オクラの旬は夏。
サッと茹でて鰹節と混ぜ合わせたり、ザクザク切ってドレッシングと和えたりと、特別な調理テクニックも必要なく、手軽にいただくことができる代表的な夏野菜です。
栄養価も高く、プチプチっとした食感と、独特な「ぬめり」が特徴的なオクラ。
夏バテ予防にも良いとされ、私たちの夏の食卓には欠かせない野菜ですよね。
では、犬にとってはどうなのでしょう??
オクラは人にとって健康食材なら、犬に与えても体に良いのかどうか?気になるところです。
人が食べれても、犬は食べられない物もありますので、一度確認しておきたいところ。
ということで、今回は犬にとってオクラの栄養素はどんなメリットがあるかのか調べてみました。
それでは早速見ていきましょう!
オクラは犬が食べても大丈夫?
結論から申し上げますと、犬はオクラを食べても大丈夫です!
また、オクラの中には白い種が入っていますが、この種を犬が食べても問題はありません。
オクラは、焼いても、茹でても、生でも、犬に与えることができます。
あまり生でオクラを食べる方は少ないかもしれませんが、新鮮な生のオクラはシャキシャキしてて美味しいですよ。(^^)
ただ、大きく育ちすぎて硬くなってしまったものは、あまり生食には向かないかもしれません。(;´・ω・)
生のままのほうが栄養もそのまま壊さずとれるので、新鮮なオクラが手に入ったら、ぜひ生食にもチャレンジしてみましょう!
それと、オクラを茹ですぎると、ネバネバの成分が外に出てしまい、栄養価が落ちてしまいます。茹で時間は2分を目安にサッと茹でる程度がいいでしょう。
与える際は消化しやすいように、細かく刻んであげるのも忘れないであげてくださいね。
オクラの良いところは?
オクラのぬめり成分には、美肌効果や老化予防が期待できるとして、女性からの人気を集めています。
では、犬にとってはどんな効果があるのでしょうか?
なんとなく体に良さそうなイメージのオクラですが、実際にはどんな成分が犬にとってメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。
ペクチン
オクラ独特の「ぬめり成分」の一つが、ペクチンと呼ばれる水溶性の食物繊維です。
βカロテン
オクラには、βカロテンも含まれています。
βカロテンには抗酸化作用がありますので、ガンの予防や老化予防に効果的と言われています。
また、オクラに含まれるβカロテンは、必要な量だけ体内でビタミンAに変換するという優れものです。
ビタミンAは、視力を維持するには欠かすことのできない栄養素でもあります。
カリウム
カリウムは、体に含まれている余計な塩分(ナトリウム)を排出する効果があることから、利尿作用や血圧を下げる働きがあります。
新鮮なオクラの選び方
せっかく、愛犬にオクラを味わってもらうんですから、新鮮なものを選びたいですよね!
スーパーでは10本ほどネットに入って売られているのを良く見かけます。オクラを選ぶポイントとしては、
- オクラの「うぶ毛」が、びっしり密生しているものが新鮮
- ガクの角がピンと張っていて、黒く変色していないものが新鮮
- 鮮やかな緑色をしているもの、大きさや形が揃っているもの
などが、新鮮さの目安となります。
オクラは大きくなりすぎると、実が硬くなり苦みも出てきます。
また、中にある種も大きくなってしまいますので、愛犬の消化にはあまり良いとは言えません。
小ぶりで、ほどよいサイズのものが、飼い主さんも愛犬も美味しくいただけるのでおススメです。
オクラは水分が抜けやすい野菜ですので、選ぶときは実際に手に持って、重みのあるオクラを選ぶと良いでしょう!
さいごに
オクラは犬にとっても健康食材であることが分かりました。
夏バテ予防という観点で言えば、疲れて弱りがちな胃腸の回復を助けてくれる効果も期待できますので、ぜひ手作りメニューなんかにも取り入れていきたい食材ですよね。
しかし、体に良いとは言えど、食べ過ぎは消化不良の原因になってしまいます。
与える量の目安は1本(およそ10g前後)程度が適量かもしれません。まずは少量から与えて、様子をみながら量を調整してあげるのも大切です。
暑さに参ってしまうと、どうしても冷たいものをとり過ぎてしまいますが、そうすると胃腸が弱ってしまいます。
そんな暑い夏には、オクラを食べて元気に乗り切りましょう!