ペットショップやブリーダーから犬を購入するわけではなく、保護されている犬を家庭に迎えようと興味を持たれる方が増えている。
ペットを迎える方法の一つに「保護犬の里親」という選択肢の認知が広まってきているのだ。
とはいえ、保護されている犬を家庭に迎えるにも、その方法がわからないという方も多いことだろう。
ということで、実際に保護犬の里親になられた方に、インタビュー形式で「生の声」をあれこれ聞いてみた!
はじめに自己紹介
まずは、簡単な自己紹介からお願いします。
愛犬の名前は「ルル」です。引き取るときにテリア系ミックスと言われました。
高いところがちょっと苦手な散歩が大好きな雌犬です。走るのもとても速く、いくつになっても音の鳴るおもちゃが大好き!いつも咥えて音を鳴らして遊んでいます。
保護犬を引き取るまでの経緯
保護犬という存在は親戚から聞きました。前に飼っていた犬が死んでしまい、新しい犬を飼おうか迷っていました。そのとき親戚に会いました。実は私の親戚は『保護猫』の団体に所属をしています。
そのとき保護犬のことを教えてくれました。
その親戚が一度保護犬の譲渡会に参加をしてみてはどうか?と提案をしてくれました。「実際に飼わなくてもいいから、見学という気持ちで来たら?」っと言ってくれたのがきっかけです。
そもそも保護犬とは?
飼い主に捨てられてしまったり、迷子になってしまった、あるいはさまざまな事情で飼い主がいないために、動物愛護センターや動物保護団体などの施設に保護されている犬の事をいう。
少し前のデータだが、平成24年度に調査した全国の自治体の保健所や動物愛護センターに引き取られた「犬の総数」は71643頭になる。そのうち、所有者不明としての引き取りは54892頭、飼い主からの引き取り数にいたっては16751頭にもなるようだ。
1匹でも不幸な思いをする犬がいなくなればいいと思い保護犬を飼うということを選択をしました。
人間の身勝手で不幸な死に方をしてほしくないと感じました。どの犬も本当にとてもかわいくて、幸せになってほしいと思いました。
引き取りに審査とかあったの?
動物病院での譲渡会が不定期で行われていますので、そこに参加をしました。(^o^)
ということは、審査やら手続きなんかも必要になってきますよね?
特に審査はありませんでしたが、「ICチップを入れること」「室内で飼うこと」「避妊手術をする」ということが条件でした。
避妊手術は、その病院ですぐに手術の予約を取らされましたケド。(笑)
いえ、手術に関しては分かっていたので抵抗はないですが、「その病院でしなくてはいけない」ということに少し疑問を感じました。
前に飼っていた犬の動物病院の先生が好きだったので、本当はそこに行きたかったのですがそれは叶いませんでしたね。
でも、別の病院での領収書などの証明ではいけないということが分かりました。その犬を守るというしっかりとした団体の気持ちがとても伝わりました。
引き取った後はどんな生活ですか?
いままで食べてたものが慣れてていいんですかね??
ドッグフードは、前の暮らしで食べていた物を聞きました。同じものを購入して今でも食べています。
お気に入りのようで、いつもパクパクと体調が悪い時以外は食べてくれています。おやつジャーキーなどもたまに食べていますよ(^▽^)/
お散歩は大好きなので、いつも1日2回行っています(笑)
雨の日にはカッパを着て行きます。トイレはそこできちんとできますよー。
さいごに:我が家の愛犬になってくれて感謝しかありません。
せっかくですから最後に一言どうぞ!
保護犬を飼うということは特別なことではないと思います。
ペットショップで飼う犬もとても大事にすると思いますし、保護犬も同様です。
ただ保護犬は一度以上辛い思いをしています。私が犬といて幸せであれば犬もそう感じてくれているのではないかと思います。犬は気持ちをダイレクトに伝えてくれます。嘘はつきません。ずっと大切な家族です。