日本ではまだ馴染みのないハバニーズ、初めて名前を耳にする方もいらっしゃるかもしれません。
ハバニーズは2001年にAKS(アメリカンケネルクラブ)に登録された新しい犬種です。
アメリカやヨーロッパなどで人気があり、日本でも少しずつ姿を見かけるようになってきました。
小さな体に社交的な性格のため、都会で飼うのにふさわしい「シティ・ドッグ」なんて言われています。
猟犬のように仕事をする堅守ではなく、遥か昔から貴族や上流階級の人々に愛玩犬として愛されてきました。
2001年時点で日本にはまだ39犬しか登録されていない珍しい犬種です。
クリクリのアーモンドのような瞳とウェーブがかった美しい被毛がハバニーズの特徴です。
その姿を見れば「飼ってみたい!」と思う方がいるかもしれません。
今回はハバニーズの特徴や飼い方、しつけの方法や飼うために必要なもの、かかりやすい病気などについてお話してみたいと思います。
ハバニーズを飼うことを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
犬のハバニーズの特徴・性格・寿命について
掲載元:http://どぐせれ.com/
ハバニーズ犬の特徴について
ハバニーズ犬の見た目は、クリクリのアーモンドのような瞳に垂れ耳、ウェーブ状の美しい被毛が特徴。
ハバニーズは、体長21〜29cm。体重は3〜6kgの小型犬です。
小型ですが、丈夫な骨格を持っています。足が短いため、楽しそうに跳ねるように歩きます。
色はホワイト・ブラック・クリーム・ブラウンなどがあり、単色の個体は珍しいとされています。
ハバニーズの性格について
ハバニーズ犬の性格は知的で愛情深く、温厚でマイペースな子が多いです。
人と一緒に遊ぶことが大好きですが、寂しがりやな一面もあります。
小型犬なので、やや神経質な子もいます。
友好的でおっとりしており、家族に対しても目一杯の愛情を表現してくれます。
初めて犬を飼う方やシニアの方にも飼いやすい犬種であるといえます。
ハバニーズの寿命について
ハバニーズの寿命は飼育環境や個体差の影響もありますが、13〜15年程度だとされています。
犬のハバニーズの飼い方
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ハバニーズ犬は暑さ・寒さに弱いため室内飼い
ハバニーズは長毛犬であり、下毛がないため暑さや寒さに弱いです。
室内飼をし、部屋の温度を気にかけてあげるようにしましょう。
夏場はエアコンを、冬場は暖房器具を使って室温を調整してあげてくださいね。
舌を出してハアハアと息をしているのは暑いと感じているため室温を下げる必要があります。
反対に体を丸めるようにしていたり震えている場合は寒いと感じているため、暖かくしてあげてくださいね。
美しい被毛は洋服も似合うため、ハバニーズに合う服を着せてあげることも寒さ対策になります。
ハバニーズ犬の運動は30分程度の散歩
ハバニーズは小型犬なので、長時間の散歩は必要ありません。
1日30分程度の散歩を行い、子犬の頃から他の犬や家族以外の人間に会わせることで社会化を促してあげてください。
遊ぶことが大好きなので、室内でも元気いっぱい遊び回ります。
フローリングであればマットやカーペットを敷いてあげてくださいね。
ハバニーズの福之助くん★
毛量たっぷりでお手入れが大変なのにお家でもきちんときれいにしてもらっていていつでもとってもきれいです✨
もふもふでぬいぐるみみたいですね🧸
クリンクリンなおめめが今日も可愛かったです♡
ご来店ありがとうございました。 pic.twitter.com/Q0qJlFahIr— トリミングサロン Anela (@anela_n_m) March 12, 2021
ハバニーズは被毛のお手入れが大変
ハバニーズはウェーブ状の美しい被毛をもちますが、絡まりやすいため毎日ブラッシングをしてあげる必要があります。
ダブルコートなので換毛期は抜け毛が増える傾向があります。
皮膚や被毛をきれいに保つためには数週間に一度はシャンプーも必要です。
定期的なトリミングでオシャレするのも楽しいかもしれませんね。
ハバニーズは子犬の頃からしっかりしつけが必要
マイペースなハバニーズですがとても賢く、子犬の頃にしっかりしつけをするとその後のお世話が楽になります。
必要以上に吠えることは少ないと言われており、噛み癖もつきにくい子が多いです。
寂しがりやな性格をしているので、分離不安にならないよう気をつけながら愛情を注いであげてくださいね。
犬のハバニーズのしつけ
