遠藤憲一が愛犬を介護?遠藤憲一に看取られた愛犬たち

遠藤憲一 犬
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「遠藤憲一って知ってる?」と訊かれて名前では思い出せなくても、画像を見れが「ああ、この人か」と思い出すことは少なくないですよね。

ただ「エンケン」さんの愛称で呼ばれる遠藤憲一さんは声も特徴的で、低くかすれた渋い声を聴いたらやっぱり「ああ、この人か」と思い出せる数少ない人ではないでしょうか。

今でこそコミカルな役も多くこなされていて、怖いというイメージがない人もいらっしゃるでしょうが、昔は「ミスター・Vシネ悪役」の異名をいただくくらい強面役者だったんですよ。

その強面の内側にはとても愛情深くて優しい心が隠れていて、それは二匹の愛犬に惜しみなく注がれました。

そんな遠藤憲一さんの愛犬物語をご紹介します。

 

遠藤憲一ってどんな人?

遠藤憲一さんの活躍は多彩で、お茶の間でよく知る役者やナレーターの仕事だけでなく、現在は脚本まで手掛けているそうです。

引っ張りだこの俳優なのにどこにそんな暇があるのか不思議ですよね。

現在定着した優しいイメージとは裏腹に、182㎝の強面と鋭い眼は有名になっても職質を受けるほどだったとか。

最初は悪役が多かったので鋭い眼が癖になってしまったのかもしれませんね。

 

雑踏の中でも違う遠藤憲一の鋭い眼差し

新宿といえば超高層ビルが林立する言わずと知れた日本有数の繁華街ですよね。

有名な歌舞伎町や新宿二丁目もあって、昼夜人波が絶えない場所でもあります。

そんな新宿である日遠藤さんはパトカーとすれ違いました。

するとパトカーは急ブレーキで停車し、2名の警察官が飛び出して来たんです。

警察官は何事かと思った遠藤さんに職質します。

職質を受けたのは初めてではありませんが、この友達も見失いそうな人・人・人の雑踏の中で何故自分が職質を受けたのか、不思議に思って問い質してみました。

すると警察官から返ってきた答えは「パトカーを見る目が鋭かった」からだそうです。

それから遠藤さんはパトカーを見る際の自身の態度に、どう見ればいいのか戸惑うようになったといいます。

すごい眼力ですよね。

 

TVで映画でよく見かける遠藤憲一

有名になれば引っ張りだこになるのでスクリーンでよく見かけるのは当然なのですが、遠藤さんにはもう一つ理由があります。

遠藤さんへの評価が高まって押しも押されぬ名バイプレーヤーとなったのですから、仕事を選んでもいいはずなのに「スケジュールが許す限り」仕事を断らないというのです。

下積み生活が長いと仕事が来なくなるのが怖くて断れない、というのも聞きますが、遠藤さんはちょっと生真面目な性格も手伝っているようですね。

ファンとしては遠藤さんの役者っぷりや渋い声を聴けるのは嬉しいのですが、還暦も間近だからそろそろ健康面も考えて無理せず役者業を続けてもらえればと思います。

 

遠藤憲一の愛犬とは?犬種や名前の由来を紹介

怖いモノなどなさそうな強面の遠藤さんですが、実は中学生の頃に犬に追い掛けられ咬まれた経験がトラウマとなって犬嫌いだったそうなのです。

一体どうして追い掛けられたのか、中学生だったということに答えがあるのかもしれませんね。

それなのにマルチーズを飼うことになったきっかけとは何だったのでしょう?

 

まめちゃん

役者業も軌道に乗り始めた1997年、地方の長期ロケを終えて家に帰ると、家には可愛いマルチーズの子犬がちょこんとおりました。

連れて来たのは奥さんの昌子さんでした。

奥さんの説明によりますと、ペットショップで席をして隔離されているマルチーズの子犬を見付けたのだそうです。

何となく嫌な予感がしたのか「このままでは処分されるかもしれない」と店員に声をかけると、案の定子犬はケンネルコフ(伝染性気管支炎)に罹っているというではありませんか。

そこで奥さんは交渉して治療費までもらって家に連れ帰って来たのです。

さすがに事務所所長兼マネージャーをしておられるだけに奥さんは強いといいますか、普通は治療費が掛かることや、通院の手間などを考えて見て見ぬふりをするものなのに奥さんには驚かされます。

