散歩の時にリードや首輪、ハーネスが外れてしまったことがありませんか?
そんな時、愛犬が車道に飛び出せば交通事故につながるほか、そのまま迷子になってしまうこともあります。
そんな散歩中の不意の事故を防ぐために、ダブルリードの着用がすすめられているのです。
音や刺激が苦手な愛犬は、ダブルリードで守ってあげる事が大切です。
なお、1本のリードに2頭をつなぐ「多頭リード」もダブルリードとされていますが、ここでご紹介するのは1頭に2つのリードを装着するものです。
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なぜ犬にはダブルリードがいいの?
昨年末の犬の写真に「なんでリード2本も着けてるのか」というコメントがあるし散歩中も聞かれる事があるので。うちの犬は元野犬で且つ耳が聴こえないので、慣れない場所ではパニックを起こす可能性があり、万一の首輪抜けハーネス抜けを防ぐ為にダブルリードにしています。 pic.twitter.com/NU83l33Fif
— もも (@momodog22) January 7, 2019
ワンちゃんとのお出かけの際は、リードを着用するのがマナーですよね。
首輪のフックに直接取り付けるシングルリードが一般的ですが、首輪とリードをつなぐ金具がしっかり装着されてなかったり、破損したりして外れてしまうことがあるのです。
また、引っ張りグセのあるワンちゃんでは首が閉まって苦しそうだとして、胴体に装着するハーネスも多く使われています。
しかし、ハーネスは引っ張られても首や体を締め付けませんが、ワンちゃんが何かに驚いて後ずさりなどした際に、体がスポッと抜けてしまうことがあります。
そのため、飼い主さんとワンちゃんを2ヶ所でつなぐことで、どちらかが外れてもワンちゃんをコントロールできるダブルリードが安全とされているのです。
ダブルリードで飛び出しの防止と迷子の防止
大きな保護団体だと、ダブルリードは犬親になる為の必須となってるところありますよね。うちもそうでした。ダブルリードは脱走防止です。脱走して事故など、犬を可哀想なめに合わせないようにとの団体の思いと経験からそうなっています。
うちはダブルリード、ダブルリボンです✨ pic.twitter.com/RaE4tS3urd— まるこ୨୧イエローリボン犬 (@maruco4649ne) May 11, 2022
ワンちゃんが何かの刺激で興奮状態になった際にリードが外れ、制止を聞かずに道路に飛び出してしまい車と衝突する事故が絶えません。
また、興奮して分別がつかない状態では、周囲にいる人を傷つけるおそれもあります。
あるいは自由になったことが嬉しくて走り出し、飼い主さんの視界から見えなくなれば、GPSチップを埋め込まれていないワンちゃんは、間違いなく迷子となるでしょう。
ダブルリードにすることで、これらのトラブルを避けることができるのです。
とくにダブルリードの使用がすすられる犬たち
散歩の途中、いきなりの打ち上げ花火でパニックを起こした。大型犬のパワーに危うく負ける所だったけど、必死に抑え、走って遠くに避難。旦那と二人で抱きしめながら終わるのを待って帰宅。前から私一人の時はダブルリードで常に腕は緊張してる。つまり犬を飼うっていうのは、こういう事もあるって事。 pic.twitter.com/7RZZ7HcWdw
— イヌのまるとネコのさん (@maru20316) December 25, 2021
万が一のリスクを考えるならワンちゃんの種類や性格にかかわらず、ダブルリードの装着が望ましいとされています。
とくにおすすめしたいのは次のワンちゃんたちです。
- 中型以上の大きな体で引っ張る力が強い
- ちょっとしたことで急にはしゃいだり、クルクル回りだしたりする
- 雷など、大きな音が聞こえるとパニックになる
- 猫や鳥、車・電車・バイク・自転車などを見ると反応して、急に走り出す
- 首輪が抜けやすい頭や耳をもつ、またはハーネスが抜けやすい体形をしている
犬に装着するダブルリードとは?
