古代の昔から犬は人間の群れに組み込まれ、番犬として人間に貢献してきました。
番犬には広い意味では牧羊犬なども含まれますが、人間とその家や財産を外敵から守る犬のことを番犬と呼ぶのが一般的です。
現在の多数の犬種の中にはとくに番犬に向いた性格を持つものがあり、ここではそれらに加えて、逆に全く向かない犬種などもご紹介します。
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番犬にはこんな犬が向いている!
またまだ子犬っぽい表情😄最近ちょっと大人になって番犬するようになったり秋田犬らしい性格になってきた気が…人も犬も誰でも『遊んで❗』って感じののおっとりのほほんな性格から、かなり頑固物に😅昭和の根性論が通じない繊細で神経質な今時令和男子です‼️(笑) pic.twitter.com/GOnu6BcU0R
— りなおとおかか&もずく (@rina_o_xxx) May 23, 2022
どんな性格のワンちゃんが番犬に向いているかを語る前に、そもそも番犬にはどんな役割が与えられているかを考えてみます。
まず一番に挙げられるのは、飼い主の家(自分が住む家)に侵入しようとする不審者を見つけて、それを吠えて飼い主など周囲に知らせることです。
大きく強いワンちゃんならそのまま不審者を制圧することができ、小さなワンちゃんでも甲高い声で遠くまで知らせることができます。
番犬に向いているとされるワンちゃんには次に挙げる資質が求められています。
強い警戒心を持っている
家に入り込もうとしている、あるいは入り込んだ侵入者を、知らない不審者として認識する警戒心が必要不可欠です。
強い縄張り意識を持っている
これも侵入した見知らぬ人間や動物を追い払うために必要な資質です。
この意識が薄いと、不審者を気分次第で吠えることなく見逃してしまうことがあるからです。
性格が勇猛果敢である
不審者を発見したなら、それを追い払わなければなりません。
見た事のない人間や動物に立ち向かう、家族を守る心と勇敢な性格であることが重要とされています。
ただこの場合の勇敢さとは、知らない人に対して全て攻撃的に立ち向かうというものではなく、飼い主さんや家族の命令には従うといった従順さを持ち合わせているのが理想です。
的確な状況判断ができる
家族の他に家に近づく人間や動物に対して、全部吠えて追い出せば良ということにはなりません。
たまに家に来る親戚、毎日のように来る郵便や新聞の配達員、あるいは宅急便の配達員などを見極めて、侵入者を吠えて追い出すべきかを判断する能力も必要です。
飼い主や家族に忠実である
飼い主や家族の命令をきちんと聞くことできないと、必要以上に吠え続けたり攻撃したりし続けることでしょう。
どれほど興奮していたとしても、飼い主や家族の声をしっかり聞き分けて命令に従う忠実さも重要な資質です。
大型犬でないと番犬はできないの?
我が家の番犬 pic.twitter.com/CcmmKwbkhO
— らとえる (@Freeze_ratoel) December 7, 2023
不審な侵入者を制圧するには、やはり屈強で力のあるドーベルマンやボクサー、日本ならば秋田犬のような大型のワンちゃんが番犬に適していると言えます。
しかし、家の中の家族に知らせるだけで良いのであれば、甲高い声で吠え続ける小型のワンちゃんでも立派に番犬としての務めを果たすことができます。
番犬に向いている小型犬とは?
小型のワンちゃんを番犬にする場合、最も大事な要素はよく吠えることです。
吠えることはワンちゃんにとってコミュニケーションの手段であり、狩猟などで吠え声が遠くまで通るように改良されてきました。
そのため、番犬に適した次の小型のワンちゃんたちは、いずれも遠くまで聞こえる声で吠えて不審な人間の侵入を教えてくれます。
- チワワ:世界一小さいとされているが勇敢で、不審者をしっかり区別できる
- ヨークシャーテリア:おとなしそうに見えて勇敢で、自分の縄張りを頑なに守る
- ダックスフンド:自立心旺盛で、状況判断に優れたところがある
- ミニチュアピンシャー:見知らぬ人には攻撃的になる事があり勇敢に立ち向かう
日本犬は番犬に向いているってホント?
番犬中❗ pic.twitter.com/dN2W2rdjr9
— りなおとおかか&もずく (@rina_o_xxx) December 8, 2023
日本原産の純血種として認められているのは柴犬・秋田犬・紀州犬・北海道犬・甲斐犬・四国犬の6種で、これらのワンちゃんたちを総じて日本犬と呼んでいます。
それぞれ大きさや顔立ちが違いますが共通している点は、自分の判断で行動することが多く、しつけが難しいということです。
その理由として、これらのワンちゃんたちは自我の意識が強く、神経質で警戒心が強いことから見慣れない人には攻撃的になることがあり、縄張りに入られることを嫌うことがあります。
つまり、先に挙げた番犬の条件を見事に兼ね備えているワンちゃんであると言えるのです。
番犬に向かない犬種とは?
🐶もぉ〜
いくつ寝ると〜
クリスマス〜🎄🎶僕は大好きなフルーツ(出来れば高級なの)とお野菜をサンタさんに頼んだけど、🎅お家に来てくれても多分気がつかないな〜
僕は常に爆睡しちゃうから💤
番犬失格🐾🥶🙅♂️ pic.twitter.com/o095Efo9K8— ハッシーさん (@mensuki_men) December 16, 2023
これはひと言でいうと、いつも穏やかで人懐っこい性格のワンちゃんたちです。
犬種で言うとゴールデン・レトリーバーやラブラドールレトリーバーなどのレトリーバー種や、外見に合わず社交性があって人懐っこいとされるシベリアン・ハスキーなどを指しています。
これらのワンちゃんたちはともすると、家に侵入しようとしている泥棒を見つけても、シッポを振って歓迎してしまうという笑えない話もあるほどです。
誰にでもフレンドリーで優しい性格とされる犬種のほかには、あまり吠えないので飼育しやすいとされる犬種もまた、番犬向きではありません
番犬に適した犬種とは?番犬に向かない犬種もご紹介・まとめ
ぐっメイにーん🐾
立派に番犬しております🐕
今日もワンだふるな1日をฅ^•ﻌ•^ฅ pic.twitter.com/56L1OIWDk5— もこもこメイちゃん🐾【Alaskan Malamute】 (@Malamute_Mei) December 8, 2023
最近は、家の外に飼い犬をつないで番犬とすることが少なくなっているとされています。
ドーベルマンや秋田犬などの大型犬でさえ、室内飼育する飼い主さんが増えていて、番犬に向いた犬の概念が変化しつつあるとも言われています。
そのように番犬を巡る状況が変化していようとも、大型犬にせよ小型犬にせよ番犬として飼うのであれば、飼い主さんが群れ(家)のリーダーとして愛犬を確実に制御できなければなりません。
つまり、番犬には、しっかりしつけをしておくことが何よりも大切ということになります。