愛犬と一緒に寝てるとき、犬が何度も寝る場所を頻繁に変えているのが気になりませんか?
我が家では愛犬と一緒に寝ています。
最初は隣で寝ていても、しばらくたつとベットから降りてフローリングにペタンっとなったり、またしばくするとベットに上がってきて今度は足元あたりで寝てみたり。可愛いですね~★
でも頻繁に場所を変えるもんだから「暑くて眠れないのかな?」「昼間寝すぎて眠れないのかな?」って、気になったりしてきます。
頻繁に場所をウロウロ変えられるもんだから、自分の方が気になって目が覚めちゃうことも多々あります。
みなさんの中にも「気になって寝れなかった~」なんて方もいらっしゃるんじゃないでしょうか??
そこで今回は「犬が寝る場所を頻繁に変えるのはなぜか?」について調べてみました。
これからご紹介するのは私の体験も含めてご紹介していきます♪
それでは早速見ていきましょう!
【専門家監修】若林あき子
●JKC愛犬動物飼育管理士●愛玩動物救命士●JCSA動物看護士●犬のしつけインストラクター●犬の栄養管理士●ペット介護インストラクター●ドッグトレーニングアドバイザー…等
犬の睡眠時間はどれくらい?
そもそも犬って、一日にどのくらい寝るんでしょう?
お散歩、食事、遊び、これ以外の時間は寝てるような気がします。こんなに寝てて大丈夫なのかな…って、思うくらいです(笑)
さて、睡眠時間ですが1日の半分以上、平均で12~15時間が一般的とされています。(成犬の場合)
しかし、寝ている場合でも飼い主が立ち上がったりすると、すぐさま反応しますよね。「えっ、起きてたの?」って思うくらい敏感に(笑)
これは、狩りをしていた頃の性質が今でも根強く残っているのだと考えられています。
人の場合は、睡眠時間の8割は深い眠り(ノンレム睡眠)で、残り2割が浅い眠り(レム睡眠)と言われています。
ただ、犬の場合は逆で、深い眠りは2割にも満たず、残りのほとんどは浅い眠りと言われています。
その理由は、野生の頃の名残りと言われています。野生動物として生活していた頃は、いつ敵に襲われるか分からないサバイバル。眠りが浅いのは気配を感じたらすぐに動き出せるように必要だったんですね。
そのため、少しでも多くの睡眠時間を確保する必要もあります。こまめに睡眠をとるのも、そういった本能の名残りなんですね。
「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」ってなあに?
どこかで聞いたことがある言葉…。レム睡眠とは、眠っていても眼球が動いている「眠りの浅い状態」を指します。一方の、ノンレム睡眠は眼球も動かず、「ぐっすり眠っている状態」なのです。
人間も犬も一緒なんですね。
犬は体温調節がとっても苦手
犬は「汗」をかかないと思ってましたが、違うんです。
実は汗をかくんです!
ところが、人間のように汗をびっしょりかかないですよね?それは「汗腺」に秘密があるからです。
まず、水状の「汗」をかく汗腺。これは人の場合、全身に発達していますが、犬はあしの裏側や鼻の頭付近など、ごく一部しか発達していません。代わりに白いアブラ状の汗をかく汗腺が全身に発達しています。
ちなみに、この白いアブラ状の汗が、犬の体臭の元にもなります。
犬は人間とは違い、体温調節がとっても苦手な分、頻繁に寝る場所を変える必要があるんですね。
人間だって寝る時に暑かったら、エアコンや扇風機をつけたりしますし、逆に寒かったら暖房をつけて暖かくして寝ますよね。
犬にとって頻繁に場所を変えるのは「体温調整のため」と理解しておくと、過剰な心配をしなくても済みそうです。
おわりに
毎晩のように、頻繁に寝る場所とポーズが変わる愛犬。
場所を変えて寝る理由は、体温調節がとても苦手な分、寝心地のいい場所を探しているからなんですね。
暑い日なんかは涼しい風が通る場所で休んだり、逆に寒い日は暖かいコタツの中で眠ってみたりと、愛犬なりに快適さを探しています。
人間のようにスイッチ一つで環境を変えられないのですから、愛犬には快適な環境を与えてあげたいですね。