一日家を空け、帰宅すると愛犬が目を輝かせて迎えてくれる光景は微笑ましいですよね。
飛びついてくる愛犬を抱き上げて下を見ると、水たまりが…。
なんてことがあったりはしませんか?
そのことを通称嬉ションと呼びます。
漏らすほど喜んでくれるのは飼い主冥利に尽きるのですが、後処理が大変ですよね。
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どうして嬉ションするの?
飼い主にたくさん撫でられて嬉ションしてしまい布団や服を洗われている犬 pic.twitter.com/Jxb285o5ZL
— ホワイティいぬだ (@whity_inuda) February 22, 2021
言葉通り嬉しくてテンションが上がっている状態で、膀胱の筋肉が緩むことにで排尿してしまうのです。
また【服従心】からするという子もいます。
粗相との違いって?
よく嬉ションは【粗相】と捉えられます。
決められた場所以外で漏らすので、一緒くたにされがちです。
しかし嬉ションは、楽しいという気持ちが爆発し、なんの素ぶりもなく出てしまいます。
普通のおしっこであれば、臭いを嗅ぐなどのアクションを起こしてから排尿をします。
予期せぬおしっこの為、トイレの失敗とはまた違うのです。
嬉ションしやすい犬の特徴は?
それぞれの犬によって、しない子する子がいますよね?
そういう子たちに特徴はあるのでしょうか。
子犬
子犬は小さなことでも大喜びしやすいので成犬よりも嬉ションをする確率が高くなります。
それと、膀胱がまだ発達途中の為、思うように排尿のコントロールができないこともあげられます。
興奮しやすい・臆病
嬉ションの主な原因は興奮によるものです。
気分が上がりやすく、落ち着きがない犬は嬉ションしやすくなります。
気が弱い犬も同様です。
飼い主への依存
飼い主さんとひと時も離れたくないほど大好きな犬も嬉ションをしやすい傾向にあります。
自分をアピールするための本能的な行動かもしれません。
嬉ションを辞めさせるには?
犬生2度目の室内ドッグカフェ。今回は嬉ションしなかった、頑張ったね。#イデッター pic.twitter.com/xTExyzX0e5
— Canis @ISC狼舎 (@kemonomon) June 29, 2018
帰宅したり、たくさん遊んだりするたびに嬉しいと思ってくれるのはこちらもうれしいです。
けれどそのたびにおしっこを拭いて回るのも大変。
そんな時はどうすればいいのでしょう。
興奮させない
テンションが最高潮に高くなった時に排尿するもの。
なので興奮していると感じたら、距離をとりましょう。
近づいてきてもスルーしてください。
完全に落ち着いたら声をかけてあげるようにしましょう。
帰宅時の行動
帰ってきて、うれしいからと高い声で名前を呼んだりするのは我慢しましょう。
大好きな飼い主さんがただいまと大げさに反応してしまうと、興奮を助長させてしまいます。
なので、帰宅して落ち着いたことを確認してから、ゆっくりと声をかけてあげましょう。
指示をきくようにする
少し落ち着いたなと思ったら、「お座り」や「伏せ」などのコマンドを出してあげましょう。
そうすることによって、落ち着きを取り戻すことがあります。
出来たら褒めることも忘れずにしてくださいね。
ビビりションって?
チロルこう見えてガウガウ犬なんです
超ビビリで目の前に人が来ると噛むしビビリションするし、その人がおやつあげようが食べないし。
なので今学校で犬の社会学んでます🐶
私が消えると先生に抱かれても大丈夫みたい!一緒に成長していきます(^。^) pic.twitter.com/uKEapLlXAP— 、 (@dogmtlvv) September 21, 2017
嬉ションとは反対のビビリしょんという言葉を聞いたことがありますか?
言葉どおり、犬が恐怖や不安を感じたらしてしまうおもらしのこと。
ドラマや映画などで、人間もとてつもない恐怖を感じたら「ちびった」と言いますよね。
それとまったく同じ意味です。
犬も、恐怖心からおしっこを漏らします。
所謂「ビビリ犬」と呼ばれていますが、ビビリは生まれ持った性格がほとんどなのだそう。
保護犬などに見られる虐待されたことで警戒し怖がるという行動は、時間をかけて克服できます。
けれど、元の性格がビビリなのは、克服することは難しいのだそう。
他の人の力を借りる
しかし、ビビリな性格を直すことは無理でも少しでも緩和させる方法はあるそうです。
ドッグトレーナーや獣医師の力をかりて、そういったものに少しずつ慣れさせていくと恐怖心が収まっていくかもしれません。
まずはなにが怖いのかを知ることから始めてみましょう。
たとえばお散歩中に怖い場所があるのだとすれば、そこを通らないようにするなど。
そういったことから徐々に始めていくと、少しずつ怖いものに対して気にしなくなっていきます。
ビビリは生まれ持った性格です。
決して犬や飼い主さんが悪いわけではないです。
二人三脚で、少しでも緩和できるよう頑張ってください。
まとめ
昨日4月30日。
犬が二歳の誕生日を迎えました。初めて会った夜。私を見て胸に飛び込み盛大に嬉ションをした、君。
強面?いつだって愉快な顔をする、君。
私から決して離れない、君。
今年もたくさん、一緒に出かけよう。
願はくば、君の一生に私がずっと寄り添えますように。 pic.twitter.com/Y2567erGrB
— ジョーは犬&猫と添い遂げる家を買いリフォーム中 (@6464prpr) May 1, 2018
嬉ションやビビりしょん。
嬉しさや恐怖さを様々な方法で教えてくれる犬たち。
私の愛犬も、嬉ションを毎回します。
嬉しくていつも出迎えてくれ、愛おしくなります。
だからこそ、犬と自分の為にも、最善の方法で対処してあげてください。
後処理が大変でも決して叱らないことが大切です。
飼い主さんが大好きだからこそしてしまう行動。
そこをきちんと理解した上で、愛犬との接し方を考えてみてくださいね。
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