犬に必要なアミノ酸・タンパク質の効能は?含まれる食べ物も!

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犬の体の仕組みの中でとっても大事な栄養素なのが「必須アミノ酸」

この必須アミノ酸は全て食事から摂取が可能。

またそれは別名「タンパク質」とも言われています。

その「必須アミノ酸」や「タンパク質」はどのような食材に含まれるのか。

今回は効能や腎臓との関係性についても詳しく紹介していきます!

犬の体内にタンパク質とアミノ酸は「食事」から取り入れることができる

犬達の必須アミノ酸はベジタリアン食で栄養要求を満たすことができます。

ある国の実験ではソリ犬であるシベリアンハスキーに肉類を含まない食事を16週間(内10週間は競争レース期間)与えた場合にも血液検査の結果は正常範囲であり獣医師による健診で素晴らしい健康状態・体調であったというのです。

必須アミノ酸はタンパク質を作る栄養素です。

他の動物と違ってワンちゃんは食べ物から摂取しなければならない「必須アミノ酸」が10種あります。

体の中に入り込んだタンパク質は消化管でアミノ酸として小さく分解され組織の維持や修復免疫作用など、かなり重要な栄養素として犬の健康を支えています。

どんな食事でタンパク質は摂取できるの?

動物性タンパク質に必要な分が全て含まれてる「必須アミノ酸」植物性タンパク質はいくつかの必須アミノ酸が不足している可能性も。

ですが植物タンパク質源を組み合わせて食べることでこの問題を解決することが可能。

この成分は原材料のまま使用するより加熱や加工をすることによってかなり消化しやすくなります。

分かりやすい例で話すと大豆をそのままで食べるよりも加工して作った豆腐を食べる方がより消化性が高いですよね。

ペットフードにおいても肉類大豆小麦などの原材料からタンパク質を取り出す加工をると消化率は90%以上まで向上。

このように様々な植物由来のタンパク質源を組み合わせることで必須アミノ酸とタンパク質を十分なレベルまで満たすことができます。

アミノ酸はタンパク質を構成する栄養素なのです。

栄養バランスをしっかりと考えて作ったベジタリアンのレシピに含まれる栄養素「タンパク質」「脂質」「炭水化物」の配合量は動物性食材を含む市販の多くのドッグフードと似ている内容になっているのです。

実は繊維系の栄養素は消化することが難しい成分になります。

ただその分健康な消化機能のサポートと質の良いウンチを排出する効果も。

ウンチの状態にも気を遣うとワンちゃんの健康状態が分かるのでしっかりと毎日の体調管理は怠らないようにしましょうね。

タンパク質の「品質」にもこだわりを

どんなに大量のタンパク質を与えてもアミノ酸とタンパク質のバランスがかなり偏っていると理想の機能を体内で発揮できない可能性があります。

成長過程のパピー時期や妊娠している場合怪我やガンの可能性がある子に関しては一日の必要量が多くなりますが体にハンデがある分充分にたくさん食べられない可能性もあります。

腎臓病の治療などをしている子達はタンパク質の量をかなり制限して減らさないといけないので代わりに「少なくても質の良いタンパク質」を与えなければいけません。

また手作り食を与えている場合も必須アミノ酸バランスは常に意識をするようにしましょうね。

犬に効果的なアミノ酸が摂取できる食べ物は?

バランスの悪い食事ばかり食べさせているとタンパク質全体の量は十分摂取できていても「体内でうまく機能してくれない」という現象が起きてしまいます。

なのでどの食材が自分の愛犬と相性がよく質の良いタンパク質なのかをしっかりと頭に入れることが大事。

かといってほとんどの魚や肉乳製品は必須アミノ酸のスコアが「ほぼ100%」なので「どれをあげれば完璧に補える」などはなく「どのくらいあげるのか」という”量”をしっかりと見極めてあげることがポイント。

アミノ酸スコアのことを深く理解することができたなら過度な高タンパク食は必要ないことも分かります。

アミノ酸スコアの高い食材を体に合った量を食べる。

シンプルですがこの方法が一番効率的なタンパク質の取入れ方。

しかしアミノ酸スコアの「100%」の値をクリアしている食材でも各々の必須アミノ酸の含有量には個体差があり前後します。

結果的にバランスよくあげるということが1番大切なことかもしれませんね。

アミノ酸がたくさん含まれている食べ物と与え方は?