それともそれだマルチーズの子犬が奥さんの心を射止めていたのでしょうか。

犬だけでなく猫も嫌いでペットを飼うことなど一生ないと思っていた遠藤さんは戸惑いました。

ですが仕事でロケの間は奥さんは一人ぼっち、夫婦には子供もなかったので奥さんの寂しさを考えればむやみに反対もできなかったのです。

そして何より子犬の可愛さに「こんな生活もありか?」と一瞬にして気持ちが変化してしまったのだとか。

優しい夫婦に出会えた子犬の名前は、苗字にちなんでえんどう豆の「まめ」と付けられました。

 

エレキちゃん

その1年半後には同じマルチーズの子犬オスのエレキちゃんが仲間入りしました。

やんちゃなエレキちゃんは遠藤家に来てすぐの頃に電気コードを噛んでしまい、それが名前の由来となったのです。

まめちゃんと夫婦となって7匹の子供にも恵まれ、みんなそれぞれにもらわれて幸せになりました。

周囲からは「世界一マルチーズが似合わない男」なんて評されたり、エレキちゃんには唸られて懐いてもらえなかったりもしましたが、2005年頃からは2匹と一緒に女性誌に取り上げられるほどだったのです。

ただ、この「愛犬家」遠藤憲一は見せかけで、昔咬まれたトラウマがなくなったわけでは決してなかったのです。

 

遠藤憲一が真の愛犬家となるまで

 

ではどうやって遠藤さんのトラウマは克服されたのでしょうか?

そこには遠藤さんの愛情の深さがありました。

 

まめちゃんの病気

遠藤家の一員となって9年、まめちゃんが「免疫介在性血小板減少症」(免疫機能が自身の血小板を破壊してしまい、さまざまな症状を示す病気)を発症してしまったのです。

さらには11歳を目前として脊髄炎まで発症して一時は歩くこともままなりませんでした。

でも遠藤さんは忙しい仕事の合間も懸命にまめちゃんの歩く練習を続けたのです。

その励ましに答えるようにまめちゃんは、右足の神経こそ戻りませんでしたが、何とか歩けるようになりました。

介護はそれで終わったわけではありません。

介護を担ったのは主に奥さんでしたが、仕事のないときは遠藤さんも加わりました。

そうして2014年1月15日、家族の深い愛情に包まれてまめちゃんは16歳で天国に引っ越しました。

 

エレキちゃんも病気に

遠藤さんが立ち上がるとワンワン吠える癖が抜けなくて、「エレキは本当にワルだな」と笑われたエレキちゃんも16歳ともなると歳には勝てません。

やんちゃ坊主だったエレキちゃんは高齢のために耳が聞こえなくなり、目も見えなくなりました。

遠藤家ではエレキちゃんの弱った腎臓のために家で点滴をしなくてはいけなくなりましたが、それでも遠藤さんはエレキちゃんがいるだけで癒されていました。

まめちゃんとエレキちゃんの介護を通じて、遠藤さんは正真正銘の「愛犬家」になっていたのです。

ですが別れはいつか必ずやってきます。

2016年2月13日、エレキちゃんは「また会おうな」という遠藤さんの言葉を胸に、まめちゃんの待つ天国に引っ越しました。

人間にすれば短い一生ではありますが、2匹ともに犬としては高齢の16歳を越える寿命でした。

それだけ夫婦で愛犬のために頑張られたのでしょう。

また、天国に「引っ越し」という言葉には、これでお別れにはしない、という遠藤さんの心が見えるようです。

 

遠藤憲一は愛犬の力が支えになった

 

2月18日に遠藤さんはTwitterでエレキちゃんの死を、応援してくれた多くの方たちに報告しました。

まめちゃんもエレキちゃんもいなくなった家は静かで、痛みを感じるほどの喪失感を感じていましたが、遠藤さんには同時にやり切ったという気持ちもありました。

奥さんと二人で「愛犬が天寿を全うするまで、家族でできる限りのことをして”看きろう”」と誓って実行していたからです。

二人の愛情に答えてまめちゃんやエレキちゃんが生きようとする力を見たとき、遠藤さんも勇気をもらえたといいます。

生きようとする心と生かせようとする心が通じ合って、医師の看立てよりも2匹とも長生きしてくれたのです。

そんな奇跡が起こせる力が遠藤さんの力となりました。

 

遠藤憲一の愛犬まとめ

まめちゃんの発症から9年におよぶ介護生活は、人間にも犬にも休みはなく年中無休の24時間です。

それを押し付け合うのではなく、夫婦で支え合って2匹の愛犬を看取られました。

奥さんは介護の様子を克明に撮影されていました。

2匹が天国に引っ越した後で数十分にまとめられた映像には、優しく介護する遠藤さんの愛情深い姿が映っているそうです。

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