましょう。
社会化の時期
一回目は生後一年間。
この時期には性格はもちろんのこと、体も大きく成長します。
特に生後4か月までの時期に経験してきたことは、その後の行動の基礎を作る。とも言われています。
この時期に犬の性格形成に大きく影響するものは、
- それぞれがもつ犬種の特性
- 母犬の妊娠中の状態
- 母犬による世話の状態
- きょうだい犬とのふれあい
- 飼い主の態度
と、大きく分けて5つあります。
正直、上から4つは、飼い主さんがどう頑張っても、どうにかなるものではありません。(;´・ω・)
では、残りの1つ「飼い主の態度」。
これは、その後の人間との生活において、犬が信頼できるリーダーのもと安心して生きていけるか?と、いうこになってきます。
ほったらかしたり、散歩もロクに連れていってくれない…そんな態度では、わんちゃんだって不安です。
犬に信頼してもらえる存在を目指していきたいですね。
思春期
次に犬の行動が大きく変化するのは思春期です。
特にメスの場合、発情期を初めて迎えるのは、小型犬で7~10カ月齢、大型犬では8~12カ月齢の期間と言われています。
メスの行動はひとたび発情期が始まったら、全般的に落ち着きがなくなります。
頻尿になって外陰部から出血が始まったり、ときには攻撃的になることもあるので注意が必要とも言われています。
オスの場合、性的に成熟するのは生後11カ月ぐらいで、発情期のメスに対して敏感に反応するようになります。
老化期
最後に犬の行動が大きく変化するのは、老化の時期です。
生きとし生けるもの、老いは避けられません。これは私たち人間と同様に犬も同じです。
1日の大半を寝て過ごすようになったり、小さな段差につまずいたり、トイレを失敗してしまうことも多くなります。
視覚や聴覚も当然低下していきます。怖がりになったり、呼んでもこない場合などありますので、注意して見ててあげたいですね。
さいごに
犬の性格は、社会化の時期、思春期、老犬期に大きく変化します。
「前からこんな性格だったかな?」と、犬の問題行動に悩むときだって当然あります。
これらの時期に、犬の性格がどうしても変わってしまいがちな時期があることを理解してあげたいですね(^^)
飼い主さんの存在は、犬にとっては大きな影響力を持っています。
犬が飼い主さんを想う、大好きな気持ちは変わりません。むしろ、年月を重ねていくうちに深いものになっていくと思います。
そう考えると、性格や行動が変化しても、大好きな飼い主さんのために一生懸命に応えようとしている愛犬をほめてあげたいですね(^^)