うちは、飼い主の私がダメなんで、家用の首輪に住所TEL入りのタグ。そして散歩の時は、別の首輪とハーネスでダブルリードと犬鑑札等。リードの輪っかに手首まで通し、グルグル巻く。親が私なので、うちの子に限って!とは思わない。それでも万全ではないと思う。迷子の子が早く帰れますように。 pic.twitter.com/sgEruEP05T
— あるこ (@arukoutamomo) May 31, 2020
ネット通販などで「ダブルリード」と検索すると、シングルリードの先が二股に分かれたリードが出てきますが、これは1本のリードで2頭を同時に連れて歩くためのものです。
その2つのフックを1頭の首輪とハーネスに付けることをダブルリードとして紹介すブログもありますが、ハーネスの抜け防止に意味があっても危機回避にはなりません。
その理由は、飼い主さん手元側のリード部分が切れた時や、うっかり手を放した時はシングルリードの場合と同じだからです。
首輪につなげたリードと、ハーネスにつなげたリードの2本のリードを持つ方法が、ここでおすすめしている「ダブルリード」です。
ダブルリードで犬をコントロールするやり方
さぁ、苦手な散歩にいざ出陣!
ダブルリード。1本はズボンのベルト通しに留める。カラビナがいい仕事をするぞ。人間が車にはねられて意識を失ったとしても、犬が逸走することは無い。もう野良にはさせないのだ!(強い決意)
取手の付いたハーネスも何かと便利だぞ。
名札だって2つもつけてるしな。 pic.twitter.com/CF4PKFcrQo— 東雲 鈴音🍧 (@goen0414) January 22, 2020
2本のリードを両手に持つやり方や、どちらか片方を手に持ち、もう片方を飼い主さんの肩にかけたり腰に巻いたりするやり方があります。
どちらを選ぶかは飼い主さんのお好みと、ワンちゃんの性格や行動などで決めるとよいですね。
ダブルリードを両手に持つ
この場合、ワンちゃんを左側に歩かせるため左手に胴体ハーネスのリードを持ち、右手の首輪のリードでワンちゃんに方向を教えてあげるやり方がよいとされています。
デメリットは両手がふさがっていることで、ウンチを拾ったりする際にリードを手放さないよう注意が必要です。
ハーネスのリードを肩か腰に、首輪のリードを片手に持つ
首輪のリードをメインとして片手に持ち、もう1本に肩かけタイプや腰に巻けるリード付きハーネスを使えば、片手が空くので便利です。
ハーネスをもしもの備えとしておけば安心ですし、そのリード少しを長めにしておけばワンちゃんも自由に動けるので喜ぶでしょう。
ほかに、家族で散歩なら大人がハーネスのリードを持ち、首輪のリードを子どもが持ってもよいですね。
ダブルリードで愛犬を守ろう!まとめ
あの!動物をお散歩させてる方に聞いて頂きたいんですけど!
さっき犬んぽ中にリードが壊れました!しかし心配性の私はダブルリードしていたため何ともありませんでした。リードの批判じゃないです。3年くらい使って劣化してたのだと思います。私が言いたいのは、ダブルリード大事ってことです! pic.twitter.com/f7Sgb2JfU0— 香 ちょい復活 (@TBRkaori) March 26, 2020
外出するたびに、愛犬にダブルリードを装着するのは面倒かもしれません。
愛犬もまた、首と体を締め付けられることを嫌がるかもしれません。
でも、もしシングルリードが壊れて外れたら、ハーネスから抜け出てしまったら、あるいは1本しかないリードを手がすべって放してしまったら、愛犬に思わぬ危険が迫るのです。
ダブルリードは、愛犬を思わぬ事故や迷子から守ってあげるものです。
面倒でも装着する習慣を、飼い主さんも愛犬も身につけておきましょう。