皆さんはアスカランマラミュート犬がどんな犬なのか知っていますか?
「マラミュート犬」と略して呼ばれており、外見はシベリアン・ハスキー犬に似ていてオオカミのような見た目をしていますが、シベリアン・ハスキー犬よりも一回り大きく、丸っこい外見をしています。
その性格は温厚で人懐っこく、社交的な性格をしていると言われいて、見た目とのギャップに驚く方も多いようです。どんな犬なのか気になりますよね。
今回はアスカランマラミュート犬がどんな犬なのか、その特徴と性格から飼い方のポイントまで紹介していきます。
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アスカランマラミュート犬ってどんな犬?
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まずは、アスカランマラミュート犬(以下マラミュート犬)がどんな犬種なのか、紹介していきます。
マラミュート犬は北極のそり犬として最古の犬種と言われていて、先ほど外見が似ていると紹介したシベリアン・ハスキー犬と同系の可能性があるのでは、とも言われています。外見が似ているのも納得ですね。
さっそくマラミュート犬の体の大きさや特徴をもう少し詳しく深堀をしていきましょう。
アスカランマラミュート犬のサイズ
日本で血統書を発行するジャパンケネルクラブ(JKC)では、オスの体高は63.5cm前後、体重は38kg前後で、メスの体高は58.5cm前後、体重は34kg前後が理想と言われています。
一般的的には、体高:58~71cm、体重:39~56kg程度で、比較されやすいシベリアン・ハスキー犬よりも一回り大きい体をしているのが特徴です。
そり犬として活躍していたことから、筋肉が発達した四肢を持っているのでとても力持ち。胸も厚いので体系もがっちりとしているので、「丸っこい」印象も受けますね。
アスカランマラミュート犬の毛色
マラミュート犬の毛色は、ライトグレー、ブラック、セーブル、レッド、混合色など様々ですが、大きく分けると黒系と茶系の2種類です。
単色の場合はホワイトのみが認められています。
寒冷地の犬種なので、体温を下げないために分厚い被毛に覆われているのも特徴です。飼育する場合はブラッシング、気温調節は必須ですよ。
アスカランマラミュート犬の性格は?
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近年の研究から、オオカミと近いDNAを持つと分かってきた犬。
オオカミに近しいと言われていますが、マラミュート犬の性格は「温厚で人懐っこい」ことで有名です。
犬好きの人やこれから新しい家族を迎えようとしている人にとっては、見た目とギャップがあるその性格はとても気になるのではないでしょうか。
さっそく詳しく紹介していきます。
温厚で人懐っこい性格
先に紹介したようにマラミュート犬はオオカミのような見た目をしていますが、基本的に温厚で人懐っこい性格をしています。
知っている人間や動物とは喜んでじゃれ合う可愛らしい一面も持っています。
これは、多くの仲間の犬と一緒にそりを引くために飼育されていたそり犬として活躍していた過去が関係しています。集団生活をしていたので協調性が高いのです。温厚な性格を持っているのは納得ですね。
飼い主に忠実
マラミュート犬はそり犬として活躍していた過去も関係し、服従心があり、辛抱強い性格も持ち合わせていると言われています。
成犬になるとそり犬の頃のように力もかなり強くなるので、子犬の頃からのしつけやトレーニングは欠かせませんね。
しっかりとしつけ、トレーニングを行うことで飼い主のことが大好きでとても忠実なパートナーとなります。
アスカランマラミュートの飼い方のポイント4つ
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実はあまり日本で見かけることの少ないマラミュート犬。
飼うには専門のブリーダーさんを探したり、JKCに問い合わせる、ドッグショーでマラミュート犬を連れている方に聞いてみるなど、なかなかお目にかかるのは難しい犬種なのです。
そのため、飼育方法もいくつか注意点があります。
これから家族として迎えようとしている方は、しっかりとポイントを確認してお迎えする前に環境を整えておきましょう。
十分な運動量の確保が必要
マラミュート犬はそり犬だったこともあり、体を動かす欲求が強い犬種です。
運動量が不足しているとストレスを溜めてしまい、足腰が弱ってしまったり、無駄吠え等のトラブルに繋がりかねません。
そのため、毎日朝晩1~2時間程度の散歩は必須です。
散歩の他にドッグランで思いっきり走らせてあげる時間もとってあげましょう。
体を動かすことが好きな飼い主さんであればとても気の合うパートナーとなりますね。
トレーニング・しつけは必須
マラミュート犬は性格は温厚ですが、体が大きくとても力も強い犬種です。
ついつい興奮をした時にリードを引っ張って飼い主を転倒させてしまったり、他の人に飛びついてケガを負わせてしまう可能性もあります。
そのため、子犬の頃からのトレーニング・しつけは必須です。
特に散歩の時はリードを引かないように十分なトレーニングが必要なので、専門家などにも相談をしながらしっかりと行動をコントロールできるようにしておきましょう。
暑さに弱いので気温調節が必要
マラミュート犬は寒さには強いのですが、日本のような暑い夏がとても苦手です。
夏場の散歩は早朝や夜の時間帯を選びましょう。
また、熱中症にかかりやすいので夏場はできる限り室内で飼うようにし、エアコンを活用して涼しい場所で過ごさせるようにしてあげてください。
冬場でも室内で飼う場合は、暖房も暑がってしまうため、ある程度室内が暖まったら暖房を消すか、マラミュート犬用の部屋を用意してあげて常に快適な温度で過ごせるような環境を作ってあげることも大切です。
こまめなブラッシングが必要
マラミュート犬の被毛はダブルコートです。
そのため、換毛期にはとてもたくさんの毛が抜け、そのままにしておくと、体温の放熱を妨げてしまうので、こまめなブラッシングが必要です。
また、気になるのはマラミュート犬のトラブルで多い皮膚疾患です。
高温多湿の日本の気候では悪化しやすいと言われているので、ブラッシングやシャンプーの際に、皮膚に何か異常がないかよく見てあげてくださいね。
何か異常があればすぐに動物病院で診てもらいましょう。
まとめ
出典元:https://karapaia.com
マラミュート犬は、オオカミのような見た目と違い、温厚で人懐っこいという可愛らしい性格を持った大型犬でした。
日本ではあまりお目にかかることは少ない犬種の一つですが、そのギャップのある魅力に虜になっている方も多いようです。
家族としてお迎えする際には、お互いに信頼し合えるパートナーとなれるようにマラミュート犬の性格や飼い方ポイントをしっかり抑えて環境を整えてあげることが大切ですね。
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