犬がトイレをわざと失敗するようになった!嫌がらせなのか?

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しっかりできていたと思っていたのに、床にオシッコやウンチを巻き散らかされたらショックですよね。

犬が突然、トイレをわざと失敗したかのようにまき散らしてしまうことがあります。

やらかした後に、こちらの顔色をうかがうかのようにチラチラと見ている様子を見ると、わざとやったとしか思えず嫌がらせではないかと思えてしまいますよね。

ただ、犬がトイレをわざと失敗するのはよくあって、それには飼い主さんへのアピールが込められているとされているのです。

ここではそんなアピールの意味と、対処方法についてご紹介します。

 

犬のトイレの失敗はわざと?嫌がらせのような粗相に怒る

ワンちゃんが昨日までちゃんとトイレでしていたのに、突然違うところに大も小もするようになってしまいました。

片づけても、片づけても同じ場所だけでなく、ありとあらゆるところに粗相をするようになったら困りますよね。

まるで嫌がらせをするかのようにアチコチにされて、しかも片づけをするこちらを尻目に涼しい顔をして得意げな顔をされては、さすがに怒りがわいてきます。

いつもはかわいいワンちゃんなれど、大きな声で怒っていると、そのうちにオモチャをくわえてきて遊べと催促するではありませんか。

もう怒るのを通りこして呆れ果てるばかりですね。

 

犬が布団に粗相した!トイレのしつけが逆戻り

さらにワンちゃんの暴走がエスカレートすると、ベッドの上にのって布団にやらかしてしまうことがあります。

高級な羽毛布団だろうか何だろうが、ワンちゃんには関係ありませんから、気持ち良さそうにオシッコをぶちまけて、ウンチをゴロリと転がしておいてご満悦です。

高い羽毛布団にワンちゃんのオシッコが浸み込んでしまうとクリーニングが大変ですよね。

臭いが染みついてしまうと同じところで何度もやられてしまうこともあります。

やっと覚えたと思ったのにどうしてこうなったのかと嘆いてみても、ワンちゃんはどこ吹く風でご飯をモリモリと食べています。

 

犬が悪いことを次々にするようになる

このようにトイレを失敗し始めて、飼い主さんが叱ってばかりいると、ワンちゃんはさらに違った悪さをし始めます。

  • 自分のペットシートをボロボロにかじって散らかす
  • テーブルの脚やイスの脚を強くかじって歯型を残す
  • 壁紙を足の爪でひっかいてボロボロにする
  • 届くところに置かれていたタオルなどをボロボロにする
  • ゴミ箱をひっくり返して散らかす
  • ティッシュボックスをかじって中のティッシュを全部引っ張り出す
  • 飼い主さんのカバンなどをかじって中身をぶちまけてボロボロにする
  • スリッパや玄関のくつをかじってメチャクチャにしてしまう

これらのほかにもとにかく家の中をグチャグチャにするようになってしまうことがあるのです。

 

犬が悪いことをわざとするようになるのはなぜ?

もうここまでになってしまうと収集がつかず、飼い主さんとワンちゃんの戦争の構図になってしまいますが、このようになる前に、感情的に叱るのをちょっと待ってもらえませんか?

なぜワンちゃんがこんなことをするのか、今一度考えてみてください。

粗相をするようになる前のワンちゃんの様子はどうだったでしょう。

雨が続いて何にも散歩に行ってなかったり、忙しくて、かまうどころか声をかけることもほとんどしてなかったりしていたのではありませんか?

寂しそうな表情で飼い主さんのことを見つめていたのではありませんか?

そうなのです。

ワンちゃんがトイレを失敗するようになることだけでなく、そのほかの悪さをする原因は、飼い主さんがかまってあげなかったことにあるのです。

かまってもらえず寂しい思いが限界に達したワンちゃんが、飼い主さんに訴えているのです。

 

犬がトイレを失敗するようになっても無視が基本

ワンちゃんはあまりの寂しさに、かまって欲しくて飼い主さんの注意を引き寄せようとします。

最初の内は次のようなかわいい手段でアピールしてきます。

  • 前足を手や足にのせてくる
  • シッポを振って駆け寄り、頭や身体をこすり付ける
  • 目の前でゴロンと転がりお腹を見せる
  • とにかく顔をペロペロ舐める

そして、それでもかまってもらえないと、トイレを使わずそこら中にオシッコやウンチをすることから始まって、上記のような問題行動に近いイタズラをするようになるのです。

これらは全て飼い主さんの関心を向けさせるためですので、このことで大声を出して叱るのはワンちゃんの思うツボです。

叱られて注意を引くことができたと満足すると、どんどんエスカレートして行くことになりますので、これら一連のイタズラへの反応は無視が基本で、それ一択です。

ワンちゃんを無視して、黙って片づけを済ませ、何事もなかったかのようにするとワンちゃんは拍子抜けしてやがて自分のイタズラに意味がないことを知ります。

そして、なによりも排尿や排便を然るべきところにした時だけ、大げさに褒めてあげてください。

オヤツなどを与えながら褒めてあげていると、排尿、排便から始まったイタズラが収まります。

 

犬がトイレ以外ですることがある病気とは?

気をつけなければならないのは、ワンコの排尿、排便を狂わせる疾患があるということです。

例えば、下痢をしているとがまんができずにその場でしてしまうことがあります。

また頻尿や多尿となる下記の疾患にかかっている恐れがあります。

  • 膀胱炎
  • 尿石症
  • 腎臓病
  • 糖尿病

これらのほかにも頻尿や多尿になる疾患がありますから、回数が明らかに増えていたら獣医さんに診察をしてもらいましょう。

 

犬がトイレをわざと失敗するようになった!嫌がらせなのか?まとめ

苦労してしつけたトイレの失敗で、飼い主さんが落胆するお気持ちはわかります。

ガッカリして思わず大声で怒ってしまうのは仕方ないかもしれません。

ただ、犬はわざとトイレを失敗して寂しさをアピールしていることがあります。

粗相を怒る前に、なぜ犬がトイレをわざと失敗して注意を引いたのかを理解することが大切です。

愛犬のトイレのしつけはとにかく時間がかかるもの、そう割り切って気楽に気長に教えてあげましょう。

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