皆さんは「藤井聡さん」という方をご存知でしょうか?
埼玉県ふじみ野市にある「オールドッグセンター」の責任者でもある藤井聡さん。
オールドッグセンターという場所は、皆さんの愛犬のしつけから、警察犬の訓練、ドッグトレーナーの育成などを行っているすごい場所なんです。
藤井聡さんはそこの責任者ということで、もちろん犬のしつけに関してのスペシャリスト!
犬のしつけに関するたくさんの本やDVDを出していて、お世話になっている人や気になっている人も多いのではないでしょうか?
でも、やっぱり気になるのは「うちの子にプロのしつけ方法って合うのかな?」「本当に言うこと聞くようになる?」ということですよね。
今回は犬のしつけのプロ、藤井聡さんのしつけ方法について紹介していきます!
Contents
藤井聡さんってどんな人?
出典元:http://fujiidogdvd.jugem.jp
藤井聡さんは、犬のしつけの講師として数々のテレビ番組に出演されているので、すでに知っている人もいるかもしれませんね。
藤井さんは、一般家庭の犬のしつけや飼い主さんへの指導を行っています。
また、シェパードを中心に聴導犬、警察犬の訓練や犬の訓練士の育成も行っている、まさに犬のしつけに関するプロフェッショナル!
私の人生は犬と共にある!
藤井さんのお父様は警察犬の訓練士だったそうなので、生まれた時から犬と過ごす時間が多かったそう。
小学生の時にはシェパードを連れて学校などでデモンストレーションを行っていたというので、「なるべくして犬のプロフェッショナルになった」といっても過言ではないですね。
小学生の頃は自分よりも大きな犬には恐怖を抱きやすいものですが、小さい頃から身近な存在だとへっちゃらなんでしょうね!
さらに藤井さんは、犬のすべてを学ぶために世界各国にも足を運んで50年以上犬の行動について学び、犬と一緒に過ごしてきたそうです。
藤井さんは「私の人生は犬と共にある」という言葉を著書にも書いているのですが、まさにその通りの人生ですね。
藤井聡さんの実績
次は藤井さんの実績についてご紹介します。
WUSV(ドイツシェパード犬世界連盟)主催の訓練世界選手権大会という大会があるのですが、その隊に日本人代表選手として、1992、93、96、97、98、2000年度に出場をされました。
98年度は日本代表チームのキャプテンとして出場し、団体で代3位、個人では第8位に入賞という好成績をおさめています。
この世界選手権大会に出場するためには、もちろん日本代表に選ばれなければならないのですが、その日本でも世界大会に進めるのはわずか数組のみ!
そんな中、世界大会にも出場してこんな好成績を残せるなんて、やっぱりドッグトレーナーとしてすごい人なんだなと実感しますよね。
また、藤井さんは犬のしつけに関してたくさんの著書や監修書を出しています。
そんな活動から、ドッグトレーナーのプロとして、また、いろんな犬と向き合ってきた一人の愛犬家として、家族だけではなく色んな人に愛される犬になってもらいたい!という思いが伝わってくるようですね!
藤井聡さんのしつけポイントは3つ!
出典元:https://shae-bear.com
そんなすごいドッグトレーナーである藤井さんが大事にしている犬のしつけポイントですが、実はたくさんあると思いきや、たったの3つなのです。
「3つだけでそんなお利口さんになるかな?」と不安になりますよね。
しかも「それってどんな犬種でも?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?
これは、犬と共に生活し、世界各国をめぐって犬の行動を研究し続けてきた藤井さんがたどり着いた「最も効果的なしつけ方法」です。
もちろん全犬種に対応しているので、愛犬のしつけに迷っている方は必見ですよ!
ポイント1・リーダーウォーク
「リーダーウォーク」とは、犬の言いなりにはならず、むしろ犬とは逆方向に歩くというしつけ法です。
なんでも、犬に逆らって歩くことで、犬の持つ服従本能を育てるのだそうです。
こうして飼い主さんと犬との主従関係を築いていき、常に飼い主さん主導でお散歩ができるようになる、というわけですね。
犬がリードを引っ張り、飼い主さんが引っ張られている姿ってよく見かけませんか?
これは犬が主導権を握ってしまっている状態だそうです。
ご自身の愛犬の散歩場面はどうでしょうか?
愛犬が主導の散歩を続けていると、どんどんわがままで勝手な行動をとるようになるそうですよ!
小型犬ならまだ飼い主さんが抑制をかけられますが、大型犬になってくると力で負けてしまうので大変ですよね。
また、小型犬であったとしても、拾い食いやマーキングをしてはいけない場所等にマーキングをしてしまうなどの問題行動を起こさないためにもこのリーダーウォークは大切だと藤井さんは言います。
たしかに拾い食いは愛犬の体調面が心配ですし、マーキングにしてもご近所トラブルになることもあるので、しっかりと「リーダーウォーク」を愛犬に身に着けさせたいですね!
ポイント2・ホールドスティル&マズルコントロール
なんだか難しい単語が並びましたが、解釈すると「ホールドスティル」とは、飼い主さんが愛犬を後ろから抱きかかえて引き寄せ、静止させている姿勢のことを言います。
「マズルコントロール」の「マズル」とは犬の鼻・口付近のことで、この部分をコントロールすることを言います。
まず「ホールドスティル」で後ろから抱きかかえる意味ですが、実は犬の急所が「後ろ足」だと知っていましたか?