卵は加熱しても加工していなくてもアミノ酸スコアはマックスの100ではありますが卵ばかり食べていたら一部無駄になるアミノ酸が出てきます。

少しもったいないですよね。

この手間と無駄を省こうとしたらとにかく卵以外の食材をバランスよく調理し食事として与えることが大切になってきます。

そのように毎日健康に気を遣った食事を与えていけば必然的に自然と単体しか食べていないときよりも体内にアミノ酸を吸収できるようになります。

「人の場合は一日30品が理想」

などが流行りましたがただやみくもに食べていたわけではなく色々な種類の食材をさまざまな工夫で食べることでバランスが崩れないから良いとされていました。

普段のごはんの量はドライドッグフードだけの1種類だったとしても色とりどりの食事を作ってみるなど工夫が必要。

もともとアレルギー持ちのワンちゃんには注意が必要ですが盛り付けやおやつの種類を増やしてみるなどトッピングの楽しさやおやつの楽しさも知っていれば工夫も可能。

栄養学を勉強すればするほど「いろんなものをバランスよく」が結局大切だと分かるはずです。

犬の腎臓はアミノ酸と共存して動いている!

タンパク質は体内に入れ込まれると消化酵素によってアミノ酸レベルの粒子に小さくされ多数の重要な「燃料」として使われます。

ですがこの分解時にはアミノ酸だけでなく老廃物や毒素なども生成されます。

この分解産物は血液とともに腎臓に運ばれ体の外に排出されるのです。

腎臓に老廃物などが沢山含まれた血液が流れ込むことによって腎臓の細胞が傷み血栓などの目詰まりを起こした結果腎不全という病気を引き起こす原因に。

つまり老廃物や毒素の腎臓に送り込まれる量を減らすことで腎臓の大きな負担を軽くすることができます。

人間と犬はどう違うの?

人間の場合腎不全予防のオススメの治療食として「低タンパク食」が推されていますが犬の場合は人間の3~4倍以上のタンパク質摂取を必要としているのでタンパク質を制限しすぎることは理想とは言えません。

一般的に進められている食事はタンパク質の量をかなり減らしているものも多く長いスパンで見ると摂取することで数値は改善されてきたけれど筋肉が衰えて自分で歩くことができなくなってしまう子や毛並みにツヤがなくなり痩せてしまいやすくなります。

また犬の必要タンパク質量は人間と比べるとかなり多いため腎不全の初期段階でのタンパク質を制限してしまうと病状が悪化したり寿命を早めてしまう場合も。

ただし体にタンパク質を入れられる「キャパ」はその子によってだいぶ変ります。

平均的な量のタンパク質を摂取しても問題ない子もいれば「低タンパク質」にしないと健康診断などで知らない間に腎数値が一気に上がってしまう子も。

しかしその中でもタンパク質の不足が続いてしまうと筋肉の分解や過疎化が進み血中尿素窒素が新たに産生されるという逆効果なことが起こるとともに筋肉減少症も進行してしまいます。

筋肉が減少すれば動くことも難しくなり代謝が落ちるため体温を保持できなくなり免疫細胞もうまく機能しない環境が出来上がってしまいます。

犬に必要なアミノ酸・タンパク質まとめ

私たちも同じですが動物の体を構成している最も多い成分は約70%を占めている水分です。

体内や外見など体のほとんどの部分に関係しているのが「タンパク質」という非常に必要不可欠な成分。

もともと「この食材にはアレルギーを持っている」と分かっている子はもちろんその食材を避けるべきですがそうでない場合はいろんな食材を食べてみるのがやはりお勧めです。

その際は愛犬からしっかりと目を離さずに小さな変化もメモをしておきましょう。

よく分からないうちにアレルギーが発症していたり拒否反応が出ていたりするかも知れません。

異変に気が付いたら早めの受診を。

そこで初めて愛犬のアレルギーや体に合わない食べ物を見つけることもできるのでしっかりと記録して残しておくことがオススメです。

愛犬と一緒にぜひ「食事」を楽しんでもらえたらと思います!

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