クリッとした瞳にピンと立った大きな耳。胴長で短足といった可愛らしい姿をしているコーギー犬。
イギリスでは、エリザベス女王が飼っていることでも有名で、日本でもとても根強い人気を誇る犬種です。
「飼いたいな」と思ったらまず気になるのはその性格ですよね。
ネットでコーギー犬の性格を調べてみると、代表的なものでは「人懐っこい」「賢い」などの良い印象を抱きやすいワードが多く出てきます。
しかしその反対に「性格が悪い・きつい」などのマイナスな情報も出てくるので、「飼いたいけど実際はどうなのかな」と気になる人も多いのではないでしょうか。
また、近年では家の外で飼うのではなく室内犬として飼う人が増えているため、一番気になるのは「鳴き声」などによるご近所トラブル。
小さいお子さんがいる家庭では「噛み癖」なんかも気になるところだと思います。
「飼いやすさ」はとても重要ですよね。
今回はコーギー犬の性格と、気になる「飼いやすさ」について、ご紹介していきます。
Contents
コーギー犬の性格は?
コーギー犬の性格は、先ほども触れたように「人懐っこい」・「賢い」のようにとても良い印象を抱くワードが多いため、とても人気のある犬種です。
でも実際のところどうなのか、気になりますよね?
まずは、コーギー犬の基本的な性格と、「性格が悪い・きつい」などといったマイナスな噂の真相についても詳しく紹介していきます。
好奇心旺盛で活発
コーギー犬の性格の特徴は、とても陽気で活発な性格をしていることです。
「遊んで!」「かまって!」と常に元気であることと、とてもフレンドリーな性格を持ち合わせているので、犬好きの方にはとても嬉しい性格と言えます。
また、とてもタフなので散歩も遊びも大好きです。
遊びに夢中になり、こちらからストップをかけないといつまでも遊んでしまうといった部分もあるので、様子を見て休憩をさせてあげてください。
頭が良く、飼い主に忠実
コーギー犬は元々は牧畜犬として飼育されていたこともあり、飼い主のことをよく見て状況判断ができる賢さも持ち合わせています。
そのため、飼い主の言うことには基本的に忠実です。
とても頭がいいので、きちんとしつけをすることで素晴らしい家族の一員となること間違いなしです。
「性格が悪い・きつい」と言われる理由は?
コーギー犬は先に紹介した通り、元々は牧畜犬として飼育されており、自分よりもずっと体が大きな牛や羊を吠えたり噛んだりして群れをまとめていました。
その元々の性格から、散歩中に自転車やランニングをしている人を見るとリードをグイグイ引っ張ってしまったり、吠えたり、追いかけたりしてしまうことがあります。
また、元々の性格から噛むことも大好きで、ついつい家の中のものを噛んでだめにしてしまうこともあります。
その姿から「性格が悪い・きつい」と思われることがあるようですが、それは子犬時代の「しつけ」で解消される問題で、逆に言えばしつけさえしっかりと行えば全く問題ありません。
それに、物怖じしない勇敢さもさることながら、飼い主をよく見て状況判断を行える賢い性格のため、しっかりとしつけを行うことで小柄ながらに立派な番犬をつとめてくれるとても頼もしいパートナーとなります。
コーギー犬の性格を知れば飼いやすくなる?
コーギー犬の性格を知っておくことで、飼いやすくなるのは間違いありません。
しかしその分、子犬時代からの「しつけ」もとても重要です。
ついつい可愛いので許してしまうことも、これから良きパートナーとしてお互いに信頼関係を築いていくためにもしっかりとしつけを行いましょう。
それではコーギー犬の性格に沿って、どんなしつけをすると良いのかポイントをご紹介していきます。
吠え癖があるのはなぜ?どうしたらいい?
