散歩中愛犬が突然地面でゴロン!
まだシャンプーしてきれいになったばかりなのに泥まみれ草まみれ…
外だけではなく布団や飼い主の服の上で体をこすりつける犬もいます。
犬が汚れたり布団や服が毛だらけになったり、人間としては迷惑です。
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なんで地面に体をこすりつけるの?
洗いおわった途端地面でゴロゴロしだして前より汚くなったらしい。やっぱりバカ犬だ。はやく会いたいなー pic.twitter.com/7gfN0vvwrV
— ♛Lika♛ (@Liccasun) April 26, 2014
カモフラージュ
犬は野生で生きていた頃、狩りをするときに敵に存在を知られないため、自分のニオイを消す必要がありました。
地面のニオイを自分につけてその場になじむという方法です。
犬は腐ったニオイを好む傾向があり、動物のフンや虫・魚の死骸は魅力的に感じます。
好きなニオイをつけたい
家の中でもニオイを楽しむために布団や飼い主の服に体をこすりつけることがあります。
腐ったニオイが好きとはいえ、やっぱり飼い主のニオイは落ち着く犬は多いです。
犬が布団や床に体をこすりつけるのはなぜ?
自分のニオイを消す
地面に体をこすりつけるときと理由は似ています。
特にシャンプーした直後、人間には良いニオイに感じても犬は気に入らないかもしれません。
そんなとき元々ついている布団や床のニオイを体につけようとこすりつけることがあります。
自分のものにする
自分のニオイを消そうとしている場合がありますが、逆にニオイをつけて「これは自分のものだ!」と主張している場合もあります。
布団やベッドが気に入って取られたくないものにする行動です。
取り上げようとして噛みついてきたら問題行動になってしまうので、しつけを見直してください。
満足・リラックスしている
ごはんを食べた後やリラックスしているときに布団などでゴロゴロすることがあります。
犬にとっては一つの感情表現で、満足しているという意味です。
飼い主に愛情を持っている、信頼しているという意味でもあります。
ごめんなさい
犬がお腹を見せるのは服従のサインと言われています。
もし飼い主に叱られた後に床等で体をこすりつけているのであれば、「攻撃しないから許して」と表現しているのでしょう。
なんで犬はわざと体をぶつけてくるの?
甘えたい・遊びたい
犬はゴロゴロするときもありますが、飼い主にわざと体をぶつけてくるときがありますね。
これにも似たような意味があります。
敵には絶対に見せることはない背中やおしりをくっつけてくるという行動は、相手を信頼しているという証拠です。
飼い主が複数の人と話しているときなど、犬が割って入ってくることがありますね。
また前足や鼻でつついてくるのもかまって、遊んでよという表現です。
不安・安心したい
犬が怖がっているときに飼い主にピッタリくっついていることがあります。
敵から身を守るため、仲間同士で体をくっつけて外を向きながら休むのはオオカミの習性です。
犬もこれと同じで不安なときは飼い主にすり寄って気分を落ち着けようとします。
犬同士の挨拶
犬の挨拶と言えばおしりのニオイを嗅ぐ、鼻をくっつけるといった体を近づけるものがほとんどです。
人間に体をこすりつけてくるのも挨拶であり、相手に気を許していると考えられます。
犬が鼻や頭をこすりつけているときは?
病気の可能性
犬は体全体でなく、鼻や頭などの特定の部位をこすりつけることがあります。
もしかしたらその部位が痒いのかもしれません。
すりむくまでこすっていたら病気を疑っても良いでしょう。
鼻の病気
鼻の症状を調べただけでも様々な病気が考えられます。
鼻は咽頭や気管支に繋がっているので、鼻炎から始まって大きな病気にかかるかもしれません。
鼻炎だけでもの犬ジステンバーやケンネルコフといった感染症にかかっていると考えられます。
他にも膿が溜まって副鼻腔炎を起こしていたり、歯周病が原因で鼻炎を起こしているという場合もあります。
鼻が痒い以外に咳、発熱、嘔吐などの症状がないか犬を観察してください。
頭の病気
犬が床や壁など固い場所に頭をこすりつける行動をヘッドプレスと言います。
あまり見かけませんが、頭痛を和らげようとする行動で、脳腫瘍や脳卒中といった病気の可能性があります。
犬が頭痛を起こすこと自体が珍しいので、異常と感じたら病院に行きましょう。
皮膚の病気
YouTubeを更新しました。
【北公園】犬の散歩ワンカット撮り(20201016)https://t.co/mNJD8dWyA5
今日は北公園を散歩です。
服着せずに散歩したらやはり体を頻繁に掻くから今後は服必須だな。#犬#dog#犬目線#ワンカット散歩 pic.twitter.com/PVChF5blKn— 甲斐犬の紅 (@be_ni_ken) October 16, 2020
体に他のニオイをつけたいのではなく、単純に痒いからこすりつけている場合があります。
口や目の周りには花粉・ハウスダスト等のアレルギー反応が出やすいです。
背中や尻尾にも脱毛や皮膚炎がないか犬の体を観察してみてください。
他の犬や人間に感染する病気であれば隔離する必要があります。
お尻の病気
体というよりおしりをこすりつけている場合は、おしりの病気かもしれません。
下痢が上手く出し切れない、肛門嚢炎などの病気が考えられます。
肛門嚢炎は小型犬に多い病気です。
下痢は色々な病気が関係しているので、他に異常が見られたら病院に行きましょう。
まとめ
犬に地面に体をこすりつけるのをやめさせるのは難しいです。
散歩中道に汚いものが落ちていないかを見ながら歩き、犬がゴロゴロしそうになったら名前を呼ぶ、指示を出す、おやつをあげるなどの対策をしてください。
犬と暮らしていたら、飼い主はどうしても犬の排泄物等の汚いものに慣れることになります。
病気になったら大変ですが、犬の習性なのだから仕方ないと大目にみて楽しく過ごさせてあげましょう。