ハバニーズは賢く飼い主の気持ちを察することができる犬であるため、しつけは比較的簡単です。
できなかったら叱るのではなく、できたことを大袈裟に褒めてあげるようにしましょう。
褒めるしつけを繰り返していけば、問題行動を起こすことは少なくなります。
吠え癖や噛み癖がつくことはあまりありませんが、警戒心が強いため社会化が不十分だと怖がって吠えたり噛んだりする可能性があります。
子犬の頃から少しずつでいいので、外の世界を見せてあげることで社会化を促していきましょう。
犬のハバニーズを飼う時に必要なもの
犬のハバニーズを飼う時に必要なものについてです。
ハバニーズだけではなくどの犬種にも必要なものですが、小型犬であることや皮膚や被毛の健康を守ることに注意してあげることが必要です。
ケージ
ハバニーズは小型犬のため、室内飼をする方がほとんどです。
寝る時や落ち着いて過ごしたい時に使えるように、ケージを準備してあげましょう。
ハバニーズは暑さや寒さに弱いため、特に冬場は寒さ対策のベッドや毛布を準備して快適に過ごせるようにしてあげてくださいね。
エサ、食器類
ハバニーズは短頭種という鼻が短い犬種です。
毎日の食事で使う食器は浅めのものを選んであげてくださいね。
角度がついていたり、滑り止めがついているような食器を選ぶとご飯が食べやすくなります。
ハーネスとリード
ハバニーズは小型犬のため、散歩自体は短時間で十分です。
社会化と適度な運動のために散歩をしてあげましょう。
小型犬は首輪にリードを繋ぐと首に負担がかかりやすくなるため、ハーネスがオススメです。
たくさん種類があるので、ハバニーズにぴったりのものを選んであげてくださいね。
ケア用品
ハバニーズの美しい被毛を保つために、ケア用品は必須です。
絡まりやすい被毛のためブラッシング用のブラシを用意してあげてください。
1〜2ヶ月に1回程度のシャンプーも必要です。
トリミングに通う場合は必要ありませんが、自宅でのお手入れを検討しているなら皮膚と被毛を綺麗に保つためにシャンプーも準備してあげてくださいね。
垂れ耳であるため、定期的に耳掃除をするために耳掃除用品も必要です。
おもちゃ
ハバニーズは遊ぶことが大好きです。
噛み癖のしつけにも使えるので、噛んでも良いおもちゃを用意してあげましょう。
短頭種であるため大きく口を開くことができないので、ハバニーズに合うサイズのおもちゃを見つけてあげてください。
室内を走り回ると足に負担がかかるので、引っ張り合いっこができるようなおもちゃがオススメです。
おもちゃを上手に使ってハバニーズが楽しく遊べるようにしてあげましょう。
犬のハバニーズがかかりやすい病気3つ
愛犬にはいつも健康に過ごしてもらいたいものですよね。
ハバニーズがかかりやすいと言われている病気について説明していきます。
膝蓋骨脱臼
膝蓋骨脱臼は小型犬に多く見られる病気で、後ろ足の膝の骨が正常な位置から外れてしまうことで起こります。
転んだり、高いところから飛び降りたりすると発症することが多いので注意が必要です。
足を引きずるように歩いたり、階段の登り下りができなくなることがあります。
痛がる様子があれば、早めに獣医さんに診てもらいましょう。
流涙症
流涙症とは、涙の産生量と排出量の均衡が崩れてしまうことで目に多くの涙が溜まり、過剰な涙が目から流れてくることで発症します。
アレルギー性結膜炎や逆さまつ毛が原因と言われています。
目の周りが常に濡れた状態になっていたり、目の周りが赤茶けた涙やけの状態であれば、早めに獣医さんに診てもらいましょう。
乾いたタオルで目元を拭いてあげたり、目元の被毛をカットすることで軽減できることもあります。
外耳炎
垂れ耳の犬種によく起こる病気といわれています。
ハバニーズも垂れ耳で、耳の中の通気性が悪いことが原因です。
ブドウ球菌が繁殖することで赤みや痛みの症状が出ます。
首を振ったり、頻繁に耳の後ろの部分を掻いている様子があれば注意が必要です。
耳垢が多くなり、耳から悪臭を放つようになってから発見されるケースもあるため、普段からしっかり観察しておくようにしましょう。
犬のハバニーズの育て方まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はハバニーズの特徴や飼い方、かかりやすい病気についてお話してみました。
温厚で愛情深いハバニーズは初めて犬を飼う方にオススメの犬種です。
毛色もたくさん種類があり、トリミングの仕方によってさまざまなオシャレを一緒に楽しめるかもしれません。
特徴や飼い方についての知識を持ち、ハバニーズとの愛情を育んでくださいね。