犬が自分の肉球を噛むのはなぜ?理由と対処方法など

犬 肉球 噛む
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お家でくつろいでいる時など、足を口にすることがありますが、愛犬がいつも足先や肉球を舐めて噛む時は注意が必要です。

犬が足先や肉球を噛むのには何らかの理由があるのですが、それを放っておくとどんどん酷くなることが多く、足を傷つけることにつながります。

ここではその理由と対処方法などをご紹介します。

 

犬が自分の足や肉球を舐めて噛む理由とは?

犬が自分の足や肉球を舐めて噛むのはどんな理由があるの?

ワンちゃんが自分の足を口にするには、次に挙げる理由が考えられます。

  • たいくつしている
  • 何らかの理由でストレスが溜まっている
  • 足先がかゆい、または痛い
  • 足先がしびれている

これらについて症状や対処方法をご紹介します。

 

犬がたいくつして自分の手足や肉球を噛む

ワンちゃんが退屈している時、前足を口にすることはよくあります。

ケージに入れられた時や、家族がテレビなどに夢中で遊んでくれない時などに口にするのであれば、とくに心配することはありません。

犬がストレスで自分の足や肉球を噛む

このような時には足先をかじって傷つけることがあります。

家の内外の大きな音や、雨が続いて散歩に行けず運動不足などの理由のほか、出産などで家族が増えてかまってもらえない、または多頭飼いで新しいワンちゃんと仲良くなれないことなども理由になります。

血が出るほど強く噛むことがあるので、早く見つけて取り除いておきます。

 

足先や肉球がかゆい

ワンちゃんが足先や肉球にかゆみを感じていると、口にし過ぎて皮膚炎を起こすことがあります。

足にかゆみを感じている時には次のようなことが起こっていると考えられます。

  • 細菌や真菌が指の間などで繁殖して感染症を起こしている
  • 足先のアレルギーがかゆみを起こしている
  • 散歩や外で遊んでいる時に触れた草などでかぶれた
  • 散歩や外で遊んでいる時にダニや蚊に刺された

足を見た時に赤く腫れていたら、獣医さんの診察を受けさせてください。

 

足先や肉球が痛い

ワンちゃんは、例えば次のような場合、鳴かずにがまんすることが多いと言われています。

  • 骨折している、または打撲やねんざをしている
  • 足の爪が折れて出血している、またはとげなどが刺さっている
  • 関節に炎症やリウマチが起きている

様子がいつもと違うと感じたら、獣医さんに診察してもらうことをおすすめします。

 

足先がしびれている

ワンちゃんの背骨(脊髄)が傷つき、神経がマヒしていたりすると足がしびれた感じになり、その場所をやたらと気にするようになります。

椎間板ヘルニアや血栓塞栓症などという大きな疾患にかかっている可能性がありますので、とくに変化が見られなくとも気にするようなら、すぐに獣医さんに診てもらってください。

 

犬が噛むことで足が赤くなっていたら炎症に注意

ワンちゃんがたいくつで手足を口にするのはよくあることです。

毛をつくろう程度なら気にしなくともよいのですが、それがエスカレートしてしまうと炎症がひどくなり問題になることがあります。

しつこく口にしている時にはその部位をよく見て調べて、次のようなら動物病院に連れていき獣医さんの診察を受けさせてください。

  • 足の皮膚が赤くなっている
  • 足の毛が抜けていて腫れている

そのまま放っておくとさらにかゆみが増していき、強くかじるようになり、どんどん悪化してしまいます。

1日も早く獣医さんに診察してもらって、治療することが何よりも大切です。

 

犬が足を舐めたり噛んだりするのを防ぐには?

やたらとかじるようになる前に、そうなる理由を早く取りのぞいておくことが予防につながります。

 

犬の心に理由がある場合

たいくつしているならば、遊んであげたり散歩に連れていってあげたりして少しでも運動をさせることが一番の対策となります。

長く留守番させた後などは、いつもより長くそばにいるだけでもワンちゃんは安心します。

大切なことは、いつもワンちゃんをよく観察しておき、少しの異変でも早くみつけてあげることです。

 

犬の身体に理由がある場合

アレルギーや傷などが理由であれば、それらから守ってあげることが大切です。

 

アレルギー

獣医さんにアレルゲンを見つけてもらい、それらから遠ざけるようにします。

季節性のアレルギーでは、ひどくなる前に薬を飲ませるなどすれば予防できますよ。

 

皮膚炎

気にし過ぎて炎症を起こすワンちゃんは、エリザベスカラーなどで防ぎます。

カラーをするのが苦手なワンちゃんには、足に包帯を巻くなどの方法もよいですね。

 

乾燥

冬など乾燥する季節は、ワンちゃんの肌も人と同じようにバリア機能が落ちて、かゆみが出るようになるので、保湿用シャンプーなどを使い、保湿剤を塗ることで防げます。

 

擦り傷

皮膚が弱いワンちゃんには、靴下や靴をはかせると傷を防止できます。

 

犬が自分の肉球を噛むのはなぜ?理由と対処方法など・まとめ

犬の足先や肉球はとっても敏感なので、ちょっとした汚れや傷でもひどく気にすることがあります。
愛犬がしつこく足先や肉球を舐めたり噛んだりしていたら注意深くチェックすることが大切です。
また、散歩や外遊びのあと愛犬の足を洗ったらドライヤーでしっかり乾かすようにしてください。
生乾きのままで放っておくと炎症を起こす原因になります。

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