愛犬が嬉しいとき、しっぽを振ったり顔をペロペロ舐めてきたりと、飼い主さんにも嬉しさが伝わってきますよね。
では、あまり遊んであげなかったときはどうでしょう?
こちらを見て「ふぅ~」「ふん!」っと、「今のため息?何かガッカリすることがあったかな?」っと思うようなときが多く見られます。
実はこれ、犬が不満な気持ちを態度で表しているんですね。
では、犬が不満を感じているとき、他にはどんな態度や行動があるのでしょうか?
この記事では、「犬の満たされない気持ちを飼い主に対してどう表現しているのか」について、ご紹介していきます。
Contents
不満がある時:その1「ため息をつく」
落胆やあきらめ、そしてつまらないことがあると、人はよくため息をつきます。
これは犬も同じなんですね。
散歩で例えると、犬の中では「散歩に早く行こう行こう!」と、それはもう楽しみでしかたありません。でも何かしらの理由で行けなかったとしたらどうでしょう?
「今日は散歩に行かないんだ…」と察したとき、それまでの『楽しみ』が『落胆』『あきらめ』に変わり、その感情がため息として表れます。
飼い主さんや自分(犬)に対しての本音のメッセージなんですね。
ちなみに、寝ているときにする『ため息』は安心からくるため息なので、そっとしておいてあげましょう。
不満がある時:その2「あくびをする」
人間は主に、『疲れたり』『目覚めたり』『退屈したり』『眠かったり』そして『お腹が空いたとき』でさえあくびは出ます。
私たちが毎日するあくび、犬の場合も同じなのでしょうか?
実は、犬は人間と違い不安やイライラを感じたときにあくびをすると言われています。
不安要素として考えられるのは、
- 飼い主さんに怒られたとき。
- 知らない人に会ったとき。
- 飼い主さんが不安そうな態度をしたとき。
- 雷や花火、工事の音など、普段聞くことのない音を聞いたとき。
また、イライラの原因としては、
- 飼い主さんが構ってくれない。遊んでくれない。
- 飼い主さんのイライラが犬にも伝わってしまう場合。
などが考えられます。
犬のあくびには、こうした不安やイライラするのを落ち着かせる行動ではないかといわれています。
不満がある時:その3「前足で頭や顔を掻く」
飼い主さんに『構ってほしい』『遊んでほしい』ときに見せるアピール行動のひとつです。
人間だって構ってほしいときはあります。
ふいに寂しくなったり、孤独感に苛まれたりするときだってあります。それはわんちゃんだって同じです。
飼い主さんが何かに夢中になっていたら、寂しくなったりするのは当然です。
わんちゃんは「話題を自分の方に変えようとする」ために、前足で頭や顔を掻くといった行動をするのです。
頭や顔を掻くしぐさを見かけたら、優しく話しかけて撫でてあげたいですね。
不満がある時:その4「自分の足を舐めたり噛んで遊んでいる」
犬が自分の足をずっと舐めていたり、舐めていたかと思うと急に「ウー」と言いながら足をガジガジと噛んで、ひとり遊びするかのような行動をすることはありませんか?
このような行動をとるのは、『退屈な状態が長いこと』『運動不足』『厳しく接しすぎる』などのストレスによる可能性が高いです。
私たち人間は退屈な時に色々な過ごし方があります。その反面、わんちゃんはどうでしょう。寝る、食べる、飼い主さんと一緒に過ごす、そのくらいしかありません。
当然ながら犬は「退屈だから友達とランチしてこようかな~」「ちょっと走ってこよう」とはいきません。
犬が自分の足を舐めたり噛んで遊んでいる様子を見かけたら、スキンシップを増やしたり、散歩の距離や回数を増やす工夫をしてあげて、溜まったストレスを軽減してあげるといいでしょう!
まとめ
「飼い主さんへの満たされない気持ち」いかがでしたでしょうか?
犬も人間同様に、落胆や不安、イライラしたり、時には寂しくて構ってほしかったりと、なんだか人間のようで可愛いですよね。
犬が抱いている不満、できれば無いようにしてあげたいですよね。
愛犬は大好きな飼い主さんに一生懸命です、しかし言葉で本音を伝えることができないことも理解してあげたいですね。
愛犬の不満に対する態度や行動を気にして見ててあげるようにしましょう!
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