野生動物にとって後ろ足を怪我をするということは、「狩りができなくなって死ぬ」ということだったので、昔群れで生活をしていた犬は仲間同士で背中をくっつけあって過ごしていたと言われているんです。
「愛犬がよく背中を向ける・・・もしかして嫌われてるのかなあ」と思っている人もいるかもしれませんが、それは犬にとってお腹を見せるのと同じく、まさに「信頼の証」というわけです!
だから、そんな弱点である後ろから抱きかかえることで、飼い主さんに対しての信頼を感じるようになっていきますよ!
次に「マズルコントロール」ですが、決して「マズルを叩く」といったことをするというわけではありません。
ホールドスティルの体勢から、愛犬のマズルを上下左右に動かしたり、グルッと回したり自由な方向に動かしてコントロールすることです。
犬にとって餌を食べたり攻撃するときの武器になる大事な口をコントロールされることで、服従本能が強化されるため、飼い主さんとの信頼関係が築かれるわけですね。
このマズルコントロールを上手に行うと、嫌がる犬も多い「歯磨き」も簡単に行うことができるそうですよ!
歯磨きに苦戦していた方、まさに必見ですね!
ポイント3・タッチング
やっぱり飼い主さんと愛犬が大事な絆を築いていく上で、最も大事なことといえば「撫でてあげること」ですよね!
このタッチングを極めると、犬の体のどこを触っても抵抗しないというのです!
タッチングでは、愛犬の鼻先、尻尾、足先などは神経が敏感な部分となるのでそこを中心に触って慣れさせるそうです。
犬にとって敏感な部分なので、最初は嫌がったり警戒して威嚇するそうですが、続けることで「自分の敏感な部分に触られても害はない」と認識するようになるのだとか。
これは動物病院やトリミングに行った時も役立ちそうですよね!
家でのセルフケア、例えば耳かきでも嫌がる犬は多いと思いますが、これなら難なくさくっとできちゃいそうです。
藤井聡さんのしつけ方法はうちの子にも有効?
紹介した犬のしつけ方法3つですが、実際はどうなのでしょうか?
もちろんこの方法は藤井さん自身が日本だけでなく、世界でも学んでご自身で実証されてきたのでしっかりとした裏付けもあるしつけ方法です。
ただ、飼い主として心配なのは「果たしてその方法がうちの子に合うのか」という点ですよね。
実際に藤井さんの著書やDVDを購入して実践した方の声を見てみましょう。
何歳からでもしつけは関係ない!
「うちの子はもうすでに○歳なんだけどもう無理かな?」と悩んでいる人もいるでしょう。
同じような悩みを抱えている人がyahoo知恵袋でもいて、回答されているのでぜひ参考にして下さい!
【質問】
犬のしつけについて質問です・・・大型犬(14歳)
大型犬(14歳)を飼っているのですが
これから室内でのトイレを覚えさせたいのですが可能でしょうか?
覚えさせる方法やコツなどありましたら教えてもらえるとありがたいです。途中から飼った犬なので、しつけはほとんどされてない状態です。
どなたかご回答よろしくお願いします。
【回答】
うちは8歳になる中型犬ですが、5歳の時にもらって来た犬で
同じようにしつけはされていませんでした。
そのため、プロドッグトレーナーの藤井聡さんと言う方が
書かれたものを参考にしつけをしました。
以前よりはぜんぜんましになりました出典元:yahoo知恵袋
これを見ると、何歳からしつけをはじめても全く問題ないしつけ方法のようです。
藤井さん自身も、しつけは何歳からはじめるかが問題ではないとしていますが、ただ年齢を重ねている場合は覚えがゆっくりなため、根気は必要とのこと。
愛犬の性格も関係するとは思いますが、実践して効果が出ている人の感想もあるので心強いですね!
DVDは実際役に立つのか?
実際に購入して実践してみてどうだったのか、気になりますよね。
yahoo知恵袋で単刀直入に質問をしている方がいたので、ご紹介します!
【質問】
藤井聡さんの犬のしつけ方法のDVDを見た方いらっしゃいますか?
役に立ちましたか?【回答】
私もこのビデオも参考にしています。
役に立つかたたないかは、飼い主さんの意識次第です。
同じことを教えても自信を持って自分の犬を良くするんだと前向きにできる人は、
どんどん犬も良くなっていきますが、
かわいそうだとか、そんなしつけ方は、犬が嫌がるからしたくないとかとか、現に嫌がっているでは
ないかと、犬が変わろうと努力しているのを、したくないとか弱気な考えや既成概念から
抜け出せない人は、どんないい指導法も役に立ちません。出典元:yahoo知恵袋
回答された方の言う通り、たしかに飼い主さんの意識次第である部分も大きいですよね。
なかなか上手く進まない場合、「この子には合ってないのではないか」と思いがちですが、藤井さん曰く、しつけをして変えさせるためには私たち人間でもそうであるように時間は絶対に必要、とのこと。
たしかに私たちも一度覚えたことを「本当はこっちが正しいよ」と言われても、すぐ覚えてできるには時間が必要ですよね。
一度にすべて完璧にやろうとするのではなく、出来そうなことからゆっくりと愛犬のペースに合わせて行っていくことが大事なんですね。
まとめ
今回は犬のしつけのプロ、藤井聡さんのしつけ方法をご紹介しました。
もちろん愛犬の性格や年齢、環境によっては「うちの子には合ってないかも」と思う人もいるでしょう。
ただ、せっかく迎えた愛犬ですから、自分の家族だけではなく色んな人から愛されるような子になるためにもしつけは重要です。
気になった方や愛犬のしつけをどうしようかと悩んでいる方はぜひ藤井聡さんの著書やDVDを参考にされてみてはどうでしょうか。