愛犬を連れずに泊りがけで外出しなければならない時、留守番している愛犬の世話が心配になりませんか?
短時間なら留守番させられても、何日も留守にする場合はご飯やトイレの世話などが心配で、ペットホテルに愛犬を預けることを考えている飼い主さんは多いことでしょう。
最近ペットホテル業界では、さまざまなタイプの施設が登場していて、愛犬の性格や好みに合わせたペットホテル選びができるようになっています。
ここでは初めてペットホテルの利用を考えている飼い主さんのために、最近のペットホテル事情をご紹介します。
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犬が泊るペットホテルとは?
出張のために犬をペットホテルに預けてたんだけど、ホテルスタッフに甘えまくりだったらしい pic.twitter.com/kaB3fpTFJO
— とある人事 (@oljinji) November 5, 2023
ひと言で言えば「ワンちゃんを泊まりで預かってもらえる施設」の総称です。
以前はペットホテルと言えば入院できる動物病院だったり、トリミングサロンやペットショップが片手間に預かったりする施設が多かったのですが、最近はホテルを専業とする施設が増えました。
それらはこれまでにないスタイルを売りにしていて、ワンちゃんをケージに入れずに部屋の中で自由にさせるなど、預かり方が多様化しており飼い主さんの選択肢が増えています。
ペットホテルで預かってもらえる犬の年齢は?
ペットホテルによってさまざまですが、一般的に宿泊できる年齢は生後3ヶ月以上10歳未満とされています。
犬の生後3ヶ月は人間なら5歳くらいの未就園児と同じくらいで、10歳であれば犬種によって違いますが小型犬で人間の50代半ばくらい、超大型犬では80歳くらいに相当します。
最近ではシニア犬専門のペットホテルなども登場していて、高齢のワンちゃんのお泊りは以前ほどホテル探しに困らなくなっています。
多様化しつつ進化する犬のペットホテル
明日から遠征だから
犬は一足先にペットホテルへ普段そんなに可愛がってないけど、居ないと寂しいもんだな pic.twitter.com/PyHjIa8hQP
— Bs-bell@来年はエスコン行きたい (@Bs_bell222) October 31, 2023
ペットホテルではこれまで、家族から離れ寂しいワンちゃんのストレスへの配慮がない施設が多く、預けた後に体調を崩したりするなど、トラブルが多く発生していました。
しかし、最近ではワンちゃんのストレスを軽減するように進化していて、快適に過ごせるような工夫と気配りがされているホテルが増えています。
次にご紹介する特徴を複数併せ持ったペットホテルも登場しているので、インターネットなどでまめに調べてみてください。
動物病院のペットホテル
動物病院には入院のためのケージが用意されているので、それを利用してペットホテルとして預かってもらえる施設が多くあります。
料金は、施設やワンちゃんの大きさによって幅があり、1泊3,000円~6,000円くらいです。
- 長所:獣医がいて健康診断などを受けられ、24時間スタッフが常駐している
- 短所:病院嫌いのワンちゃんには大きなストレスとなる
トリミングサロンやペットショップのペットホテル
行きつけのサロンや、ワンちゃんを購入したペットショップなどがペットホテルを併設していることがあり、飼い主さんもワンチャンも店員と顔なじみになることの安心感があります。
こちらも宿泊料金は3,000円~6,000くらいが相場です。
- 長所:宿泊とトリミングなどのセットで割引料金が適用されることがある
- 短所:夜間に無人になる店舗もあり、緊急時の対応が遅れる可能性がある
旅館やホテルに併設されたペットホテル
最近ではペットと一緒に泊まれるお部屋が用意されている旅館やホテルが増えていますが、ワンちゃんが客室に入れず、併設のドッグホテルに宿泊するタイプの宿があります。
宿泊が人間の宿泊量に含まれて無料の施設もありますが、料金が発生しても一般のペットホテルよりは安い金額です。
ペットホテルは夜間無人ですが、モニターが取り付けられていてロビーやカウンターなどで、ワンちゃんが元気に過ごしている姿を24時間確認できる施設もあります。
- 長所:夜間を除いて自由に出入りでき、無人の時間帯はモニターで観察できる
- 短所:専門のスタッフが常駐しておらず、緊急時の対処が遅れる可能性がある
一般住宅を利用したケージ無しで開放的なペットホテル
自宅をワンちゃんに解放したペットホテルが増えていて、1泊2,000円~3,000円ほどの格安料金で預かってもらえます。
家の中ではワンちゃんがフリーに過ごすことができ、オーナー(たいていはご夫妻で運営しています)が24時間見守ってくれる中、ワンちゃんがストレスを溜める事なくお泊りできます。
また、ほかのワンちゃんが一緒に泊まることもあり、お友だちができるかもしれません。
- 長所:寂しさを感じずに自由に過せて、散歩にも連れていってもらえる
- 短所:人見知りや犬見知りなど警戒心が強いワンちゃんには向かない
ほかの犬との社会性を学べる「保育園型」のペットホテル
日中に長時間の留守番が多いワンちゃんが通い、社会性を育てるデイ・サービス的な「保育園」やしつけ教室が増えている中、ペットホテルとして宿泊を受け付ける施設が登場しています。
愛犬飼育管理士や家庭犬トレーナーなどの資格を持ったスタッフが常駐していて、日中にワンちゃんを通わせていればその場所に慣れているので、安心してお泊りできるでしょう。
料金は日中預かりが3,000円~4,000円、宿泊が3,000円~6,000円ほどかかります。
- 長所:友だちができて、いつも孤独でいるワンちゃんの社会性を養える
- 短所:しつけやトレーニングなどの費用がかさむ場合がある
犬のペットホテルで必要な持ち物は?
ちょっとワンコの話。愛犬をどうしてもペットホテルに預けなければならない時。愛用のフード、おやつ、毛布やおもちゃなどを持っていくことはよくありますが、プラス飼い主さんの匂いが付いた普段着(ジャージやパジャマ)なども一緒に預けてあげて下さい。たったそれだけで犬たちは少し安心できます。 pic.twitter.com/r7b7eUlLmx
— はじ丸 (@hajimaru2017) July 30, 2021
ワクチンなどの接種証明が必要になるので、忘れないようにすることと、基本的に素泊まりなので、いつも食べているドッグフードやオヤツなども忘れずに持参してください。
また神経質なワンちゃんなら日ごろ使っている食器や、寝具類(毛布やベッド)など自分の匂いが付いているものを持参すると良いですね。
そのほか、トイレやシート、指示があればオムツ類などを持参しておくとなお良いでしょう。
施設に予約する際に確認しておきましょう。
犬のペットホテルは多種多様、愛犬に合うホテルを探そう!まとめ
ペットホテルに預けていた我が家のごましおくんは、2日間フリースペースで他の犬とワンプロしまくりだったようで、帰ってきたらソファであっという間にお眠りになられましたwいつもリビングでは寝られないタイプなのに、よほどはしゃいだのね。ワンコ大好きだもんね、たくさん遊べて良かった♬ pic.twitter.com/Bug8QGr716
— suzu (@su4527) November 5, 2023
さまざまなタイプのペットホテルがあり、愛犬の性格に合わせて選んであげること以上に一番大切なことは、ペットホテルを愛犬の「セカンドハウス」にすることです。
愛犬にとって飼い主さんに置いて行かれて預けられるのは寂しいことですが、そのペットホテルを良く知っていて慣れている場所であれば安心することができます。
ペットホテルに愛犬を預ける時は事前に、デイ・サービスなどを利用して何度も短い時間預けて慣れさせておくと、ストレスを感じずに泊まることができるのでおススメです。