すぐに吠えてしまうのは、縄張り意識があり警戒心が強いことが関係しています。
自分よりも体が大きな動物を吠えて追いかけていたので、仕方のないことかもしれません。
しかし、毎回知らない人や犬に吠えてしまうと近所迷惑になりますよね。
吠え癖に対する方法は3つあります。
十分な運動をさせてあげる
「運動不足からストレスを抱えて吠える」というケースもあるので、たくさん運動をさせてあげたりたくさん遊んであげましょう。
コーギー犬は1日2回、各30分~1時間の散歩が理想と言われていますが、「毎日散歩させるのは難しい」という場合は週末や時間がある日にドッグランなどで思いっきり遊ばせてあげてください。
私たち飼い主側にとっても良い運動になりますし、特に愛犬との夜の散歩は心や体にいいと言われているのでおすすめです。お互い心身ともに健康で過ごせたら素敵ですよね。
社会性を身につけさせる
縄張り意識や警戒心が強いので、見知らぬ人や犬に吠えてしまうコーギー犬。そんな場合は、社会性を身につけさせてあげましょう。
子犬時代から散歩をしたり、人や他の犬種が多い公園、ドッグランに連れて行ってあげることで社会性が身につきます。
なるべく外の世界に触れさせる機会を多く持つことで、むやみやたらと吠えるということはなくなっていきます。
要求吠えには答えない
「要求吠え」とは、たとえば「遊んでほしい!」「ご飯がほしい!」といった要求に関する吠えのことです。
鳴いているからとすぐに答えてしまうと、「鳴いたらやってほしいことをしてくれる」と覚えてしまい、何かしてほしいことがある度に鳴くようになってしまいます。
こんな時は要求に答えず「無視」することが大切です。
静かになってから遊んであげたり、ご飯をあげたりすることで「鳴いても無駄なんだな」ということを理解するので、徐々に要求吠えをしなくなります。
噛み癖があるのはなぜ?どうしたらいい?
噛み癖があるのは、こちらも牧畜犬の名残で自分よりも大きい体を持つ牛や羊に噛みついて群れをまとめていたことが関係します。
また、好奇心旺盛で活発な性格も関係し、興奮すると噛んでしまうこともあります。
怪我にも繋がりますので、子犬の頃からしっかりとしつけたいポイントとなります。
噛み癖に対する方法も3つあります。
おもちゃを用意する
噛んでも問題のないおもちゃを用意しましょう。
特に子犬の頃は歯の生え替わり時期でどんな犬種でも噛みたくなってしまいます。そのストレスを解消させてあげるために丈夫なおもちゃを用意してあげてください。
おもちゃを噛むときに「いい子」と褒めることで「おもちゃを噛むと褒められる」と覚えるため、人に噛みつくといったリスクは軽減できます。
叱る時は短い言葉で
できる限り短い言葉の方がコーギー犬は覚えやすいと言われているので、ダメなことをしたときは大きな声で「ダメ!」「NO!」など短い言葉で叱るようにしましょう。
ポイントはついつい許しがちな甘噛みであってもしっかり叱ることです。子犬の頃から良いことと悪いことの区別をつけさせておくことが大切です。
興奮噛みの時は落ち着かせる
散歩中だったり一緒に遊んでいる時、ふとした瞬間に足を噛む、といった行動を取るときは本能的な部分が大きいと言われています。
この場合はいったん「おすわり」をさせるなどして気持ちを落ち着かせてあげましょう。
動きをいったん止めてあげることで、コーギー犬も徐々に落ち着いてきて、噛むことはなくなります。
まとめ
コーギー犬の性格は、「好奇心旺盛で活発」であり、「頭が良く、飼い主に忠実」といった犬好きの方やこれから家族としてコーギー犬を迎えたい人にとってはとても魅力的な性格です。
「性格が悪い・きつい」といったマイナスな噂もありましたが、実際は子犬時代からのしつけで問題なく解決できるため、コーギー犬が飼いやすいかどうかは子犬時代からのしつけが重要です。
コーギー犬の性格をよく理解し、しっかりとしつけを行うことで、あなたの最愛のパートナーとなるでしょう。